元ローマ教皇ベネディクト16世がレーゲンスブルクに短期滞在中!
ローマ教皇の座を自らの意思で退任したベネディクト16世(本名 : ヨハネス・アロイス・ラッツィンガー)は、バチカンで生活をしています。
ベネディクト16世は、実は、レーゲンスブルク大学の神学部で10年にも渡って教壇に立っていること、そして、お兄さんであるゲオルグ・ラッツィンガー(Georg Ratzinger)がレーゲンスブルクの旧市街に住んでいるということで知られています。
レーゲンスブルクに教皇として訪れたのは、2006年9月のこと。たったの2日間の公式滞在でした。
今回非公式でレーゲンスブルクを訪問した目的は、ひとつ。
お兄さんの容態がよくなく、これでお別れになるかもしれないというつもりで、カトリックの祝日である、聖体の祝日(Fronleichnam)の翌週に当たる金曜日の聖心(Herz-Jesu-Fest )をふたりで祈るためです。
お兄さんである、ゲオルグ・ラッツィンガーは96歳で、精神的頭脳的には健全ですが、肉体的に弱っているとのこと。
ベネディクト16世とは最初の会合で20〜30分ほどの夕食をレーゲンスブルクの司教であるルドルフ・フォーダーホルツァー( Rudolf Voderholzer)を交えて共にしたとのこと。
プライベートでの訪問なので、これを知っていた人がいなかったため、ベネディクト16世の到着を目撃した一般市民はたったのひとりだったそうです。
ベネディクト16世は、現在93歳。18日の午前中にローマからミュンヘンの空港へ、秘書たちと医師、世話役の女性に引率され到着。そこで、レーゲンスブルクの司教が迎え出たのだそうです。14時ごろレーゲンスブルクに到着。
2013年に退いた後、ドイツに戻ることは予定になかったようですが。
実は、偶然用事があって町に出ていた私、ベネディクト16世がレーゲンスブルク滞在中というのは新聞を読んで知っていましたが、人混みがあるなあ、ととおり過ぎたあとに、もしかして!と思って引き返した瞬間のことです。
12時6分。先導のパトカーがとおり、そのあとに白いバンが、そしてさらにもう1台パトカーと覆面パトカーが......
もっと早く気づいていればよかったのですが、群衆から離れた場所から、慌てて出した携帯電話ですかさず数枚写真を撮影しました。
ゲオルグ・ラッツィンガーとベネディクト16世は、住居の隣にあるPriesterseminar (司祭セミナー)で面会。
19日の今日は、バイエルンの典型的朝食に欠かせないブレーツェルという八の字型のパンを、昼食には、アプフェル・シュトルーデルを召し上がったのだそうです。
今回のベネディクト16世の滞在期間については一切わかりません。ゲオルグ・ラッツィンガーの体調次第といわれているようです。
(2018年10月5日のブログ「フラフラ散歩」の後半でも、このゲオルグ・ラッツィンガーの家についてほんの少しだけ触れています)
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