イタリア②、おもしろいこといろいろ
今回は、ドイツに20年住む私が、イタリアでおもしろいと思ったことをたくさん紹介します。
イタリア人は車の運転が上手?
イタリアの道路で運転するのは、私は怖いです。道も狭く、ヘアピンカーブも多い。
よく見ると、小さな車が多いのは、道路事情や駐車スペースが理由なのでしょう。
海岸から宿へ向かう道、ここはまだまだいい方です。↓
宿のすぐそば。ここの駐車場は、2台の車が信じられないような神業、ギリギリのところに駐車されています。
こんな三輪の車も年配のおじ様方は乗っていらっしゃいました。
わが家は車両長めのボックスカー(フォルクスワーゲン・キャディMaxi)なので、細い道は本当に怖いんです。片方が石の塀で、反対側は崖とか、1mほど下がった土地でオリーブ畑とか。車の両サイドに多分20cmはあるんだろうな、と思うものの、助手席に乗っていると怖くてドアにしがみつき、涙がうるうるしてくるくらいでした。
しかも、途中で、こんな黄色い表示があったら、どうする!
子供は涙をする私を笑っていましたが、3日目くらいから、なんとか大丈夫になりました。自分が死ぬときは、家族みんな一緒だし、運転をしている主人はとても安全運転で無茶をする人じゃないしと開き直って。でも、顔は引きつっていましたが。
石造のイタリア
石を組んだ塀があちこちにありました。
道路脇もそうですが、もう獣道のようになっている、あまり使われていないようなところも、土地の高低差が大きい分、あちこちにこんな塀があるんです。実は考古学博物館にも一度行ったのですが、どうやらこの壁はもう1000年とか2000年前とか、そんな規模の昔々に造られたものではないかと推測ができます。
これだけの塀を造るのは、材料となる石を集めてくるだけでも大変でしょうし、それをこれだけ立派に並べて崩れない状態にできる、ということもすごい。ものすごい根気のいる作業だろうな、と思います。そして、美しい。どこもかしこもこんな塀があります。
12歳の息子が、なんだかレーゲンスブルクみたい、と表現しました。そうなんですよね。我が街、バイエルン州のレーゲンスブルクは、「最も北にあるイタリアの街」とも形容されるのですが、それはお金持ちが建てた塔が今でもたくさん残っていることもそうですし、13世紀から15世紀ごろにイタリアの建築様式を参考にして造られた家がたくさんあるので、それはそれは似ている部分も多いんです。今回、私も改めて、それを意識して見ました。
下の写真は、Noliという小さな漁港のある村を歩いたときに撮影したものです。
↑こちらの塔は14世紀のものだと説明書きがありました。
日本史で考えると、室町時代、というところですね。
我がレーゲンスブルクには、13世紀のものもたくさんあるのですが、それでもすごいです。
ロッククライミングには最高の場所がたくさんあります
山も海も両方楽しめる。そしてロッククライミングも出来れば、海でのんびりも。
私たちも2回ロッククライミングに出かけました。
主人は若い頃バリバリのロッククライマーだったのですが、病気を理由に今は最小限にとどめています。かわいそうに、登りたくてうずうずしていることでしょう。
代わって、我が家では14歳の長男が中心でロッククライミングを楽しみます。
まず、ロープをかけるのは長男の役目。見ていると怖いですが、上手にこなしてくれます。
三人の子供はみんな体験しましたが、私は見ているだけ。
主人と知り合った時は、何度か登りましたが、私は高所恐怖症の気があるので遠慮しておきます。
登ったら楽しいのはわかりますが、子供の逞しい成長ぶりを眺めていれば十分です。
ドイツ語を話す二人組、ドイツ語とイタリア語のバイリンガル一家、などなど、色々な人が近くにいました。
若いお兄さん二人組もいて、見ていると、とってもカッコいい。難しそうな岩にロープをかけているところです。
いくつも立て続けに並ぶビーチ
そして、忘れてはならないのが、海です。
海は、プライベートビーチと公のビーチがあります。
プライベートビーチは、パラソルと椅子がぎっしり並んでいます。
が、私たちが目指すのは、無料のビーチ。公のビーチです。
石がゴロゴロのビーチもあります。石の色がカラフルで素敵です。
パラソルやテントは、個人で持ち込んだものです。
子供たちもいろいろ楽しみを見つけます。例えば、長男は、砂を深く掘って、首まで砂に埋もれてみたり、大きな石を海底から見つけてきて並べたり。
砂浜もあります。何十メートルも、浅瀬で、背の低い私も立つことができるので、安心。我が子もみんな私と同様か、それ以上の身長なので、安心安心。監視員もちゃんといますし、無料のシャワーもあります。ここには、5日間通いました。時間帯や風の強さによって、色々な表情を見せてくれます。
長女は、アクロバット的な体操系が大好きなので、バック転とかなんとか、1人で研究しながら楽しんでいました。
マットも持参していて、時にはそれが浮き輪がわりで三人の子供が一緒に海に繰り出しては、マットの上から海に飛び込んだり、みんなでバタ脚したり。
次男は、もっぱら海。水の中にずっといて、指はしわくちゃになっているし、唇は紫色になっています。何が楽しいのやら、ずっと海の中。
駐車場がシビアな問題です。
最初の海は日曜日で、イタリア人にとっては夏休みの最終日。気温も29度。ということで、とっても遠くの駐車場に車を停めました。有料駐車場でも全く空きがない状態でした。
が、翌月曜日からは、時間帯を見計らっては、うまく駐車スペースを海岸近くに確保。
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