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ポルトガル/ポルト特派員ブログ Yuka

ポルトガル・ポルト特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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みなさんこんにちは、ポルト特派員のYukaです。


厚手のコートにマフラーをする日もあった先週と打って変わって、今週からようやく春らしい暖かい気温になりました。
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木々も葉っぱつけ始め、ますますきれいになっていくポルトの街です。


さて今回はタイムリーな話題をひとつ紹介します。
ポルト観光の見所の一つであった「ボリャオン市場/Mercado do Bolhão」が来月5月より改修工事のため閉鎖されます。
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ボリャオン市場は新鮮な野菜や肉、魚、花などを売るいわゆる「市場」としての面と、コルク製品や絵葉書、ストラップなどのお土産を売る「観光地」としての面を併せ持つ場所で、地元民にも観光客にも愛されてきました。
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↑多くの人で賑わう市場。
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↑市場は二階建て。
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↑商品は量り売りが主流でポルト市民の暮らしが覗けます。
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↑コルク製品やポルトワインの小瓶、ポルトガルのシンボル「ガロ(雄鶏)」のキーホルダーなどはお土産にぴったり。


ボリャオン市場が建設されたのは1914年。
すでに100年以上の歴史をもちその老朽化が進んでいました。
5月から開始する工事に向け、4月中にはすべてのお店が現在の市場から撤退します。
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↑ほとんどの二階のお店はすでに撤退しています。


市場のお店の多くは工事の間、近くのショッピングセンター「La Vie Porto」に作られた臨時市場へ移動することになっています。
お店によっては工事が完了するまで休業するところや、他の場所で商売を続けるところもあります。


工事期間は約2年を予定し、歴史ある市場の伝統はそのままに新しく生まれ変わるようです。
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↑改修工事に向け閉鎖される市場を惜しむカモメ。


現在のボリャオン市場も建物の古さはあるものの歴史が感じられて好きだったので改修されてしまうのは少し寂しいですが、きれいになったボリャオン市場も楽しみです。


ボリャオン市場が閉鎖されている間(2020年完成予定)にポルトいらっしゃる方は臨時市場へ足を運んでみてください。


*――――――――――――――*


・ボリャオン市場の移転先
<La Vie Porto>
【市場スペースの営業時間】
 平日:7:00~21:00
 土曜:7:00~19:00
 ※お店によって時間が異なります。
【市場スペースの休業日】日曜
【住所】508, Rua de Fernandes Tomás 506, 4000-211 Porto, Portugal


2018年4月17日

みなさんこんにちは、ポルト特派員のYukaです。


今回はポルト中心地区「ボリャオン/Bolhão」にあるポルトガルの島「アソーレス諸島/Ilha dos Açores」の物産を扱ったお店を紹介します。
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↑店内はアソーレス諸島のきれいな写真が飾られています。


お店の紹介の前に少しアソーレス諸島について紹介します。


アソーレス諸島とはポルトガル本土から約1200km離れた大西洋に浮かぶ9つの島々のことです。
一年を通して温暖な気候に恵まれ、「大西洋の真ん中で最も神秘的な場所」と呼ばれるほど広大で美しい自然に囲まれた場所です。


アソーレス諸島のひとつ、「ピコ島/Ilha do Pico」は標高2351mのポルトガルで最も高い火山「ピコ山」を有しており、ピコ島のブドウ畑は世界遺産にも登録されています。
また「テルセイラ島/Ilha Terceira」には「アングラ・ド・エロイズモ/Angra do Heroísmo」という大航海時代、新大陸への中継地として栄えた世界遺産の港町があり、自然だけでなく歴史のある島々でもあります。


今だ知名度の低いアソーレス諸島ですが一度は行ってみたいと思わせる神秘的な魅力を秘めた島々だと言えるでしょう。
ちなみにポルトガル本土とは―1時間の時差があります。


さて先日、そんなアソーレス諸島の物産を扱ったお店をポルトで見つけました。
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↑その名も『メルカディーニョ・ドス・アソーレス/Mercadinhos dos Açores』。
ボリャオンにあるショッピング通り、「サンタ・カタリーナ通り」の一本奥の「アレグリーア通り/Rua da Alegria」にあるちょっと気づきにくい外観のお店です。


