レーゲンスブルク観光の目玉の大聖堂の一部が、数年間に渡って覆われる!

公開日 : 2020年01月27日
最終更新 :

2019年7月1日に受けた強い風(風力9、つまり秒速で言うと、20,8 - 24,4 m/s)の影響で、双子の塔のうちの南の塔80mの高さから、装飾物が落下しています。幸いにして、すでに設置されていた足場の上に落ちたので、通行人へなどの被害はありませんでした。

すでに2012年に認知されていた危険箇所の落下ではなく、新たな危険箇所が昨今の調査で分かり、本日2020年1月27日より、新たな足場を設置するとのことです。

今回危険と判断されたのは、高さ55mのところにある八角形の部分の一部で、1907年、及び1910年代、1950年代に取り付けられた部分。

知らなければ良かった、大聖堂の秘密」で既に塔についてはご紹介済みです。塔についてご関心あれば、そちらの記事を是非ご覧ください。

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そして、今回、更に大掛かりな足場を設置し、更に細かい調査、及び修復に当たるとのこと。つまり、今後何年もに渡って、足場ですっぽり南西側が覆われるようです。

観光客や住人にとっては、悲しいお知らせですが、これを修復する人達の目から見ると、また別の事実も見えてきます。

考えてみたら、この作業は非常に気が遠くなるようなものだと思います。まずは、調査をするための足場の設置です。一体どれだけの材料を用いて足場を組み立てるのでしょうか。

答えは、3000平米、重さが200トンにもなる材料が必要とのこと。それは、つまり、トラック40台分もになるのだそうです。

大聖堂前広場にそれを山積みすることができないので、一旦近くまで運び込み、そこから大聖堂に逐次運び込まれる、というから、それだけでも大変なこと。

この足場そのものの重さを支えるのは、現在既に設置されている(2015年に設置された)足場だそうです。

今回設置される足場だけでも、4〜6週間の作業期間が必要だと計画されています。

考えてみると、作業される方には、たくさんの苦労があるのだな、と改めて思います。

ですから、観光客、住人の私たちがブツブツ文句は言えないですよね。それにしても、早く修復が終わることを祈るのみです。

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