【コロナ関連状況】10月の感染者数と学校、そしてレーゲンスブルクの様子

公開日 : 2021年10月23日
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10月は夜中に1度くらいまで下がることも何度かあり、またマイナスもすでに記録しています。

庭もすっかり冬支度を終え、ひらひらと舞い落ちる赤い落ち葉が芝生を埋めていきます。

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(写真はイメージです)

さて、コロナ関連ですが、私の周りは多くがかなり通常通りになってきています。

3Gと言われる、つまり、geimpft(予防接種完了), genießen(コロナに半年以内に陽性になったことがある), getestet(陰性であることを検査済み)という条件を満たしていることが必須ですが、音楽活動も開始、ディスコなども最近再開しているようです。

学校は、バス通学の人はマスク必須ですが、学校の土地内では、移動時にはマスク着用、着席したらマスクは不要、という状況になっています。もちろん、上述の3Gの原則が基本です。

一方、冗談ではこんなバージョンもあります。

1G = Glühwein

2G = Glühwein + Grog

前者のグリューワインというのは、クリスマスマーケットでもおなじみ、という方もいらっしゃるでしょうが、ワインを香辛料とともに温めた飲み物で、ドイツの寒い冬を乗り切るには必須の飲み物です。そして、後者のグロッグというのは、私も実は偶然にも最近知ったばかりだったのですが、西インド諸島発祥と言われていますが、昔は海賊が飲んでいた飲み物?だそうで、ラム酒を温めた飲み物(お水とお砂糖が入っている)です。

そう、つまり、これらの暖かいアルコール飲料を持参した人だけが参加できる、というものです。(私の所属するビッグバンドの指揮者に教えてもらいました)。

学校(ギムナジウム)では、コロナ禍で、長い間、自宅学習が続きました。オンラインでの授業は、思うように学習がはかどらず、ドイツでもパソコン依存症の問題があちこちで聞かれます。

成績が悪い場合進級できないという制度のドイツですが、コロナを特別な事情と踏まえて、全員が9月から進級できるようになっていました。つまり、新学期を迎えたのはいいのですが、昨年度の授業を消化しきれていないことを前提に授業は進むことになり、英語やフランス語などの授業では、前年度の単語などを復習したりする場合もあり、学習スケジュールが気になるところです。また、成績の芳しくない子供を対象にした、週1回の補修授業が、希望者には無料で行われています(夏休み中には、教師でない外部の人に依頼して、数回の補修も行われていました)。

各学年の大きな行事も、コロナ禍で自粛されていました。

例えば、7年生のスキー教室、8年生のフランス1週間滞在、9年生の職業体験、10年生のベルリン旅行など。

ギムナジウムではなく、職業訓練校に通う10年生の女の子は、先日卒業旅行として、1週間の旅行に行っていました。

また、昨年フランス滞在ができなかった8年生には救済措置として、9年生の今、規模を縮小して希望者対象に開催が決定しました。

少しずつ、学校内でも通常のスケジュールが取り込まれているようです。

とはいえ、また人口10万人あたり、過去7日間の感染者数平均が増えてきているのが心配。

10月上旬から中旬は、レーゲンスブルク市、レーゲンスブルク郡ともに70程度だったのですが、レーゲンスブルク市で323.1、レーゲンスブルク群で252.7。今後も少しこの感染者数に注目していく必要がありそうです。

そもそも、9月中旬に学校が新学期を迎え、夏休みの旅行から戻った人たちが感染している可能性があるから、という理由で、10月に入るまではマスクなどの条件がほどほどに厳しかったものの、今はかなり緩やかになっています。お店ではまだFFP-2マスク、またはOPマスク(普通の青いタックがあるあの使い捨てマスクです)が必要ですが。

ドイツには、今まであちこちに抗原検査を無料で受けられる場所があったのですが、10月11日以降は、PCR検査、抗原検査ともに有料になりました。

(抗原検査は€11.50、PCR検査は€51.56と、その直近になって値段が発表されました。例外として、妊婦、学生、または病気を理由に検査を常に行う必要がある人など、無料の検査を受けることができる人もいます)。

ドイツにも、予防接種反対派が居るのですが、3Gの規則に従った社会生活を営むには、予防接種反対派には非常に厄介な世の中になっていくようです。

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