コインブラ大学が世界遺産に登録されました
22日にカンボジアの首都、プノンペンで開かれたユネスコの世界遺産委員会にて、
日本の富士山が世界文化遺産として登録されましたね、おめでとうございます!
ポルトガルからはコインブラ大学が登録されました。
ということで、昨年10月にコインブラを訪れた時の写真をひっぱりだしてみました。
写真は街を流れるモンデゴ川の対岸から撮ったものです。
コインブラはポルトに次ぐポルトガル第3の都市。丘の上の大学を中心にまちが広がっており、
人口に対する学生の比率が高いそうです。
コインブラ大学はポルトガルで1番古い大学で、1290年にリスボンで創立されたのち、1308年にコインブラに移転されました。
現在の大学は新しい部分と古い部分に分かれています。
Porta Férrea(鉄の門)前の地面のタイル細工が見事。
鉄の門をくぐれば、そこは旧大学。新大学の方とは違う雰囲気になります。
ラテン回廊と時計塔。時計塔は「カブラ」(ヤギ)と学生たちに呼ばれています。
ラテン回廊では、かつてラテン語の使用が義務付けられていたとのことです。
このラテン回廊のある建物の中には、学位授与の儀式などに使われていた帽子の間や、
川とまちを一望できるベランダに入ることができます。写真撮影が禁止されているので残念ながら紹介できませんが、もともと宮廷の広間だったということもあり、言うなれば「ハリー・ポッターのような雰囲気の部屋でした。
この旧大学の建物は、今も一部学部の授業で使われている、現役の校舎です。
世界遺産の大学に通って勉強しているなんて、すてきですね。
コインブラ大学の1番の見所は、このジョアニア図書館!
金泥細工という華麗な内部装飾や調度品に、30万冊の蔵書を誇る1724年に建てられた図書館です。
入った瞬間に感じる第一印象でため息がでてしまいます。
ここも写真撮影は禁止されているので、ぜひご自分の目で!
図書館の隣には大学の礼拝堂や博物館もあります。
旧大学の見学にはチケットが必要です。鉄の門手前の総合図書館にチケットオフィスがあるので、そこで購入します。チケットには学割も。
開館時間などの詳しい情報は大学のツアーHP(こちら)で確認してください。
今は8:30-19:00まで見学可能です。
3日前までに予約をしなければなりませんがガイドツアーもあります(週末はなし)。
こんなふうに、ポルトガルの大学生の伝統服を来た学生が案内してくれます。
この方はたまたま鉄の門の前にいた方ですが、日本語であいさつも覚えていた方でした。
日本人グループをガイドしたときに教えてもらったそうです。
ガイドの方とのそんな交流も楽しいですね。
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