夜中までも盛り上がる、ジャズウィークエンドと旧市街の夜景

公開日 : 2019年07月22日
最終更新 :

今年38回目を迎える、バイエルン州最大のジャズフェスティバル。

いくつかのステージを見てきましたので、ご報告します。

金曜日の夕方17:30頃からあちこちのステージで素敵な音楽が聞こえ始めます。

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私は、その中でも、まず最初にトロンボーンがメロディーを奏でるグループの演奏に的を絞りました。

金曜日の夕方、コーレンマークトでのステージです。

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曲の感じもなかなか心地よく、いつまででも聴いていたいと思わせるバンドです。トロンボーンは、普段は目立たないですが、本当かっこいい楽器ですよね。私も中学時代の3年間吹いていましたが、やっぱり好きです。

土曜日のお昼は、ビルマルク広場でのDr. Jazzというバンドの演奏を聴きました。トランペッターは、うちの近所の吹奏楽やギムナジウムでトランペットの先生をしているアンディ・メデアル氏です。

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やっぱり、プロですよね。彼が練習している隣の部屋で私もトランペットを練習したことが何度もありますが、やはり、プロの音は、どんな単純な音階やスケールにしても全く違います。ステージ上では、ミュートの使い方も最適で、曲の表現がすごい。いや、この人に限ったことではないのですが、やはりトランペットの良さを表せるのは、そんじょそこらのトランペッターでは無理です。奥が深い楽器ですよね。彼は、昨年は、ラテン系のノリのバンドの仲間としての出場でしたが、今回のグループの方が、私は好きでした。

そして土曜日の夜は、ハイド広場を通りかかりました。私が街に出た時間が遅かったので、音楽のスタイルがモダンすぎて、私には合わなかったのですが、街の賑わいは最高です。

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街中には、若い人が多いので、そういうモダンなジャズが多いのだと思います。

街中のあちこちにステージがあるのですが、それだけでなく、街全体が賑やかです。

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街中を歩いていて、こんな素敵な看板も見つけました。

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「アルコールは、問題を解決してくれない。しかし、それはミルクも同じ事だ。」

日曜日のお昼は、街に出そびれましたが、夜お目当ての演奏を聴きに出かけました。

予告編の最後で紹介した20時スタートのビッグバンドの演奏は、私の好みのスタイルでなかったので2曲しか聴きませんでしたが、私が所属するビッグバンドの指揮者も演奏する関係で、知っている人がたくさん観衆の中にいました。

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曲が私の好みでなかったので、38回のジャズウィークエンド全出席のバンド、Landschuter Dixieland-Stammtischの演奏を聴きに行くことにしました。

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どうせ、知っている曲もいくつもあるのはわかっていますが、それでもいいんです。

いつも混んでいますが、奥まで割り込むと、立ち見席ですが、どこかしらに小さな空きを見つけることが出来ます。だから、どんどん入って行きましょう。(座ってしまうよりは、よく見えるのでは、と思います。)

観客の年齢層は少し高いようですが、ノリが良く、曲に合わせて踊るペアーもたくさん。常連の観衆も多そうです。

お決まりの、ルイ・アームストロング、What a wonderful Worldも、聴くことが出来ました。あのトランペッター、本当に声が素敵なんです。これを聴かずにジャズウィークエンドは終わりません。

旧市街内は、22時以降は大きな音を出したらいけないようで、このジャズの祭典でも、時間厳守。あと5分くらいで22時というときに、一旦楽器をしまい始めてしまい、流石にもうダメだろうな、と思っていたら、観衆の大きなアンコールに応えて、もう一曲演奏してくれました。

熱烈なファンが多いこのバンド、来年も絶対聴きに来ようと、改めて思いました。

今回のジャズウィークエンド、私は3日に渡って、4回街中に居ましたが、雰囲気を味わうには、土曜日の夜が絶対おすすめ。どのバンドがオススメかは、好きな音楽のジャンルによるのですが、私がやはり好きなのは、今回も最後のご紹介しました、Landschuter Dixieland-Stammtisch。

毎年、必ず、日曜日の19時半から22時まで、Hinter der Griebという通りにある、AMORE, VINO & AMICI(このお店の入っている建物については、重要文化財の視点からこちらですでにご紹介しています)というお店の中庭で行われます。

レーゲンスブルクにお住いの皆さん、来年のジャズウィークエンド、是非是非お出かけください。そして、日本にお住いの皆さん、よかったら、是非この時期早めにレーゲンスブルク訪問をご計画ください。そして、ゆっくりレーゲンスブルクを楽しんでください。ジャズ好きでしたら、これだけたくさんのステージが無料で、素敵な街の雰囲気も楽しめるので、絶対にオススメです。(雨だと嫌ですけどね。今年は、気温もちょうど良く、最高の天気でした。)

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