(サンタ・カタリーナ通りについての記事はこちら↓
「ポルト随一のショッピング通り『サンタ・カタリーナ通り』の見所を紹介!」
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↑店内はアソーレス諸島の物産がづらっと並びます。
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↑こちらはアソーレスで育ったフルーツで作ったリキュールです。
マラクジャやパイナップル、八角などいろいろな味があります。
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↑アソーレスではお茶も有名です。
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他にもソーセージやチーズ、ワイン、ハチミツ、ジャム、唐辛子のペースト、魚介の缶詰など自然が豊かなアソーレスには特産品がたくさんあります。
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↑アソーレス諸島のひとつ「グラシオーザ島/Ilha da Graciosa」の伝統的なお菓子「ケイジャーダ/Queijada」を買ってみました。
パリパリの薄皮にシナモンの風味がする生地の入ったお菓子です。


ケイジャーダはリスボン近郊の世界遺産の街「シントラ」のものが有名ですが、ポルトガル各地で作られその土地によって味の異なる豊富なバリエーションをもつお菓子です。
「ケイジョ/Queijo」は「チーズ」という意味するものの、チーズが入っていないケイジャーダもありこれは入っていないものでした。


一度は行きたいアソーレス諸島、ただそこまで足を延ばせないという方でもアソーレスの物産を買うことができるおすすめのお店です。


*――――――――――――*


<メルカディーニョ・ドス・アソーレス/Mercadinho dos Açores>
【営業時間】月曜~土曜 10:00~19:00
【休業日】日曜
【HP】http://www.mercadinhodosacores.pt/index.html
【住所】Rua da Alegria Nº 250 4000-034 Porto, Portugal


2018年4月13日

みなさんこんにちは、ポルト特派員のYukaです。


4月に入りここポルトでは、春の花が咲き始め少しずつ緑が生い茂り始めました。
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とはいっても春はまだまだ雨の多いポルト。
このままだと暖かい春をすっとばしてそのまま夏に突入しそうです。


さて今回は、先日参加したポルトガルの修道院菓子の教室の様子を紹介します。
ポルトガルにはたくさんの修道院で生まれたお菓子があり、伝統菓子として現在もカフェやレストランなどで食べられています。


修道院菓子は卵黄がふんだんに使われているのが特徴。
特にポルトガルの修道院菓子は「卵黄・砂糖・アーモンド」この三つの食材が使われていることが非常に多いです。


今回私が修道院菓子を習ってきたのはポルト中心地区「ボリャオン/Bolhão」にある「Escola Pasgelpan」というお菓子教室です。
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「Pasgelpan」では教室の他に結婚式などのためのケーキや料理機材の販売なども行っています。
今回参加したのは9:30~18:30(昼休憩1時間)で12個の修道院菓子を作るクラスです。
授業料は80ユーロ、ポルトガル語で行われます。
参加者は4人でした。
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↑教室の様子。
写真右には大量の卵が積まれており今回のクラスで100個以上の卵を使いました。


ここからは今回作ったお菓子を順に紹介していきます。
特定の地域の伝統菓子の場合、その地域名をお菓子名の下に記載しています。


①『クレーム・デ・オヴォシュ/Creme de Ovos』
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ポルトガルの伝統菓子の基本となる卵黄クリームです。
材料は卵黄、砂糖、水といたってシンプル。
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↑「アベイロ」という街の最中のような皮で包まれた伝統菓子「オーヴォシュ・モーレシュ/Ovos Moles」の中身もこの卵黄クリームです。


②『フィオシュ・デ・オヴォシュ/Fios de Ovos』
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日本でいう鶏卵素麺。
ポルトガルから日本にやってきたお菓子はいくつかありますが鶏卵素麺もその一つです。
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↑沸騰させた砂糖水に細く卵黄を流して作ります。


③『トロウシャシュ・デ・オヴォシュ/Trouxas de Ovos』
地域:カルダシュ・ダ・ハイーニャ/Caldas da Rainha
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卵黄を焼いた生地を薄く延ばし、鶏卵素麺を巻いたお菓子です。


④『トルタ・デ・ラランジャ/Torta de Laranja』
地域:アルガルベ/Algarveもしくはセトゥーバル/Setúbal
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卵黄と砂糖の生地にオレンジの皮と汁を混ぜて焼き、タルト状に巻いたお菓子です。
オレンジの風味が効いていてさわやかでおいしいです。


⑤『パン・デ・ハーラ/Pão de Rala』
地域:アレンテージョ/Alentejo
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アーモンドのペースト、鶏卵素麺、かぼちゃのペーストで層を作ったケーキです。
粉砂糖、鶏卵素麺で飾っています。


⑥『パンピーリョシュ/Pampilhos』
地域:サンタレン/Santarém
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全卵、小麦粉、バターでできた生地を薄く延ばし卵黄クリームを塗り丸めて焼いたお菓子です。
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↑クリームがはみ出ないように丸めるのが難しい!


