レーゲンスブルクから西へちょっとドライブ。お散歩

公開日 : 2021年03月05日
最終更新 :

ここのところ、ずっといい天気が続いていましたが、この週末は気温もまた下がり太陽もあまり顔を出しません。

先週の日曜日にまだいい天気であった日の家族での小旅行を紹介します。

コロナ終息後でも、旅行者は誰も行かないような自然を、また一緒に楽しんでください。

そう、目的地はここ。ドナウを見下ろす場所なんです。

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とはいえ、歩いた先に何があるかは主人以外誰も知らない。

せっかくの太陽なのに、なぜ木陰をどんどん奥まで入っていくのやら。そんな疑問と格闘しながら歩く歩く。

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すると、1枚目の写真のような、上からドナウを見下ろすすてきな眺めの場所に出たのでした。

見晴らしのいいそこには、こんな岩(↓)があって......

岩は少し削られたりしていて、100%自然の形でないのですが、どの時代の人がここに細工をしたのやら。

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ここからは、船や電車の行き来も眺められます。(↓)

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数歩後ろへ下がると、ベンチもあります。(↓)写真のほぼ中央に、先ほどの削られた岩があるのです。

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帰り道に走っている車の車窓から、記念碑の撮影に成功しました。

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場所は、ドナウに沿って走るB16(という道路)、バードアプバッハ(Bad Abbach)という地区の南西2kmほどのところです。

ドナウの川がよくここで水位を上げ、大雨のときなどよく水浸しになったりしていたようです。また、寒い冬に例えば、1784、 1786、1789年には、水が凍って水位が上がり、ここを通ることができなくなったり。そのうち、1784年には、3~5mも水位が上がり、道路が通れるようになるまでに10日間にわたって作業が続いたそうです。

また、1786年の夏は5回も道路が水に埋まったというほど、とにかく人々を悩ませる場所であったようです。

実は、バイエルンの選帝侯であるカール・テオドールが自ら、この水位の問題を実際に見るために訪れ、岩を爆破して、道路をより高いところに造るために貢献しています。

(↑)ここに、ライオンの像が2体あります。一頭はドナウを眺め、一頭は道路の反対側にある、石碑を見ています。

かなりのピンボケで恐縮ですが、(↓)ラテン語が刻まれた石碑があります(1794年の石碑)。

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ちなみに、このカール・テオドールは、レーゲンスブルクの大聖堂脇にある「宮殿」(といっても普通の家にしか見えませんが)に10年ほど住んでいました。そしてそこにナポレオンも宿泊したことがあります。また、レーゲンスブルクの文化的な発達に非常に貢献した人で、その功績が見られる建物がいくつかレーゲンスブルクに現存しています。

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