レーゲンスブルクから40kmほど北の村の歴史を知るテレビ番組を見て考えさせられた!

公開日 : 2021年11月17日
最終更新 :

義兄からの電話が鳴る。(2021年11月16日)20時15分からヴァッカースドルフ(Wackersdorf)の映画をテレビ(3チャンネル)でやるよって。

私には何のことかわからなかったのですが、なんだか見なくちゃ、と思わせる雰囲気。

それは主人が18歳のときの実話に基づいた映画。

ドイツは民主主義のはずなのに、しかも1980年代という、私もまだかわいい子供だった頃の話なのに、共産主義のようなその実態を告発するような内容の映画。2017年に撮影されたものですが、116分の中に私の知らなかった歴史が凝縮されていました。

没頭して観ていると、な、なんと、わが家の猫たちがお世話になっている獣医さんが映画の中で演奏されたバイエルン音楽の楽隊として出演しているではないですか!(1分28秒)

そういえば、彼女は、日本語を勉強していて、オールドタイマー(古い車)が好きで、それに趣味のひとつがトロンボーン。話好きで、暇な時間にはたくさんお話ししてくれる人なので、観てすぐにわかりました。

話の舞台となったヴァッカースドルフは、炭鉱などがあったようですが、資源の枯渇で雇用も減り、失業率が非常に高かったようです。

当時高校生だった主人が、なんと原発反対の市民運動に参加していた、まさにその現場が舞台。

映画の中でも当時のオリジナルの映像がいくつか用いられていて、非常に興味深い内容でした。

話は変わって、主人は、選挙のときには多分いつも緑の党に投票しているようですが、CDU(ドイツキリスト教民主同盟)のようにメジャーな党に投票しないのはなんでかなぁ~と密かに思っていました。

実はこの映画の現場となったヴァッカースドルフの一連の事実に起因するのだと、今日初めて知りました。

公共放送であるBR(Bayerische Rundfunk)でこの映画を並んで見ていた私たち夫婦。

どうやら、バイエルン方言がたくさんあるようで(ちなみにレーゲンスブルクはバイエルン州ですが、独自の言葉が発達した地区です)、レーゲンスブルク出身の主人に、これ理解できる?と聞かれました。全部が理解できるわけではないけれど、方言が気になるほど強いとは思わず、ああ、これは私のドイツ語がバイエルン方言にかなり慣れているっていうことなのかな、とちょっとうれしくなりました。

ドイツ語が得意な皆様へ。

インターネットで、このBRのサイトを訪ねると、メディアテークというコーナーで、期間限定で、放送された番組を見ることができる場合もあります。

今回のヴァッカースドルフはこちらからどうぞ。(ただし、一定期間を過ぎると、リンクは切れてしまいます)。

私も、実は出たことあるんですよー。東京オリンピック開催直前に、ただ日本人というだけで(笑)。

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