カフェ・ショリーのワットマルクト店で、久しぶりカフェ体験

公開日 : 2021年06月25日
最終更新 :

コロナがちょっと落ち着き、やっと、カフェにでも出かけましょうか、という雰囲気になってきたレーゲンスブルク。

前回私が外食をしたのはなんと2020年9月。いまから8ヵ月も前のこと。そしてその前は、さらに3ヵ月前の2020年6月。

ああ、本当に外食が恋しかったです。

ということで、今日はお待たせ、「久しぶり」のカフェ情報です。

Cafe Jolie(リンク先は2018年7月に紹介した私のブログ記事、博物館近くの店舗です)2店舗あるのですが、Watmarktのお店ではどうやらおいしいホットドッグが食べられるらしい。ソーセージの国ドイツでは、アメリカ的なホットドッグはジャンクフードもいいところ、「おいしくない!」というイメージが強いようなので、要調査です。

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実はこの建物は、ゴシック建築のStadtburg、直訳すると町にある砦、城塞。そして兼住居として13世紀の前半に建築されたものです。1700年頃に隣接するゴリアートハウスに取り込まれる形でバロック化され、1777年に別離された建物で、重要文化財のひとつです。

このお店に来た理由は、どうやらおいしいホットドッグがあるからということでしたので、もちろんホットドッグを迷わず注文。

ホットドッグもいろいろな種類があるのですが、クラシック・ドッグ€3.90を食べてみました。

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店長さんの話では、実はこの7年間、ホットドッグ用のソーセージとパンをそれぞれこのお店のためだけに特注で仕入れているのだそうです。しかも、ゆでたのではなく、油を使わず3Dでグリル焼きにしたもので、ドイツ一おいしいんですって。本当かなぁ。Grillomaxというメーカーのグリルを使っているようです(リンク先はGrillomax公式ウェブサイト、ドイツ語)。

そもそもなぜここでホットドッグ?と気になるところですが、この店長さん、ホットドッグが大好きで、こだわりを持ち続け、最初は自分用に作っていたものが、ここまで発展したというのです。なかなかおもしろい。

しかも、もっとすごいのは、ベガナー(ベジタリアンよりもう少し厳しく食糧を制限している人たち)用のソーセージ利用のものもあるといいます。見た目は違うけれど、味はかなり近いもので、値段は一緒というから私も機会があれば試してみたいとちょっと気になります。

もう少し話を聞くと、夫人はベトナム人。なるほど、そう言われてみると、壁のあちこちにベトナムの円錐形の帽子を被った人をモチーフとしたような絵が飾られています。そしてそれは、まさにその夫人が描かれたものだとのこと。

ということは、夫人は芸術家なのねと思うのですが、いやいやそうじゃないんです。ただ単に学生時代に描いたものなんだそう。

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へえ、じゃあ、店内のこの水槽は??と聞いてみると、それは店長の趣味。あ、そう。なんか建物と絵画と水槽、ミスマッチといえばミスマッチですが、個性といえば個性!? 「いまは、なんでも変だけど、なんでもオッケーっていう時代でしょ?」と店長さん(注 : 店長さん=経営者ではありません)。

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姉妹店と同じように、食材にはこだわりがあり、体にいいものしか取り扱わないというコンセプトは共有していますが、店長さんの個性も十分に打ち出されたものです。

カプチーノも、姉妹店と同じレベル。ちゃんとおいしいものでした。

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そして、店内にときどきケーキを焼くような甘い香りが漂ってくるんです。ああ、ここちょっと気になるところでした。この奥で焼いているのかなぁ。

残念だったのは、この日、気温もちょうどよく、雨の予想に反して太陽も十分出ていたのですが、テラス席が使えないとのこと。昔はここに小さな机が出ていたはずなのにと思ったのですが、店内は窓を大きく開けた状態での営業。仕方がないですね、私がここに滞在した1時間半ほどの間にもパトカーが2回も通り過ぎました。すると、やはりこの道の狭さでは無理かと(一番最初に掲載した写真をご覧ください。暗いですが、左端にちょうど1台の車が通っています。これを見ると、無理かなというのが伝わることでしょう)。

ちなみに、ここの経営者は最近2回にわたって紹介している「ディ・ビアオテーク」のオーナーでもあります。

お店を出ると、あちこち広場や道路は机が並べられ、日傘が出て、大にぎわい。

いまの時期2、3人でカフェに行くのなら、ぶらぶら歩きながら、日当たりや交通量などを見ながら、雰囲気のいい場所を選ぶ方が正解かな、と思いました。

■基本情報

Cafe Jolie in der alt Stadt

・住所: Watmarkt 7

・営業時間: 日曜 9:00~18:00、月~土曜 9:00~19:00

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