ババ・ヴィダ城塞の屋上と11の塔、重厚感抜群のそびえ立つ要塞【ヴィディン】
ヴィディン(Видин)のババ・ヴィダ城塞内部を見学しました。中央のギャラリーになっている広間から各部屋へ通じる入り口がありますので入ってみましょう。
要塞内部の各部屋が中世の時代にどのように使われていたかを知るために人形を使って再現されています。この奥には薄暗い拷問部屋があって、やつれた人とはりつけにされた骸骨がいてまるで悪臭でも漂ってきそうな恐ろしさでした。
他にも白い馬の模型に乗ったり、頭のない兵士の人形に自分の顔を乗せて記念撮影できます。
人形がいる部屋は広間を挟んで向かい側にもあります。
武器作りの部屋でいくつか武器も展示されていました。
この人形のいる部屋の天井はわりと高く作られています。
また窓は壁に対して斜めに作られています。
広間の右奥のほうに扉に隠された螺旋階段があります。一人ずつしか通れない、壁にこすれるような狭い階段を上まで上ると屋上まで出ました。せっかくなのでメインの坂道を登って屋上に出るより、ここから上って来れたら嬉しいです。
1階のギャラリーになっている広間を見下ろすことができます。
草花が咲き乱れている屋上にはいくつか大砲があって、上に乗っかって写真を撮る人もいます。
1階から屋上に登るメインの傾斜路は、広い石畳の坂道になっていますが、柵がないのであまり近づくと落ちる可能性があるので注意です。この要塞にはこの時アメリカ人の年配の方の団体ツアーが来ていました。アメリカからブルガリアを選んで来てくれるとはいいセンスしてますね!
要塞の屋上からドナウ川の下流の方を臨む見張り塔です。狭い隙間から外の様子が伺えます。
この要塞に来る途中で見た地元の子供たちが遊んでいる川辺に向かうアーチが見えます。
今度は屋上から川の上流の方へ向かってみます。よく目立つ城壁から飛び出たようなオーストリア帝国時代に建てられた円形の塔が見えます。それぞれどの時代に建てられたかは入り口の要塞内の案内地図を見ると色分け区分されいるのでわかります。
さすがに狭い通路は柵が備えてありました。
伸びた草が生い茂り、赤いポピーに黄色や紫など様々な花が咲く屋上はたまに下の階へ降りる階段が隠れていることがあって、落ちないように気をつけないと危険です。この正面にも小さな穴がますが崩れそうな階段に草がたくさん生えていて、下には滑って降りられそうにもありません。安全面は気になりますが、どこもかしこも立ち入り禁止で制限されすぎていない点は見栄えが良くて素晴らしいです。
ドナウ川とは反対方向の屋上にはさらに塔への入り口が存在します。団体さんたちは時間制限があるせいかあまり長く滞在していられないので、奥のほうや細かいところまで見られなくて残念です。
真ん中の塔の中からもう一方の背の高い塔を見た様子です。この窓のある部屋へは老朽化した木製の階段を上り下りしたので、段を踏むたびにきしんでいて少し怖かったです。要塞の入り口を出るときこの塔の真下の敷地へも行ってみました。複雑に増築し構成された要塞内部をあちこち見学できて、要塞が好きな方もただ観光に来た方も満足できるに違いありません。
このあとはヴィディンを出発し、南にある赤い奇岩のある町ベログラドチク(Белоградчик)に向かいます!
ババ・ヴィダ城塞
開館時間 : 4月1日-9月30日
月曜から金曜 8:30 - 17:30
土曜、日曜 9:00 - 17:30
10月1日-3月30日
月曜から金曜 9:00-17:00
土曜、日曜 10:00-17:00
入場料 : 学生、シニア2レヴァ(約140円)
大人4レヴァ(約280円)
ガイドツアー20レヴァ(約1400円)
無料開放日 : 毎月最終木曜日、5月18日(国際博物館の日)
住所 : Baba vida, Vidin, 3700 Bulgaria
e-mail :museumvd@mail.bg
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