ポルト特派員 新着記事
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みなさんこんにちは、ポルト特派員のYukaです。
東京では昨日早くも梅雨明けが発表されたようですね。
ここポルトでは気温は20度そこそこ、まだ完全に夏が来たという感じはしません。
さて今回は先日ポルトで開催された「セラルヴェス・エン・フェスタ/Serralves em Festa」というお祭りに行ってきたのでその様子を紹介します。
開催期間は2018年6月1日(金)~3日(日)、今年で15回目になるこのお祭りはなんと50時間ノンストップで行われます。
主催するのは「セラルヴェス財団」という現代アートや現代建築などを振興する財団で、ポルトにある財団の敷地でお祭りが行われます。
敷地は池や庭園などがある大きな公園になっており、「近代美術館/Museu de Arte Contemporânea」や「セラルヴェスの家/Casa da Serralves」などが建っています。
↑「近代美術館/Museu de Arte Contemporânea」。
ポルト出身の世界的な建築家「アルヴァロ・シザ・ヴィエイラ/Álvaro Siza Vieira」が設計したものです。
ちなみにポルトやポルト郊外には彼が設計した住宅やレストラン、プールなどもあります。
↑奥に見えるピンク色の建物が「セラルヴェスの家/Casa da Serralves」です。
普段は公園や美術館への入場料がかかるのですが、このお祭りは無料で入場することができます。
さあお祭りの様子を見ていきましょう!
今年のテーマは”Crossing Borders”(境界を越えて)。
このテーマを基に様々なパフォーマンスや展示、コンサート、ワークショップが行われます。
↑入口にある大きなスコップの展示。
最初に見たのは先ほどの写真の「セラルヴェスの家」の前で行われたパフォーマンス。
↑なんと人が一本のロープの上を歩いています!!
なんだかサーカスのような感じ。
見ているこっちも落ちないかハラハラしました。
続いてはこちらのパフォーマンス。
公園内の広場で行われました。
↑気球に火を送り込みその場で揚げようとしています。
↑だんだんと膨らむ気球。
もう少しで揚がりそうです。
↑揚がりました!!
しかしなんと人がぶら下がってしまっています!
こちらもサーカスを見ているような気分に。
途中ナレーションが入りながら劇仕立てで進むショー。
↑なんと最後はライフル銃を持った赤い服を着た人に、乗組員が全員打たれて殺されてしまうというエンディング。
話は理解できませんでしたが見応えのあるパフォーマンスでした。
↑公園内にはいくつか舞台が設置され、夜はコンサートで盛り上がります。
軽食やお酒の屋台もありました。
↑ポルトガルのお祭り屋台の定番、「トリッパ/Tripa」の屋台も。
クレープのようなお菓子でもちもちした食感が美味しいですよ!
↑手作りの雑貨を売るお店もあったり公園内は賑やかな感じです。
ポルトでは夏に公園などでよくお祭りが行われていますが、セラルヴェスのお祭りは面白いパーフォーマンスが見れる一風変わったお祭りでした!
以下、セラルヴェスの公園や美術館を訪れたい方のための情報と、参考までに「セラルヴェス・エン・フェスタ2018/Serralves em Festa 2018」の詳細を載せておきます。
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<セラルヴェス公園/Parque e Jardim da Fundação Serralves>
【営業時間】
平日:10:00~19:00
土日祝日:10:00~20:00
【入場料】
・公園、近代美術館、セラルヴェスの家:10ユーロ
・公園のみ:5ユーロ
※学生、シニア半額
【HP】https://www.serralves.pt/pt/
<セラルヴェス・エン・フェスタ2018/Serralves em Festa 2018>
【開催期間】2018年6月1日(金)~3日(日)
【HP】http://serralvesemfesta.com/en/
みなさんこんにちは、ポルト特派員のYukaです。
6月に入り、例年のポルトなら天気も良く夏に向かって暑くなってきているはずなのですが、今年はちょっと気候がおかしいらしく雨が続いています。
服装も長袖にコートを着る日も。
早く暖かくなってほしいです。
さて今回紹介するのはポルトガルの美味しい水「ルーゾ/LUSO」です。
ヨーロッパでは珍しく軟水で日本人の口にも合いやすくてとても美味しいです。
ルーゾの産地はその名の通り「ルーゾ/Luso」というコインブラ近郊の「ブサコ国立公園/Mata Nacional do Buçaco」のふもとにある街。
ブサコ国立公園とは宮殿ホテルが建っていることで有名な場所です。
↑周りは森に囲まれている五つ星の「ブサコ宮殿ホテル/Palácio Hotel do Buçaco」。
ルーゾに話を戻しましょう。
ルーゾの街には「サン・ジョアンの泉/Fonte de São João」があり、地元の人は大きなペットボトルをたくさん持って水を汲みにやって来ます。
↑泉は現代的な感じです。
ルーゾはポルトガルのスーパーどこでも売っています。
値段は私がよく利用するスーパーだと、一番安い水が500mlで0.12ユーロ(約16円)に対し、ルーゾの水は0.38ユーロ(約50円)と少しだけ高めです。
さてこのルーゾの水、パッケージの裏にかわいいメッセージが書いてあります。
そのメッセージをいくつか紹介します。
↑”Nunca tenho frio porque me dás sempre o teu casaco.”
「君がいつも上着を貸してくれるから寒かったことなんてないよ。」
↑”Não gosto quando adormeces a ler-me histórias, mas quero que sejas sempre tu.”
「君がお話を読んでくれながら寝ちゃうのは好きじゃないけど、やっぱり君に読んでほしいな。」
↑”Só sabes fazer uma sopa, mas é a melhor.”
「君はひとつのスープしか作れないけど、それが一番おいしい。」
↑”Gosto que venhas aos meus jogos, mesmo quando assobias ao árbitro.”
「君が審判に口笛で野次を飛ばしている時でも君が試合を見に来てくれるのが好き。」
ほっこりするようなメッセージが書いてあって、それを読むのがルーゾの水を買う一つの楽しみだったりします。
これから夏に向けて暑くなるであろうポルトガル観光のお供にルーゾのお水、ぜひ買ってみてください。