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ドイツ/レーゲンスブルク特派員ブログ 吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2021年6月13日

ビール専門店「ディ・ビアオテーク」で新製品「ビアスラッシュ」を試そう!


ビール専門店「ディ・ビアオテーク」で新製品「ビアスラッシュ」を試そう!

2021年4月29日に紹介済みのディ・ビアオテーク ですが、地元の新聞(2021年5月31日)でおもしろい記事が掲載されていました。
ビールのスラッシュの特許を取得した、というのです。


スラッシュというのは、わかりやすく言うなら、日本のかき氷をもっと滑らかにしたものが、常に回転している機械から提供される「冷たい飲み物」です。かき氷はほどほどに細かい氷の粒ですが、スラッシュはムース状に限りなく近いまろやかな飲み物です。


新聞記事によると、このビアオテークには420種類ものビールがあるそうですが、経営者のクリスチャン・ヨアヒムは、コロナ禍で、新しい商品の開発に力を入れていたようです。もう少し具体的には、顧客がテイクアウトをしやすい商品、という方向で。
そんななか、ビア・スラッシュ(ビールのスラッシュ、ビールはドイツ語でビアと言う)のアイデアが生まれたそうです。
問題は、主原料となる「適した」ビールシロップの欠如。仮にビールシロップを入手しても酸味が強すぎたり、水っぽかったりしてスラッシュに向かないものだったり。そこで、このヨアヒム氏が自宅の台所で研究を重ね、ビア・スラッシュに適したシロップを作り上げたのだとか。


レストランの経営が制限されたこともあり、ビールの消費量が減り、賞味期限が迫ったビールを安く入手することができたなど、研究するのに適した環境にあったのもコロナのおかげとも言えるのでしょうか。結果的にはシュピタール醸造所のインディア・ペールエール(アルコール度数8.0%)というクラフトビールを使ったものとなりました。

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久しぶりに出かけた町なかは、ものすごいにぎわい。天気のいい土曜日、かつ、コロナでの制限が緩和されて最初の週末なので無理もありません。


お店に入ってみると、何組かのお客さんがいて、前回とはまったく違った雰囲気。店員さんは、私が入ってきたのを見つけると、すぐに話しかけてくれました。元気だった?と親しみを込めて話しかけてくれるのは、私のことを覚えてくれていたから。


さっそくスラッシュを飲みたいと告げると、機械から小さな紙コップにスラッシュを入れてくれました。

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(↑正直この写真はどうかな、と思いますが、今日のスラッシュがこういう状態だったので仕方ないというか......)


この店員さんは、ビールについては詳しいけれど、どうやらスラッシュの扱いがまだ得意ではないようで、状態があまりよくはありませんでした。でも、モルツのまろやかさというか甘みが強い、ソフトドリンク的な味がしました。ビールの風味がないわけではありませんが、これは、ビールが好きでなくても飲めそう!という感じ。ただ、ビール好きな私には、ああやっぱり、とちょっとがっかりさせるものではありました。


店員さん曰く、ちょっと生姜っぽい風味があるのが気になるというのですが、言われてみるとそんな感じもあります。へえ、飲む人によっていろいろなのね、とあらためて思いました。


でも、これは、ビール好きな方でもそうでない方にも、一度試してもらいたい商品。
試飲用のコップはよかったのですが、普通に売り出される€2.90の商品だと、少し分量が多いなというのが正直なところ。


ちなみに、スラッシュという飲み物は、ゆっくり飲んでいると最後は甘ったるい液体になってしまうのですが、今日のはイマイチなような気もしなくはありません。店員さん曰く、まだ練習段階だからねとのこと。


大阪のビールのソムリエである渡邉さんのお話だと、「へレスやピルスのラガー系は水っぽくなりそうな気がします。エール系のほうが向いていそうで、その中でも原材料多めに使っていてアルコール度数もホップの香りも高いIPA(インディア・ペールエール)が向いていたのでしょう」


へえ、さすがですね。
さらに「ホットビールもそうですが、こういう時通常のへレスやピルスはアレンジに向かず、エール系や黒系ビールが向いているんですよね」だそうです。なるほどね、ビールについて詳しい人のコメントは、いつも勉強になります。
ちなみに、渡邉さんと渡邉さんのお店について、日本で飲むドイツビール。輸入販売業者、Ein Bier, Bitte.さんの紹介 もぜひあわせてご覧ください。


ビア・スラッシュに使われているビールのシロップですが、現在はまだ販売されていませんが、予定はされているようです。また販売され始めた頃にでも報告させていただきますね。


今日は、入れ替わり立ち替わりお客さんが小さなグループで入店されていました。若者ばかりでしたね、土曜日の午後17時頃だったからでしょうか。商品数が多く、好みのビールを見つけるのは正直難しい店内ですから、すかさず店員さんが助け舟を出してくれます。押しつけではないので、自分でゆっくり見たい場合は、そう告げてあげればいいと思います。


さて、前回購入せずお話だけ聞いたうえ、店員さんがとてもフレンドリーで知識も深くてすごい!と思ったこともあり、今回は絶対何か購入して帰ろう!と思って出かけました。そこで、前回のブログで紹介した私が気になるビールを探すのですが、見当たりません。なので、写真を見せてこれが欲しいのですがと言ってみたところ、「入荷できていないの。2週間後には届くはずなんだけど」とのこと。
なるほど、小さな店舗にたくさんの種類のビールを扱っているから、いつも同じ商品を常備というのは難しいのでしょう。しかも大概が小さな醸造所の商品ですから。


それでは今日のおすすめを教えてくださいとお願いしたら、いくつか詳しい説明とともに紹介してくれました。そのなかから、私が気になった2本を購入しました。また、あらためてご報告します。お楽しみに。


空いた時間に店内のビールもさっと眺めてみましたが、わかりやすく値段表示がしてあるのがいいですね。前回より値札がわかりやすくなっていたと思います。居酒屋やレストランで飲むと1杯€4は普通に支払うので、瓶ビール1本が€4前後しても、ときどきならいいかなとも思えることは思えるのですが、堂々と値段がついているので、心づもりができます。正直でいい、と私は思います。
支払い時には、ビール1本あたり、デポジット8セントが加算されます。

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2021年6月13日
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  • 特派員プロフィール
  • レーゲンスブルク特派員

    レーゲンスブルク特派員
    吉村 美佳
    鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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