「民族博物館」石畳の小道に木造の扉・近代の人々の暮らしと道具【ヴァルナ】

公開日 : 2014年10月05日
最終更新 :
" src=

黒海に面する町ヴァルナ(Варна)の旧市街には民族博物館(Етнографски музей)があります。それは車の通れない緩やかな階段の途中に入り口があり、敷地内では1860年築のブルガリア民族復興期時代の家屋が利用されています。博物館の前は石の道に石の壁で雰囲気は抜群に良いです。敷地の外からも博物館の雰囲気が伝わります。

" src=
" src=

休館日は4月から10月の夏季は月曜日ですが、11月から3月の冬季は土曜日と日曜日の2日間が閉館となっていて、季節によって休館日が変わっていました。手書きで小さく張り紙があったので受付の方にも確認を取りました。冬は平日しか開いていないので注意です。

" src=
" src=

こじんまりとした博物館は古いアパートや新しいアパートに囲まれています。

" src=

威厳がある木造の民族復興期の建築物は、後世に残していく重要な財産だと思います。敷地の扉を開け中庭に入ると、女性たちが麗らかに日向ぼっこしていたのが、私の来訪に気づき博物館の入り口の鍵を開け、各自担当の配置に着き始めました。

" src=
" src=
" src=

入ってきた扉は大きな木製で重厚感があります。

" src=
" src=

館内は昔の労働に使われた道具が驚くほどたくさん並び、農業、畜産、養蜂、魚釣り、ワイン製造、工芸品と様々な分野にわたっていました。樽、銅細工、毛皮や手織りなどの手工業製品も充実した展示で、主食のパンに関しても小麦など穀物の収穫や保存、パン作りに必要な道具が、人々の暮らしに欠かせないこととして多く紹介されています。また乳製品に関わることの、牛乳の加工や保管用の容器に、羊飼いの装飾品や衣類も特徴的でした。

" src=

2階の民族衣装の紹介ではヴァルナ地方の伝統衣装と、トラキア、小アジア、マケドニアから移住したブルガリア人の衣装も展示され、お祭りやお祝い時の衣装も加え、デザインの異なるたくさんの衣装が人形に着せられ紹介されていました。さらにそのような特別な時に食べる大きな丸パン、ピトカ(питка)も飾られていました。チケット売り場ではこれらの民族衣装を着た人や、お祝いのパンのポストカードが売られています。

3階は貴族の部屋のような、豪華なカーテンやじゅうたんの敷かれた銀食器の並ぶテーブルや、寝室のある階となっており、私がドナウ川沿いの町スヴィシュトヴ(Свищов)に行ったときに見た、アレコ・コンスタンティノヴ生家博物館(Къща-музей „Алеко Константинов")で見たような内装を彷彿とさせました。

オフィシャル観光サイトでは館内の展示物の様子も掲載されています。(音量注意)

" src=

民族博物館(Етнографски музей, ヴァルナ)

開館時間:(夏季)4月‐10月、10時~17時

     (冬季)11月‐3月、10時~17時

休館日:(夏季)4月‐10月、月曜日

    (冬季)11月‐3月、土曜日、日曜日

入場料:大人4レヴァ(約278円)

    子供、学生、年金生活者2レヴァ(約139円)

ブルガリア語案内:20レヴァ(約1392円)

住所:ul.22 Panagyurishte, Varna 9000, Bulgaria

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。