外側の生地がサクサクしていてとても美味しいです。


⑦『パン・デ・ロー・ウミド/Pão de Ló Húmido』
地域:オバール/Ovar
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「ウミド」は「湿った」という意味で、このお菓子はカステラの起源となったと言われる「パン・デ・ロー」の中が半生のタイプです。
以前のブログで紹介した「パン・デ・ロー・デ・オバール/Pão de Ló de Ovar」のことですが、オバールで作ったものでないと「パオン・デ・ロー・デ・オバール」と名乗ることはできません。
焼く時間を長くすると普通の「パン・デ・ロー」になります。


⑧『フォゲッテシュ・デ・アマランテ/Foguetes de Amarante』
地域:アマランテ/Amarante
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ウエハーペーパーという食べられる紙でアーモンドの生地を包み、両端に鶏卵素麺を詰めたお菓子です。
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↑かなりほろほろのアーモンドの生地を手でぎゅっと固めて紙で包みます。


⑨『カスターニャシュ・デ・オヴォシュ/Castanhas de Ovos』
地域:ヴィゼウ/Viseu
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アーモンド粉と卵黄、砂糖でできた生地を丸めて焼いたお菓子です。
写真手前は焼かないバージョン、奥は焼いたバージョンです。
焼かない方にはシナモンをふりかけました。


⑩トウシーニョ・ド・セウ/Toucinho do Céu
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アーモンドのスライス、卵黄、砂糖の生地を焼いたケーキです。
上には粉砂糖、シナモンがかかっています。
ポルトにあるレストランでよく見かけるお菓子です。


⑪バヒーガシュ・デ・フレイラ/Barrigas de Freira
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バゲットの外側を包丁でそぎ中身を削ったものと卵黄、砂糖水を混ぜ小さなカップに盛り付けたお菓子です。
パンが入っている面白いお菓子ですが、食べてみるとあまりパンの味はしません。


⑫『ピートシュ・デ・サンタ・ルジーア/Pitos de Santa Luzia』
地域:ヴィラ・ヘアル/Vila Real
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卵黄、かぼちゃのペーストを混ぜたクリームを小麦粉、砂糖、ラード、牛乳でできた生地で包んだ焼き菓子です。


以上が今回の教室で習った修道院菓子の紹介です。
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↑今回作ったお菓子。
一回のクラスでこれだけのお菓子を習えると思うとかなりお得です!


どのお菓子も基本的な材料は卵黄、砂糖、アーモンドといった感じで変わらないのですが、鶏卵素麺のように細くしたり、ロールケーキのように巻いてみたりなど形を変え、様々な種類のお菓子が生まれたのだなと思うと興味深いです。


修道院菓子は卵黄と砂糖たっぷりでできているのでとても甘いのが多いのですが、今回習ったお菓子の中では
⑥パンピーリョシュ
⑬ピートシュ・デ・サンタ・ルジーア
は小麦粉の生地で包んであるので甘味が抑えられとても美味しかったです。


④トルタ・デ・ラランジャや⑦パン・デ・ローもおすすめです。


ポルトガルのお菓子屋さんやレストランでこれらの修道院菓子を見かけたらぜひ食べてみてください。


*――――――――――――*


・お菓子教室
<Escola Pasgelpan>
※授業はポルトガル語です。
【HP】http://pasgelpan.com/store/content/8-escola-pasgelpan
【住所】Rua da Alegria 221 4000-043 Porto, Portugal


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    Yuka
    ポルト大学留学中。ポルトガル語やポルトガルの文化、歴史について学んでいます。皆さんがポルトガルに行ってみたくなるような魅力的なポルトガルの観光情報、またポルトでの留学生活を中心に発信していきます。ポルトガル料理やポルトのカフェ、レストランを紹介しているInstagramアカウントはこちらDISQUS ID @disqus_NDPLDSXVYL

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