ホフブロイハウス・レーゲンスブルク支店

公開日 : 2018年12月20日
最終更新 :

クリスマス前のこの時期、ビッグバンドの仲間と行くのが恒例になった、ホフブロイハウス。

昨年に続き、また紹介します。(昨年の記事はこちらからどうぞ)

さて、有名なミュンヘンの醸造所、ホフブロイハウス。

日本語に直訳すると、「宮廷の醸造所」ということですが16世紀後半、バイエルン州の貴族ヴィッテルスバッハ家のために作られた醸造所です。ミュンヘンでは観光名所として、有名な場所。う〜ん、それではなぜ、レーゲンスブルク??

レーゲンスブルクのホフブロイハウスは、1930年からの歴史を持っています。現在のオーナーは、1988年からこのお店を所有しており、彼自身も料理人であることもあり、新鮮な地元の食材を使用することにこだわっています。地元のバイエルン料理はもちろんのこと、ベジタリアンメニューも、日替わりで用意されます。

ドイツの一般的な夕食は、カルテス・エッセン、直訳して「冷たい食事」が一般的。

黒いパンにチーズやハムなどを食べるのですが、そういう類の料理が、ここホフブロイハウスで夕方4時以降に楽しめます。ですからドイツ流の夕食を、と思われる方、ここでは色々な種類のカルテス・エッセンが楽しめます。

温かい料理は、本日のメニュー、というページを見ましょう。限られたメニューに限定するというのは、それだけ美味しいものを提供してもらえる、ということに繋がります。

今回、私は、ベジタリアンメニューの中から、パスタ料理を頼みました。が、やはり、バイエルンの料理を提供するレストランでは、やはり、お肉の料理を注文すべきだったかな、とちょっと反省。パスタが柔らかめである以外は、美味しかったのですが、サラダがついているとはいえ、ちょっとお値段的に、12.50ユーロは少しお高いかな。このサラダ、写真ではいかにもレタスたくさんという感じに見れますが、実際、いろいろな種類のバイエルン風の各種サラダが隠れています。キャベツの千切りにクミン(香辛料)が混ぜられたものや、人参、ポテトサラダなどなど。多くの料理の付け合わせとして出てきますので、こちらもお楽しみに。

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正直言って、一般にお財布を気にしていたら、ここホフブロイハウスでは食事は出来ません。

なんとシュヴァイネ・ブラーテンでも、12.50ユーロもするのですから、仕方がない。

ただ、日本でいうトンカツ、つまり、シュニッツェルを注文した女性は、食べきれなかったので、アルミホイルをお願いしてもらい、お持ち帰りをしました。嫌な顔一つなく、対応してくれたので、ポイントアップです。

今回、シュナップスを頼みました。ベアーブルツェル(Bärwurzel, 熊の根っこ)という種類ですが、美味しかったです。これは、ドイツ人に言わせれば、いかにもバイエルン的なものらしいです。シュナップスの類がお好きな方、是非お試しを!

月曜日だというのに、大賑わい。結構ぎっしりで、私達の予約したテーブルの空きに、別のお客さんも相席となったくらいです。10時くらいには、そろそろ人が減り始めましたが、私達は、満席に近かった7時から11時過ぎまで居座ったので、空いた空間の写真の撮影にも成功しました。

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そして、気になるこの椅子もぜひチェックです。

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ちなみに、この支店が入る建物には、伝説があります。

それは、神聖ローマ帝国の議会があった頃のことです。皇帝が狩りに出かけ、鹿を射止めようとしていた時のこと。逃げようと森をあっちへこっちへ飛び回っていた鹿が、旧市街の旧市庁舎前広場に逃げ込んで行きました。そして、扉の開いていた家の中庭へ入ったきり、行方をくらませました。

皇帝がその家へやってきて、ドアをノックした所、若い女性が出てきました。皇帝の前に膝をまずき、鹿を助けてあげるようにお願いしました。皇帝は、鹿を助けることを約束し、この家に、鹿をモチーフとした家紋をプレゼントし、正面入り口の上に掲げられました。後にこの家に住んだ人が、更に鹿の像を飾り、今現在も同じ場所にあります。この鹿から、この家は、Zum Goldenes Hirsch「黄金の鹿へ」と呼ばれていました。

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