【コロナウイルス情報】今後の学校の対応はどうなるか。

公開日 : 2020年11月19日
最終更新 :

月曜日のメルケル首相と各州の代表者の話し合いについては、すでに火曜日に書きましたが、ビデオ会議で5時間もかかったようです。

注目の「学校のあり方」について、もう少し詳しく見てみましょう。

学校はどうなる?が最大のテーマか。結論は来週水曜日に出る見込み

現状では全員登校して授業を受ける(マスクは着用)のですが、それは非常に危険だという考えもあります。バイエルン州のゼーダー首相も、学校での感染がないわけではないので、このままの状態では非常に危険だとの味方をし、ホームスクーリングを推奨したい方向で発言しています。

一方、メルケル首相は、学校は若い世代の可能性を築く場所だからということで、なるべく登校して学習する、いままでの状況を続けたいとしているほか、多くの州首相もできる限り全員が登校して学習する方向を目指しています。

また、教職員委員会は、コロナを理由とし教育機関を1年延ばすこと、または希望者だけ延ばすことを考えているようです。

1年延ばすことが、各家庭に深刻な影響を与えるのであれば希望者だけ、という方向でもありうるのですが、その際は進学や就職に悪い影響を与えないような制度にする必要があります。

専門家の意見は

ミュンヘン工科大学のウイルス専門の教授は、現行のルールが守られていればチャンスはある、とのコメント。

それに対し、レーゲンスブルク大学病院の感染学専門の医師は、来週まで待つことによって手遅れにならなければよいが、と危惧しています。

ドイツで、ホームスクーリングができる環境にあるの?

正直、学校による格差が出るのが、ホームスクーリングだと思います。

システムがいったいどれだけ整っているのか?

わが子は3人とも同じギムナジウムに通っているので、ほかの学校との比較は簡単にできませんが、友達のお母さんと話すと、先生によってかなり違う、または、うちの学校ではほどほどちゃんとできている、ということも聞きます。

実際、3分の1の学校が、Wi-Fiのない環境にあるといいます。

10月上旬のニュースを見てみると、ドイツはデジタル利用の学習に対する設備がOECDの平均よりも下回る、とのこと。たった33%の学校で、オンライン学習のプラットフォームがあるそうです(シンガポールやデンマークではほぼ90%、OECDの平均が54%)。

もちろん几帳面に一つひとつこなすタイプの子供であれば問題ないでしょうが、強制されないとしないタイプの子供は、最低限の学習で終わらせる嫌いがあるでしょう。わが家の場合は、ホームスクーリングは避けて欲しいと願います。

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