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ドイツ/レーゲンスブルク特派員ブログ 吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2021年9月27日

イタリア⑦、写真もたくさん、ヨーロッパの高速道路(ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア比較)


イタリア⑦、写真もたくさん、ヨーロッパの高速道路(ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア比較)

在独20年の私は、ドイツの高速道路に慣れていて当然ですが、今回イタリアまで出かけた際の、各国高速道路について、少し書いてみようと思います。




ドイツの場合


ドイツは、高速道路の制限速度がない国として知られていますが、もちろん、カーブが急な場所ですとか、工事現場ですとかは、制限速度が設けられています。
ただ、制限速度をオーバーした場合の罰金は他国と比べて安価なようです。
制限速度を20km弱のオーバーで走る場合は、許容範囲とか。でも、それでもやはり時速130km、140km程度を想定して高速道路は作られていますので、必要以上に速度を出さない方がいいです。
ときどき制限速度が120km、100km、80km、60km、40kmと順にゆっくりになることがあります。しかもかなりの近い距離で。
これは、真摯に受け止めて、忠実に守ってください。急カーブがある前触れです。また、高速道路の出口でも、古い出口の場合はカーブがきついので、制限速度をしっかり守ることが安全運転の秘訣です。


左ハンドル、右車線走行のヨーロッパ。ドイツの車、交通事情に慣れていないと、戸惑うこともあるでしょう。
右側が走行車線、左が追越車線です。ときどき中央車線や左の車線にスピードがあまり出ていない車が走っていることがありますが、右側から追い越すことは違反ですので気をつけてください。そして、右側車線が空いている場合は、なるべく右側を走行します。


追越車線は、ポルシェやBMWなどの高級車を中心として、かなりのスピードを出す車が多いです。追い越すときは、後方を走る車のスピードを確認してからにしてください。
また渋滞時は、左側車線の場合、先に進むようにも感じられますが、無謀な運転をする人も多いため、事故の可能性も多くなります。私たちは、不要の場合、なるべく右側車線を走ります。


渋滞の際は、救急車両のために道をあけます。渋滞のとき、前を走行している車が車線の右寄りを走っている場合はそれに従います。逆に左寄りの場合も同様です。
もちろん路肩もあるのですが、路肩はスムーズに交通が進んでいるときは、走行可能となる場合もあります(電光掲示板で緑の表示が出ます)。表示が赤いX印になると、走行不可能に切り替わったということです。路肩は救急車両が走る想定ではないようです。




オーストリアの場合


オーストリアは、10日間有効のチケットを購入していれば、高速道路は走りたい放題。

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入国時には、国境をとってもゆっくり走り抜けます。そこに係の人が立っていて、一台一台どうやらこの事前に購入したチケットをフロントガラスに貼ってあるかを目視で確認しているようです。ちなみにこのチケットは入国ちょっと前のガソリンスタンドでも購入できますが、今回私たちは、JAF(日本自動車連盟)のドイツ版ADAC(ドイツ自動車連盟、Allgemeiner Deutscher Automobil-Club e.V.)の事務所で購入しました。


高速道路の見た目もドイツと多少異なりますが、トンネルなどは近代的な整備された感じ。対向車線との隙間のガードレールは安っぽく、本当に大丈夫?と思わせる感もあります。ガソリン代は、ドイツなど他国と比べると安価です。高速道路からいったん降りて、数件先のガソリンスタンドを目指しましょう(ディーゼルの価格ですが、ドイツですと€1.42くらいが普通の時期に、オーストリアでは€1.27でした)。

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この写真は帰り道に、スイスからオーストリアに入るところです。

高速道路には、ときどき防音のための壁がありますが、ときどきおしゃれなものに出合います。オーストリアで一番美しかったのは、これ。

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ヨーロッパでは珍しい電線ですが、こんな美しい電柱もありました。

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スイスの場合

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国境を越えるところでは、非常に混雑していました。コロナの予防接種のチェックとかあるのかな、と心配しながら順番待ち。ところが、ノロノロ運転をしながら通り越す感じで、何のチェックもないし、ちょっとがっかり。いや、その方がいいのですが。


