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ドイツ/レーゲンスブルク特派員ブログ 吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年6月 8日

【新型コロナウイルス情報】その後のバイエルン州の様子


【新型コロナウイルス情報】その後のバイエルン州の様子

日本では、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の一環で、国民ひとりあたり一律10万円を支給されていますが、ここバイエルン州でも経済的な対策がやっと固まりました。


国民ひとり当たり、という日本の補助金に対して、ここバイエルン州では、18歳未満の子供ひとりあたり€300が支給されることになりました。わが家は5人家族で3人の子供すべてが、この補助金の対象となりますが、それでも€900。つまりやっと10万円という感じです。日本と異なり、申し込みなどは不要で、本来ある子供のための補助金(こちらは申し込み必要)を受け取る手続きをしている人に自動的に振り込まれる形となります。問題は、これも収入とみなされ、所得税の対象となってしまうことです。


また、消費税についても変化があります。2020年7月1日から12月いっぱい限定ですが、19%の消費税が16%へと減税、また食品類などに課せられる7%の消費税が5%に同期間減税されます。
ただ、消費者の立場では、いちいちお店側が消費税減税のために商品の値段を安価に設定するのではなく、たぶん事業者側がその恩恵を被ることになる場合が多いでしょう。これは、お店側が決定することですので、まだまだわかりませんが、車など価格単位が高いものは、消費活動を促進させるために、消費税減税を反映させて価格が下がったりするのでしょうか。


趣味の活動も、大幅に縮小せざるおえなかった昨今ですが、少しずつ緩和されています。
音楽のマンツーマンレッスンは、透明の板を先生と生徒の間に設け、唾液などが飛ばないように配慮したり、入室の際にほかの生徒との接触がないように、またドアノブなどもしっかり消毒、換気をしっかり行うなどの対策を練った上で再開されています。
吹奏楽のグループなども、2020年6月8日(月曜日)から、10人以下での集まり、相互の間隔が3mなどの条件を満たす限り、再開できるようです。室内でのスポーツもフィングステン休暇終了後の6月中旬から人数を半減するなどして、再開見込みです(ロッククライミング練習場などでも、室外はすでに営業再開。テニスなどの室外で行うスポーツは、再開済みです)。



自宅で過ごす時間が長くなり、生活に与えた変化


この自宅で過ごすことが多い時期、人々の生活にはどんな変化があったことでしょうか。
私が見聞きしたニュースなどで、興味深いと思ったことを、少しご紹介します。


まずひとつ目。保健所で収容されていた捨て犬たちを引き取りたいという希望者が極端に増えた、ということです。「保健所」といっても、この管轄に当たるのは、ドイツ語では、ティアハイム(Tier = 動物、Heim = 家)といいますが、優しい響きですよね。動物のための家。
新型コロナウイルスの影響で、このティアハイムは、動物との面会に、一つひとつ予約を取りつけないといけないので、作業は普段よりも手間がかかるわけですが、人々が家に居る時間が長く、子供の娯楽も限られていることから、希望が殺到しているようです。ただ、ティアハイム側は、新型コロナウイルスが落ち着いたあとの状況を心配しているようですが、皆さんちゃんと深く考えてからペットを受け入れているのでしょうか。
そういうわが家でも、4羽の鶏とともに新しい生活を始めているわけですが。


ふたつ目。地元で園芸店を経営している知人の話では、新型コロナウイルスの影響で、当初は電話注文に応じての配達のみが可能であったが、営業再開後、非常に売り上げが上がっているとのこと。時間があるので、庭に大きなジャグジーつきプールを購入したというご婦人が、そのプールを囲って3つの大きな椰子を購入したのだそうです。ひとつが€500というから約6万円。大きな庭があって、ジャグジープールを置けるくらいですから、よっぽどのお金持ちなのでしょうが。
わが家にはそんなお金はありませんが、確かに園芸に費やす時間は長くなりますね。


3つ目。音楽仲間の主婦の話ですが、近所の人も自宅にいる時間が長いので、普段顔を合わせず、なかなか話をすることができなかった近所の人との関係が築けた、というのもおもしろいと思います。


私がここ1、2週間で特に感じるのは、子供たちが活動的になったということ。何週間ぶりに友達と約束を取りつけ遊ぶようになりました。お互い自粛していた友達との家の行き来がなんとなく少しずつ解禁されてきた感じです。わが家に友達が来るときは、できるだけ外で過ごすようにさせていますが、家庭によっては普通に友達と室内でボードゲームをしたり、夕食やお泊まりに招いたりもしています。
わが家では、世の中はかなり開放的な方向に向かい始めているものの、相変わらず最小限の外出、最小限の人との接触に努めています。
ただ、人との付き合いには「完璧」は難しいですね。知人と物品のやりとりがあるときに、手が触れてしまったり、普通にそんな接触が実は多いことを感じます。


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  • 特派員プロフィール
  • レーゲンスブルク特派員

    レーゲンスブルク特派員
    吉村 美佳
    鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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