レーゲンスブルクで見逃せない店、ダンプフヌーデルのウリ
まず、ダンプフヌーデルとは?
ですが、簡単にいうと、蒸しパンに、たっぷりのバニラソースをかけたもの。
これは、どうやら南ドイツの食べ物らしいのですが、あまりにもこのダンプフヌーデルのウリが有名すぎて、ほかではメニューになかなか見つけることができないと、私は思っています。
少なくとも、ここダンプフヌーデルのウリでは外側がこんがりカリカリぽいイメージで、中がしっとりふわふわの絶妙なバランス。まさに、食の芸術です。たっぷりのバニラソースがかかり、ひと皿にのっているこれをふたつ食べきるのは結構大変。おふたりで出かけて、シェアしたければ、注文時にお願いしましょう。お皿を余分にひとつくれます(昼食として甘いものでもオッケーな人は、それもあり。13時にもならない時間帯で、これを頼む人はたくさん居ました)。
私が昼食を食べようと、前回ここに来たときは12時数分過ぎ。目の前で最後の席が埋まってしまい、仕方なく別の店に行きました。
今回は、12時前に敢えて出かけたのに、ガラガラ(苦笑)。でも、13時前にはいっぱいになっていて、私たちが退席するタイミングで来たお客さんは、ラッキー! いう感じでした。なので、運ですね、運。
人気の秘密は、おいしいだけではありません。
たくさんの有名人が立ち寄っているということも、理由のひとつ。
店内は、どうやらそんな有名人の写真やサインがたくさん壁にかかっているようですが、正直私は今まで一度もちゃんと見たことはありません。次回こそ、ちゃんとチェックしてきます!
(最新号ではどうか分かりませんが)『地球の歩き方』にも登場しているので、日本人の多くもここに興味を持って出かけます。
カウンター席もたくさんあり、ひとり旅でも入りやすい店です。実際ひとりで入ってくるお客さんがたくさん。
さて、飲食についてです。
ビールは、トゥルン・ウント・タクシスです。
トゥルン・ウント・タクシスはミュンヘンのパウラーナに買収されているので、今やレーゲンスブルクの醸造所とはいえませんが、レーゲンスブルクの城、トゥルン・ウント・タクシスのあの醸造所です。
実は、私は個人的にこのビールのファンではないのですが、あまり期待せずに普段好んで飲む「ヘレス」を注文しました。う〜ん、ほかの醸造所のものと比較せず、普通に飲む限りは、少なくともおいしかったです。
ちなみに、同じくこの醸造所のビールがあまり好きではないドイツ人の主人にいわせると、トゥルン・ウント・タクシスのビールしかないなら、黒ビールがおすすめ! だそうです。
食べ物は、ダンプヌーデルのほかにも、メニューをぱっと見ただけでも、甘い系2品ありました。
ランチメニューは、曜日毎に設定がありますが、その時によっても違うようです。
ですから、何がおすすめ? とか今日は何がありますか? と聞いて見るのも良いと思います。
私は、今回は、ダンプヌーデル以外を食べよう! と思っていましたが、「ルーラーデンもあるよ」と言われ、なんとなくそのままそれを頼んでみました。ルーラーデンは、薄切りの牛肉で具材を巻きつけ、じっくり煮込んだ料理です。手間がかかるからか、一般的なレストランではあまり見かけません。一方で、自宅で家庭料理としては、豪華で日本にある具材でも作れ、日本人の口にもとっても合うと思います。
とってもおいしかったです。
このウリのルーラーデンは、キャベツとインゲンなどが入っていました。ボリュームは大き過ぎず、甘めに仕上げてあるマッシュポテトが添えられていました。付け合わせに、小さなミックスサラダも。
ちなみに、ルーラーデンの中身はいろいろ。私が作るときは普通、玉ねぎや人参、ゆで卵、ビアシンケンといわれるハムみたいなもの、あとは甘いマスタードを入れます。でも、ほかのルーラーデンを食べると、具が異なるので、そういうのを食べてみるのは、私にとってはいい勉強です。今日のは、とってもおいしかったです。
なんか今日は、センスのない写真で申し訳ないです。
ほかの人が何を食べているかな、と思ってちょっと見回してみました。
焼きソーセージを注文している声も聞こえましたし、穀物か野菜系の小判状の焼いたもの(ハンバーグみたいな形になったもの)を食べていたおじさんもいました。(2020年2月6日追記 : これは、Reiberdatchiと呼ばれるポテトパンケーキ。このお店の人気メニューの一つのようです。)
彼は、付け合せのものが気に入らないようで、何か追加で注文していたみたいです。別のお客さんは、ミニ・サラダは要らない、とか、○○の量を少なくして! とか、結構わがままに注文していました。多分彼女も常連さん。でも、それらをハイハイ、と受け入れてくれるお店の親切さが伝わりました。
そういえば、ダンプヌーデルには、フォークが二本とスプーンがついて出てきました。フォークでダンプヌーデルを割いてソースを絡めるんだそうです。パンやジャガイモで出来たお団子型のお肉料理の付け合わせ、クヌーデルと同じですね。
いやあ、私はまた是非行きたい。ダンプフヌーデルが有名だからというだけで、大したことないだろうと思っていたのに。ほかの料理もおいしいか、今度またレポートしますね。
唯一気になったのは、ランチョンマット。ちゃんと洗ってあるからいいんですが、アイロンがかかっているともっと気持ちがいいですね。麻混じりなので、アイロンをかけないとかなりよれよれ。このランチョンマットは、郊外にあるカタリート(こちらのブログで紹介しています)で買えます。
さて、お待たせしました、基本情報です。
Dampfnudel Uli
住所 : Watmarkt 4, 93047 Regensburg
営業時間 : 水〜金曜日10:31-17:01 土曜日 10:31-15:01(定休日は日、月、火曜日)
公式ホームページはありません。
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