イースターの週末

公開日 : 2021年04月02日
最終更新 :

コロナでお祭り事がないとはいえ、イースターはキリスト教にとってはとっても大事なお祭りです。なぜなら、キリストが復活したことをお祝いする日なのですから。

写真(↓)は、わが家のすぐ近く、村の広場の噴水です。この時期だけ、イースターの飾りつけがされるのですが、なんと飾りは本物の卵の殻を(中身を取り除いて)色づけしたもので、地元の方が協力して準備をされています。毎年毎年とてもすてきですが、本物の卵を使っているだけに、しばらくすると壊れた卵も混じる形にはなりますが、これは本当に贅沢な飾りつけです。

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イースターになじみのない日本の方のために、イースターと聞くと、私の頭の中に何が浮かぶか、というお話からしてみましょう。(注 : 私はキリスト教徒ではありません)

イースターと聞いて思いつくのは?

・ 各チョコレート会社がこぞって卵やうさぎの形のチョコを売る。

・ 庭先は野花や春の花で急にカラフルになる。

・ 学校では2週間のイースター休暇がある。

・ イースターエッグや羊の形のケーキを用意する。

・ 親戚が集まって、楽しく会食。子供たちはイースターの小さなプレゼントを探す。

店頭に並ぶイースター用チョコレート。特設コーナーが設けてありますが、今年2021年は売れ行きが悪いみたいです。もうあと1週間強でイースターという時点で撮影したのですが、こんなにぎっしり在庫が。普段なら欲しいものに限ってなくて、ああ、早く買っておけばよかったのにと思うくらいなのですが。

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そして、羊の形のケーキ(↓)ですが、普段は自分で作っています。そういう専用の型が売っているので。でも、今年は、お隣さんがパン屋さんのものをプレゼントしてくれました。

自宅に検診に来てくれたりする医療チームなどにお礼をしたいから、買ってきて!とのことで合計8個もこのケーキを代行して買ったのですが、ひとつ€8弱から€10弱もします。普通この生地は、アーモンドなどのすりおろしたナッツ系が小麦粉にたくさん混ざっているので、材料費も高いですし、装飾などへのこだわりもありますから、安くは買えないとは思っていましたが、びっくりする値段でした。ひとつ€8で計算しても、8個買えば€64、つまり7000円くらいです。

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自分で焼くと、焼きあがったケーキを型から外すときに、細い首の部分が壊れたりとか、ハプニングもあるのですよね。でも、これはとってもおいしいみんなが大好きなケーキです。

普段わが家で作るイースターエッグはこんな感じですが、

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今年は、おもに天然素材で染めました。

赤玉ねぎの皮、普通の玉ねぎの皮、ターメリック、紫キャベツ、ビート。うまくいくものとそうでないものとがありますね。私はまだこの分野は何も知らないので、今後研究したいと思っています。

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これらは、例えば玉ねぎの皮を利用したり、紫キャベツを利用(写真左↑)したり、ビート(写真右↑)を利用したり。

それぞれの鍋には、白い卵と茶色い卵を入れてみたのですが、紫キャベツを利用して染めた白い卵はとっても美しい水色が出てきました。

実際、この液体はかなり青紫に整っていたのですが。また、ビートはちょっとがっかりする結果になりました。液体はきれいな赤になっていたし、皮を剥いたとき素手だったので、指先は真っ赤になっていたのに。

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はっきりした赤や緑、青などの色がないので、足りない分は市販の染め粉で......なんて思っていましたが、案外すてきで満足。淡い色合いはちょっとエレガントで、大人の印象ですね。

春の花というと、私は日本にいるときは、チューリップが真っ先に頭に浮かび、それ以外はどこまで思いついただろうなと思いますが、ドイツに来てから、春の訪れを花で「強く」感じます。その証拠に、パッと思いつく春の花は?と聞かれれば、意外とスラスラと次のような名前があがってきます。

パッと思いつく春の花は? スノードロップ、福寿草(Winterling)、クロッカス、チューリップ、サクラ草(Primeln)、パンジー(Stierfmütterchen)、ビオラ(Alpenveilchen)、ヒヤシンス

でも、今年のイースターは4月頭と早い時期である(イースターは移動する祝日です)ということもあり、今年はまだまだ花が咲き切っていないです。パンジーなどはここ2週間くらい前から少しずつ見かけていますが、チューリップはまだ蕾が緑。ここ2、3日暖かい日が続き、チューリップなどの成長が手にとるようにわかるのは、春の力を感じますね。

でも、この週末は気温が最高で10度、最低でマイナス3度の予報です。

昨年のイースターは、やはりコロナ禍で家族5人でこじんまりとお祝いしたのですが、それでも春の花が伴奏してくれていました。昨年の写真はこちらからどうぞ。

春の花がにぎやかに咲くのを待っていたら、イースターが過ぎてしまうので、今日記念写真を一応撮りました。記念写真といっても、わが家のヒヨコはもう生後4週間近くとなり、かなり大人の毛が生え、そして体重も生まれたときの4.5倍にまでなってしまいましたが。

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