わが家の子供のプロジェクト、「鶏が欲しい!」〜その2〜

公開日 : 2020年04月18日
最終更新 :

夜型人間集団のわが家は、夜も朝も遅い日が続いていますが、今日は特別です。

みんな予定どおりちゃんと起きて、協力しつつお出かけ。

なぜなら、今日は鶏を買いに行く日だからです。行き先は、ヘマウという、レーゲンスブルクの西に30kmほど行ったところです。

そこは、馴染みで近所の大きい農家さん(R家)と深いつながりのあるお宅(B家)なのですが、せっかく出かけるついでにおつかいもすることになりました。

1)B家のご主人がお誕生日ということで、R家からのプレゼントを持って行く

2)B家の奥さんには、R家で収穫した野菜を配達

3)R家の娘さんが飼育している2頭の豚のための餌を買ってくる

それに加えて、わが家のために

1)雌鶏4羽を購入

2)藁(ワラ)を購入

3)鶏の餌としての穀物を購入

これが今日の仕事です。

家族全員で出かけます。一応外出自粛なので、先方に断ってから出かけました。

まず、R家のすてきな家畜を少しご紹介します。

IMG_4591.JPG
IMG_4586.JPG
IMG_4592.JPG

ここのR家はとってもすてきなんです。

昨年ここの奥さんが経営する貸切レストランで日本人会を開催したのですが、ご主人は穀物、野菜を育てて、ドナウの市場で毎週土曜日に売っていらっしゃいますし、奥さんは料理人なので貸切レストランを経営。これら家畜の世話をしているのは、5年生の娘さん。この子は誕生日やクリスマスには、鶏だの豚だのをプレゼントしてもらっています。豚はここの一家の仲間入りとなってまだ間もないのですが。

IMG_4583.JPG

2頭の子豚ちゃんですが、なんと日焼けをするので、日焼け止めのクリームを塗るんだそうですよ。

さてさて、そのあと出かけたのは、養鶏農家のB家です。私は初めてですが、13歳の長男はすでにここにR家の人と一緒に出かけたことがあるそうで、車を降りるときにはすぐに扉を閉めないと、鶏の毛が車に入ってくるよ、と警告されました。春の美しい風景を高速で走り抜け、到着したのはこんなにすてきなところです。

IMG_4598.JPG
IMG_4608.JPG
IMG_4606.JPG

真っ先に、鶏がいるところへ案内されました。

こんなにいろいろな種類がいるなんて。しかも1ヵ所に。どれがいい?と聞かれ、3人の子供がそれぞれ1羽ずつ選びました。そして私も。

IMG_4595.JPG
IMG_4597.JPG

真っ先に選んだのは長男。黒とグレーの美しい模様が体全体に平均的にある鶏。真っ白なのは、高く飛んでしまうらしいので、それは避けることにしましたが、白地にちょっと黒い柄のある鶏を次男が選びました。長女は、首が茶色で胴体からお尻までが黒い鶏。私は真っ黒の鶏にしました。これは緑の卵を産むそうです。捕まえるときに唯一暴れた強者で、ちょっと問題児っぽい感じ。

ここには豚もいるのですが、年齢ごとに小屋が3つ分かれていました。普通子豚が買われていくのですが、売れ残りとなった豚さんたちは、食肉となるようです。

IMG_4602.JPG

子豚ちゃんたちはとってもかわいい〜!と思いますが、大人になると貫禄が出てきて、豚様!という感じになってきます(笑)。もちろん今朝出かけた近所の大きい農家さんちの2匹の子豚も、ここのB家出身です。

さて豚もいいですが、そそくさと家に帰り、鶏を庭に放しました。

準備が整った北側の庭は、十分な日陰と太陽の当たる場所があり、植物も十分。日陰の時間が長いので、芝生の育ちはあまりよくありませんが。それでも、多分4羽とも新しい環境にそこそこ満足してくれたと思います。食べ物も、飲み物も、ちゃんと受け入れてもらえたようです。

IMG_4621.JPG
IMG_4631.JPG
IMG_4615.jpg

鶏って、美しい動物ですね。私は動物は大好きですが、まさか私が鶏を所有することになろうとは、数日前まで考えたこともありませんでした。

正直付け焼き刃で、準備が十分に整っているとはいえませんが、子供たちが一生懸命頑張りました。

そして、わが家の2匹の猫たちも興味津々で見守っています。

わが家には自己中心で繊細だけれど、家族みんなの心を捉える雌猫と、強気でちょっとドンくさい、でもスポーツマンの雄猫がいます。この雄猫は大きな犬がいてもけっこう平気で逆に向かっていきそうな勢いの猫なのですが、今日もいろいろやってくれました。

新築の鶏小屋で真っ先にお昼寝してみたり......

IMG_4637.JPG

わが家のように、入口から外の様子を眺めてみたり......

IMG_4647.JPG

買ってきたワラの中に埋もれてみたり......

IMG_4656.JPG

私を含め、子供たちはみんな大はしゃぎ。近所の子供も何度か覗きに来ていました。

そんななか、コンピューター・オタクの次男(11歳)が、古いドローンのカメラを利用し、iPadのモニター画面に鶏の様子をリアルタイムで写し出す、そんな仕掛けを考えました。

下の写真の赤で囲った部分に白い物体があるのですが、これがそのカメラです。

IMG_4641.jpg

なかなかいいアイデアですね。

そして、長男と次男が力を合わせて、鶏小屋の扉を朝自動で開けるための装置を作っているようです。

壊れた何かのモーターなのでしょうか、なんかすごいことになっています(これで、朝早く起きなくてもいい、と思っているようですが)。

今日は子供も鶏も大はしゃぎで疲れたようです。

また、ご報告できることがあるかもしれません。今日はここまで。

この鶏プロジェクトをシリーズとして読みたい方、こちらからどうぞ。

その1 、2020年4月17日

その2、 2020年4月18日

その3、2020年4月19日

その4、2020年5月6日

その5、2020年7月31日

その6、2020年12月31日

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。