旅行記〜シュパイアー①〜

公開日 : 2018年04月06日
最終更新 :

まずは写真からどうぞ。

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これが、シュパイアーにある、ロマネスク様式の大聖堂です。

詳細は後に回して、今回の旅の経緯です。その後、みなさんも一緒に旅行したように、順に綴っていきますね。

バイエルン州は、3月24日から4月8日までの二週間ちょっとがイースター休暇。

ここ暫くまともな家族旅行が出来なかった私達は、今回5泊6日でベルギーに住む友達(仏日家族)を訪ねる旅に行って来ました。目的地は決まったものの、遠いので、せっかくだから道中にたくさん見たい、ということで、あれもこれも見たい中、絞りに絞って、観光する場所を5箇所に絞りました。

レーゲンスブルク→シュパイヤー→メッス(フランス)→ブリュッセルの南の小さな町→アントワープ(ベルギー)→コブレンツの近くの小さな村→レーゲンスブルク という旅になるのですが、高速道路は、フランスからベルギーに行く途中に、少しルクセンブルクを通り抜けるし、アントワープからドイツに向かう途中には、なんとオランダも通り抜けるのです。

シュパイアーがどこにあるか、から始めましょう。

ドイツ西南部ラインラント・プファルツ州(州都マインツ)にあります。バイエルン州のレーゲンスブルクから、高速道路を使って西に西にと進むと、およそ3時間で到着します。

近くには、ライン川が南北に流れています。

大聖堂ですが、ロマネスクを代表するものとして知られている、ユネスコの世界遺産です。

私はロマネスクの大聖堂を、今まで一度も見たことがなかったので、とっても楽しみ。

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このアーチ、はいこのアーチがロマネスクの特徴。ロマネスク様式は、大凡1200年頃までのものです。

そのアーチの下にある立派な扉をご覧ください。

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そして、天井を見上げると、この立派な模様。

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ロマネスク様式の建物は、ステンドグラスがなく、窓も小さいイメージでしたが、内部は結構明るく、曇りがちな天気の日でしたが、写真を撮るのも平気。

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昔の人が手作業で働いた跡が、このようにしっかり石に刻まれています。

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そして、この大聖堂の前には、一本の大きな道マキシミリアン通りが貫いているのです。

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さて、ここは、人口5万人ほどの小さな町です。

大聖堂は1030年から当時の神聖ローマ帝国の皇帝コンラート2世によって建設が始められました。

1061年完成と、完成までにかかったのがたったの31年間。

完成後およそ20年で、より大きな大聖堂を造るためにハインリッヒ4世が半分を解体した。

より大きくなった大聖堂は、1106年(ハインリッヒ4世紀が亡くなったその年)に完成。

しかも驚くことに、当時のシュパイアーには、なんと500人ほどしか人が居なかったという。神聖ローマ帝国の皇帝であるハインリッヒ4世が、いかに強大な力を持っていたかの現れですね。

1450年の5月5日から6日にかけての夜、実はこの大聖堂は完全に燃えてしまったのだそうです。その後財政を工面し、また造り直された大聖堂も、またもや、1689年の大火事で大半が焼けてしまうのです。

度重なる修復は否めないものの、本来の様式であるロマネスク様式保っているこのシュパイアーの大聖堂は、1981年にユネスコの世界遺産となりました。

私の場合、レーゲンスブルクにあるゴシックの大聖堂を見慣れているので、ロマネスク様式の大聖堂ということで、とっても新鮮に感じました。これは、是非おすすめです。

今日の締めくくりにもう一つ。大聖堂からまっすぐ伸びるマキシミリアン通りを700メートルほど歩くと、塔にぶつかります。

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13世紀の前半に造られた城壁の塔で、高さが55mある、アルトピュアテル(Altpoetel)です。この塔には時計の文字盤が二つあり、上の文字盤が時を刻み、下の文字盤が15分単位で刻むのだそうです。

はい、これで今回はおしまい。次回は、「旅行記〜シュパイアー②〜」をお届けします。

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