ストラホフ修道院

公開日 : 2009年05月14日
最終更新 :
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ストラホフ修道院には、さまざまな本や標本、実験器具や中世の戦争で使われた武器など、

さまざまなものが並んでいます。

10世紀ごろに建てられた建物は、その後におきた、フス戦争などの戦争によって、

一度は焼失しましたが、16世紀ごろに再建されました。

まず入ると、小さな売店があります。この部屋には、聖書のコピーが置いてあります。

この聖書のコピーは、古い順に並べられており、一番古いものはこのストラホフ修道院の廊下、

突き当たりにある、ガラスのケースに入ったものです。

廊下に出ると、まず目に入るのが大きな図書館と、チェコにはまったく棲息してないと思われる動物などの標本があります。

標本の種類はとても豊富で、エイやサンゴ、亀など海にすむ生き物や、アルマジロっぽい標本などがあります。

この標本には係りの人もわからない動物がいます。嘴があり、鶏冠があり、ひれがあるものです。

廊下を進んでいくと、左側に白い背表紙の本がズラズラ並んでいます。

これは、まだ電気など無く、蝋燭の光で生活していた人たちが、薄暗い中でも判別できるようにしたものです。

内容は、医学や哲学、その他いろいろな学問についてがドイツ語と、ラテン語で書かれています。

本はまだ読めるようです。

廊下の右側には電気を発生させるための、すぐく大がかりな装置や、

トルコとの戦争に使われた船の模型、フランスとの戦争で残った砲弾などがおいてあります。

ぼくが一番興味を持ったのは、廊下の突き当たりにある木の標本です。

木の標本といっても、その物があるわけではなく、木のパーツ(根、葉、種子など)が本の形をした木箱にまとめられていて、

それが本棚に納められています。

中に入っている物は、ちらっとしか見えませんがきれいにまとまっています。

その本棚の向かいにあるのが神学の間です。入り口から見て、真っ正面の少し上にある庫は、

禁断の書物入れで、ヤン・フスが書いた本などがしまわれていました。ここも装飾が豪奢です。

(兄ボブ)

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