バイエルン州歴史博物館が4年の工事期間を終えて、オープン!
2018年の夏に予定されていたバイエルン州の歴史博物館。
途中で放火と見られる火災に見舞われながらも、やっと完成、2019年6月5日オープンしました。
案が登った時から数えると、なんと11年も月日が経ったとのことです。
建築にかかった費用は、9.500万ユーロ。展示数は1000点で、うち半数が市民から提供された物。
初日は、およそ3500人の人で賑わったとか。
6月いっぱいは、普段5ユーロの入場料が無料です(18歳以下はいつでも無料)。
ただ、時間がないときは、二階に上がらない方が懸命です。(なぜなら、迷路のようになっているからすぐ帰れなくなってしまうからです。)
私は、あえて、初日には出掛けませんでしたが、街に出たついでに、冷やかし程度に覗いてみました。
外観は賛否両論。レーゲンスブルク人にとっては、近代的で大きな建物が、旧市街の景観を損ねる、との声が大きいものの、中に入ってみると、映像やコンピューターを使ったものも多く、今の時代の博物館なのだと。子供や若者も十分楽しめると思います。そして、何よりも、お年寄りにも、昔を振り返って思い出に浸れる、私は良い博物館だと思います。
まず、私が良くないと思ったところから、お話しします。
途中で座れるスペースが基本的にない。(ただし、ビデオを見たりするための椅子はあちこちにある)
進路を示す矢印もなく、現在地も分からないし、どこに向かって歩けばいいか、さっぱり。
そして、良いと思ったのは、
テーマ別になっていて、色々な分野のことを知ることが出来る。
現代の技術がたくさん盛り込まれている。(オープン直後だからか、案内役もたくさんいるので、操作が分からない場合は、気軽に質問できる。)
ドイツ語と英語と、二か国語で説明書きがある。
それでは、一体何が見られるの?ということですが、
これは、あまり言わない方がいいかな、と。
ニュースでは、ローベンブロイのマスコット、オクトーバーフェストのビアテントにいたライオンがビールジョッキを手に持ったものや、または最も重たい展示品の搬送についてなどが紹介されていました。
他には、戦時中に生き延びたテディベアについてもありました。
私が想像していなかったものの中には、アメリカは、サンフランシスコへ渡ったドイツ人(バイエルン人)、リーバイスのジーンズの創設者に関するものも。
館内で、スマホで写真撮影をしている人もたくさんいました。私ももちろん写真は撮りましたが、ここでたくさん公開してしまうと、行ってみる楽しみが減ってしまうので、我慢、我慢。
ただ、館内道に迷いやすい(わかりにくい)ので、さっきのをもう一回見たい!とならないように、一つ一つゆっくりみることをお勧めします。
一階は、吹き抜けのスペースとカフェ、お土産物屋さん、インフォメーション。エスカレーターを上がって、日本式でいう2階が、博物館としてのスペース。降りるのは階段ですが、その直前、これを見たら通り過ぎないで!
このカーテンの向こう側には、パノラマを楽しめるスペースがあります。
このガラスは、ドイツ全国の中でも最も大きいガラスの一つだそうです。
80平米で、重さが6.6トンもあるそうです。
昨年6月に一旦公開された時に、ここに行くために1時間もの待ち時間を持つ長蛇の列があったのですが、私は別に焦ることもないから、どうでもいいわ、と思っていました。実際に見てみて、その価値はないと思ったのですが、帰宅後、博物館に無料で置いてあった新聞の号外を読んで分かりました。
「そこからの眺めがすごい!というよりも、その窓ガラスの価値の方がすごいんだ」と。
そして、ここの博物館に併設されたカフェ。
ここは、要チェックですね。今日は、利用していませんが、いい感じです。
館内、そのすぐ外、そして、ドナウ川縁でも楽しめます。
この写真を見て、私のブログのファンの方(もし、いらっしゃるのであれば、笑)はお気付きかもしれません。そう、見たことがある写真に非常に近いんです。
それもそのはず、すぐ隣にあるカフェでもほぼ同じ風景が楽しめます。気になる方は、ここを是非クリックしてください。ここ!
(あ、すみません。同じ雰囲気だと思ったら、それは写真では伝わっていませんでした。m(_ _)m
テラス席の写真は、両方ともドナウを背景に写したもので、生で見ると同じ雰囲気です。ハイ。)
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