シュタットアムホーフのバスターミナル
今日は、どちらかというと添乗員さん向けの記事になりそうです。
いやあ、添乗員付きのツアーに参加される団体旅行客の方にも、事前勉強にいいのかもしれません。
大概の団体旅行客は、レーゲンスブルクの北の端にある、シュタットアムホーフのバスターミナルでバスを降り、歩いて石橋を渡り、旧市街に向かいます。今日は、その入り口となるバスターミナル周辺の紹介です。
目印となるのは、この蒸気機関車。運河沿いにある道路、バスが6台ほど一時停車できるスペースがあり、機関車の奥に無料のお手洗いがあります。そのほぼ向かいに伸びる道をまっすぐ行くと、旧市街に出てきます。
一体この機関車は何者でしょう?
「ヴァルハラ・バーン」と呼ばれるこの蒸気機関車は、1889年から1968年まで、ここシュタットアムホーフから、東に向かって23,48kmに渡って運行していたものです。ここから10kmほど離れたところにある、ヴァルハラ神殿を目掛け、その後もずっとヴォアード(Woerd an der Donau)まで伸びる路線がありました。ここにあるこの機関車は、1908年に製造され、1960年まで運行していたもので、技術的重要文化財に指定されているものです。最高速度が、時速25km、後の時代には35km。100馬力。
ルートヴィッヒ1世が造らせたヴァルハラ神殿は、当初そこに行くための交通手段が乏しく、訪問客が非常に少なかったのだそうですが、このヴァルハラ・バーンに救われたようです。
この蒸気機関車はスピードが出ないので、乗客が途中で降りてはキノコを採取し、また機関車に乗り込んだ、とも言われています。
この機関車の向かいは、こんな感じです。
ここを入って行くと旧市街にたどり着きます。もしあなたが、初めてこの街にいらっしゃる添乗員さんで、運悪く現地ガイドなしでこの街にたどり着いたのなら、こちらに向かってください。
ちなみに、バスターミナルには、お花が飾られています。今年はベゴニアとゼラニウム。
バスが西からここに入ってくるか、東からここに入ってくるか、またはシュタットアムホーフのメインストリート(まさに、これから歩いて行く方向から)から来るかは、その時によって異なりますが、遠目に見ると、こんな感じです。(西側から見たところです)
おまけに大聖堂の写真を一枚。黄金に輝く大聖堂。撮影時間は、18時頃。10月いっぱいは、大聖堂の内部見学は、18時までです。
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