麗らかな春の田園風景・長距離電車からみる景色
プレヴェン駅を16時頃出発した列車はヴァルナ方面に向けて走り出しました。上天気の中、春の田園風景が美しかったです。
喫煙者はホームで電車を待ち、タバコを吸わない人は基本、駅構内の待合室で待ちます。
しかし指定席に偏りがありだんだん乗客が下車して減り、他のコンパートメントは空席か貸しきり状態なのに対し、私の座る席のコンパートメントだけ8人掛けの満席状態というのは、非常に窮屈に感じました。さらに窓も開かず直射日光が当たり暑く、廊下との仕切りのドアを近くの人が開けていてくれて、車両は古いせいか常に小刻みに揺れるので、頭がずっと座席の背もたれに当たってあまり快適ではないうえ、荷物が多いと電車の降車の段差に苦労しましたが、景色だけは楽しめました。
別の路線との乗換え駅であるゴルナ・オリャホヴィツァ(Горна Оряховица)では15分ほど停車し、その間に売店に寄るためだったりタバコを吸ったり外に出る人もいます。お菓子を陳列した売店の目の前に停車しました。
この季節には線路に黄色い花が咲いていました。
この路線は緩やかな丘を眺めながら広い田園風景と空が広がり、時に歴史のありそうな古い村が現れ、いくつか小さな駅を通過し、列車は山に挟まれた中のカーブした線路上をゆっくり走り、時にはスピードを増し、湖が見えたり牛や羊の群れが点々としていたり、遠くの方に崖が連なっていたり見ごたえがあります。
電車は進んでいきます。ブルガリア語で汽車が走って煙が出る擬音語を「プフパフ・プフパフ」と言います。このとき両手を頭上にあげて交互に手を上げ下げ、煙が次々出て行く様子を表します。日本語だとシュシュポッポと両腕で車輪が回る様子を表しますね。
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