アルプスの少女ハイジを思わせ風景が、高速道路の近辺にもたくさん(残念ながら、風景の美しいところは偶然ですが私が運転していたので写真はないのですが)。
スイス国内の高速道路利用は、1年間有効のものを事前に用意します。フロントガラスの指定された場所に貼り付けるだけ。
制限速度は忠実に守ります。
ドイツからイタリアに向かう際は坂を登るのですが、逆方向は混んでいたこともありますが、多くはギアをサードかセカンドにしてで走りました(ドイツではあまりオートマ車が出回っていません。わが家のもマニュアル車です)。

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スイスの高速道路は、トラックがほとんど走行していないので、非常に走りやすいです。貨物は電車を利用して基本的に運搬しているのだそうです。


そういえば、パーキングで出合ったトイレ、おもしろいので写真を撮っておきました。

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便座は、常に上にあがった状態で、左側にあるハンドルを使って下におろします。確か水洗は自動だったと思います。手を洗うところが個室にもあり、センサーで左側から水が流れる状態で、手を洗うための水が便器の中に流れる仕組みです。自動で止まります。何だか画期的ですごい!と感心しました。でも、これ、小さい子供が便座を下ろして、それが上がらないうちに座る、というのは難しいと思います(バネの力が強いので、ちゃんと抑えておかないと座る前に上に上がってしまいそう)。



イタリアの場合


山がちで、土地が南北に長いイタリア。ちょっとしたことでもトンネルを利用する作りになっていますが、その代わり、あまりお金をかけていないなという感じで、オーストリアとの差を感じます。
北部ミラノ地方とリグーリア州近辺では、道路の感じ、風景も異なりますが、リグーリア州あたりでは、路肩が一切なく、緊急車両はいったいどこを走るのだろう?と思いました。


そして、カーブがきつい!
ドイツの高速道路も、旧東ドイツのものは、直線的な道が多く、その代わりカーブが急に現れたりと、バイエルン州のものとは異なります。イタリアの高速道路もちょっとそんな旧東ドイツを思わせるようなものが多く、しかもカーブがきついことを示すマークをあちらこちらで見かけます。慣れの問題でしょうが、私はあまり好んでイタリアでは運転したいとは思いません。

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面倒くさいのは、日本のように、高速道路のそれぞれの区間で支払いがあります。最初に払う場合もあれば、通り過ぎるときに払う場合もあるので、ちょっとわかりにくいです。現金払いができるところやカード払いのところなど、いろいろ。早めに見極めて、列の短いところを狙うのですが、イタリアの人の運転はかなり乱暴な印象があり、割り込みされたりするので、運転は要注意。


現金払いの場合は、助手席に座っている人が、小銭を用意しておくとスムーズに行きます(金額は助手席からも見えるように電光掲示で表示されますので、言葉がわからなくても大丈夫です)。

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この日は私たちが通り過ぎた後だったからよかったのですが、事故のためトンネルがひとつ閉鎖されたようです。私たちにその影響はなかったのですが、かなりの交通量でした。

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オーストリアでは、ガードレールが安っぽいなんて表現しましたが、イタリアはそれが古い!という印象を与えるガードレール。これって見た目はガードレールだけれども、役に立つの?という感じです。


当たり前といえば、当たり前ですが、皆さんそれぞれの国で安全運転第一で!
特に、制限速度は取り締まりが厳しいと言われているようです。ときどきそれでもハイスピードで走り抜ける車もありますが、罰金がドイツと異なりかなりお高いようですし、慣れない国で走るということもあるので、慎重に運転をしましょう。


日本では体験できない車での国境越え。海外旅行をたくさん経験した人でも、ヨーロッパで車を運転するという方は少ないと思いますが、だからこそおもしろい情報かなと思ってレポートしてみました。個人的な体験ですので、皆さんがヨーロッパで運転される場合は、事前に最新情報をぜひご確認のうえ、旅行を楽しまれてください。

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カテゴリー 交通・鉄道・航空
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  • 特派員プロフィール
  • レーゲンスブルク特派員

    レーゲンスブルク特派員
    吉村 美佳
    鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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