レーゲンスブルクで買うお土産

公開日 : 2017年08月15日
最終更新 :

ここ、中世の街並みが残るレーゲンスブルクにも、私から見ると一つだけ欠点があります。それは、お土産選びが難しいことなのです。

何が、お土産選びを難しくするかというと、簡単に言えば、有名な産物がないからなのです。

この街が栄えたのは、11世紀から14世紀。ドナウの水運を利用しての遠隔貿易のお陰です。しかし、その後は、手工業が育たなかったために衰えっていったのです。

レーゲンスブルクでの、お土産探しの利点をあえて探すと、歩いて回れる小さな街だからこそ、固定観念にとらわれず、自分の目で見て、いいと思ったものを買うことができることでしょうか。

皆さんも、観光がてら、ちょっとしたお土産を探しませんか。

気軽に買えるお土産を複数の人に、ということであれば、チューブ入りの甘いマスタード。1つ1ユーロ前後です。

この甘いマスタードは、焼きソーセージや、白ソーセージ、レバーケーゼにはなくてはならにものです。実は、ドイツ中どこでもというわけではなく、バイエルン州の南半分だけで食されるもの。レーゲンスブルクは、その甘いマスタードの先駆者である、ヘンデルマイヤー社(Haendelmaier)の地元。日本人の口にもよく合うので、旅の思い出に、ご自分用に、お友達用に買って行かれる方もいます。

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Haendelmaier's Laden

住所 : Hinter der Grieb 2

営業時間 : 10:00-18:30

会社へのお土産は、暑い季節を除いてはチョコレートなどいかがですか。ドイツ最初の喫茶店で買えるチョコレートは、人気商品です。

1686年にオープンした、このドイツ最初の喫茶店は、カフェ・プリンセスという名前です。旧市庁舎の斜向かいにあります。その頃、帝国議会のために、たくさんの立派な人がこの街に集まって来たからこそ、早々とここに喫茶店がオープンしたのです。

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1階で売っているチョコレートは、高級なものですが、手の込んだ、とっても美味しいものです。

Cafe Prinzess

住所 : Rathausplatz 2

営業時間 : 喫茶店は9:00-18:30(日曜祝日は10:00-18:30)

ご家族や、仲の良いお友達のためには、ちょっとした雑貨はいかがですか。

いくつか可愛い雑貨屋さんがあります。台所関係でも、便利グッズが色々あります。

紙ナフキンとか、スポンジ性の台拭きも、お土産としては定番でしょうか。

ご自身のためには、天然素材の手作りブラシ。昔は何件もブラシ屋さんがあったのだそうですが、今でも営業しているのは、唯一ここのお店。

イノシシの毛でできたヘアーブラシが私のお勧め。20から30ユーロくらいの予算でいいものが見つかると思います。

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Buersten Ernst

住所 : Glockengasse 10

営業時間 : 月~金曜日9:00-18:00、土曜日は9:00-14:00

帽子が好きなお洒落さんには、ドイツ最古の帽子屋さんで買う帽子。

フーットキューニッヒ(Hutkoenig)は、歴史があるだけではありません。有名にさせているのは、ディズニーの映画で使われる帽子も作っている、とか、世界中の映画俳優もここで注文している、とか、前代のカトリックの教皇もここで帽子を作らせているからだとか。

店内もとっても素敵。1階は紳士物売り場、2階は婦人物売り場となっています。

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Hutkoenig Der Hutmacher am Dom

住所 : Krauterermarkt 1

営業時間 : 月~金曜日10:00-18:00、土曜日は10:00-16:00

特に婦人物の売り場は、色別になっていたりして、目の保養のためにも最高。優雅な気分を味わわせてもらえるのです。

気になるお値段ですが、100ユーロ程度のものからあります。例えば夏物セールの時期ですと、15ユーロで素敵な麦わら帽子に出会えるかもしれません。

その他、革製品もお勧めします。靴や鞄、お財布。冬なら皮の手袋もいいですね。良い皮でできたものが、比較的安価で入手できると思います。

ピアノをする人は、ヘンレ(Henle)版の楽譜を探してみるのはいかがでしょうか。

楽譜の品揃えが多いのは、大聖堂から少し北西にあるお店、フォイヒティンガー&グライヒアウフ(Feuchtinger & Gleichauf)に行きましょう。

Feuchtinger & Gleichauf

住所 : Niedermuenstergasse 2

営業時間 : 火~金曜日10:00-18:00、土曜日は10:00-13:30

一般的な「お土産物屋さん」としては、石橋の近くに何店舗かあります。日曜日でも、いくつかのお土産物屋さんが営業しているので、便利です。

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さて、いかがでしたか。

次回からは、もう少しテーマを絞って見ていくつもりです。どこかの通りを歩いたり、喫茶店に入ったりしながら、私と一緒にレーゲンスブルクをゆっくり疑似体験していきましょう。

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