記念撮影にも!フォトジェニックなライラック庭園イベント

公開日 : 2018年05月11日
最終更新 :
筆者 : 東リカ

「地球の歩き方」読者の皆様、こんにちは。ポートランド在住の東リカです。

アメリカ北西部の春は、あちこちに花々が咲き誇り、とても素敵です。今回は、ポートランドから少し足を伸ばして、ライラックが見頃を迎えている「Hulda Klager Lilac Gardens」をご紹介します。

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「Hulda Klager Lilac Gardens」は、国定史跡(National Historic Site)にも指定されている1880年代のビクトリア調ファームハウスと庭園です。場所は、ポートランドのダウンタウンから車でI-5を40分程度北上したワシントン州ウッドランド。

毎年、ライラックが開花する母の日前後の3週間、「ライラック・デイズ」と称して、ライラックの販売やファームハウスの公開を行っています。

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2週間ほど前に出かけてきましたが、白、黄色、ピンク、薄紫、濃い紫、バーガンディーと様々な色のライラックが咲き誇っていました。

庭園内には、花の撮影はもちろん、おしゃれをして写真撮影に来ている家族やカップルの姿もありました。

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歴史あるファームハウスは、「赤毛のアン」の世界のような可愛らしい印象。ちょうど「赤毛のアン」の本をシリーズで読んでいる長女にそう言ったところ、「もっと(アンを引き取った)マリラの家はもっと片付いてるはず」と言われてしまいましたが・・・。家の中では、クラガー家の歴史を知ることができます。

またキルトの展示もされていました。

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この家で暮らしたHuldaさんは、長い年月をかけて交配により何種類もの新種のライラックを生み出しました。そして毎年ライラックが満開を迎える頃、庭を一般公開し、「ライラック・レイディ」と慕われていました。

1948年、彼女が83歳の時にコロンビア川の氾濫により、丹精込めて作り上げた庭のほとんどのライラックの木が流されることがあったそうです。その時には、これまでに彼女からライラックを譲り受けた人たちがその苗木を持って集まり、また様々なライラックが咲き誇る美しい庭を再現することができたそうです。

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美しいライラックは香り高いものが多く、庭園を散歩すると、とてもいい香りに包まれました。ブーケや苗木も販売していたので、苗木を数種類、買って帰りました。

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今年のライラックデイは今週末の母の日まで。それ以外の期間も、庭園は一般公開しています。ぜひ出かけてみてくださいね。

住所:115 S Pekin Rd, Woodland, WA 98674

電話: (360) 225-8996

筆者

ポルトガル特派員

東リカ

ポルトガル、リスボン在住のフリーライターです。

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