【コロナ関連情報】かつての日本の危機が今やドイツに!?私の身の回りから感じるコロナの切迫感

公開日 : 2021年11月26日
最終更新 :

1週間ほど前の日曜日、外務省も斡旋するオンライン勉強会で、デュッセルドルフ在住の日本人内科医の馬場先生のお話を聞きました。

この馬場先生は、いつも新鮮で大量のデータをもとに、非常にわかりやすく解説してくれるのですが、あれだけ終わりのないような、究極の医療状況であった日本が、今ではなんだか急に落ち着いているのに対し、ゆとりのあったドイツ、感染者数が落ち着いて普通通りに近い生活ができていたドイツが、こんなにひどい状況に陥ってしまうとは。

気になるのは、バイエルンやザクセンのコロナの状況があまりにも悪化し、病院もキャパシティオーバーとなってきているということ。実際、感染者数の少ない州に患者が搬送されるように手回しをし、今後そのようなケースがどんどん増えていくようです。

ドイツ人の主人は、日本が喘いでいた当初、ドイツの集中治療室は数もたくさんあるので日本のようにはドイツはならない!と得意顔であったのですが、そんなドイツでも病院側は緊急事態を宣言しています。

少し前のこと(11月上旬)、私はフリーランスのライターとして、某大手編集部にドイツのコロナ関連の最新情報を提出しました。そして、編集者がそこからまとめて、記事を作成。内容に間違いがないかの確認をしてくださいました。

ちょうどその頃から、ドイツのコロナ事情は急激に悪化し、私が提出した返事は、「内容に間違いはありません、大満足です。ただし、その時と事情が変わり、現在は〇〇です」と答えなければなりませんでした。

実は今日主人が、持病の薬の処方のために、家庭医に行ってきました。3回目のワクチン接種(ブースター接種)の対象者でもあるので、予約について聞いてみるよと言って出かけたのですが、なんとその場でワクチン接種をして戻ってきました。

30分以内に来られるなら、私も接種できると携帯で電話をかけてくれたのですが、診療所が閉まる18時までに間に合わないので遠慮しました。

今週の土曜日ならモデルナのワクチンが接種できるとのことでしたが、来週木曜日のバイオンテックのワクチンを接種することになりました。

家庭医が主人の昔ながらの友人であるので、本当にありがたいです。こういう時は。

どうやら、集中的にワクチン接種を行う場所では、ブースター接種の希望者が多く、かなりの混乱状態。

人気のバイオンテックはそのうち底をつき、モデルナのみ可能になるかも、という話も聞きます。

歯科医である義兄は、「医者、看護士のすべてが毎日抗原テストを義務づけられているのに、その抗原テストを購入することもそのうちできなくなるようだ」と、慌てて数百の抗原テストを発注したそうです。巷でも、抗原テストが再び頻繁に求められるようになっています。

マスクひとつとっても、最初は布製のマスクをこぞって縫ったりしていましたが、そのうちお店で購入できるようになり、それがメディカルマスク、FFP2マスクとなり、またメディカルマスクとなった今、布製のマスクはきっと売れないで、お店で埃を被っている状態。FFP2マスクも当初高価だったのが、ひとつが80円弱で買えるようになりました。かと思えば、ここしばらく、とあるお店で60円台程度で買えるようになっているので、もう要らないだろうなと思っていたのですが、慌てて私も数十枚購入しました。5人家族とはいえ、子供たちが学校で使用するものはメディカルマスクで十分。強いて言えば、年頃の長女が、習い事に行くときや、私たち大人が買い物に出かけるときにFFP2マスクが必要です。

さて、私の日常生活。週に3回の音楽活動があるのですが、そのうち、今日開催予定だった地元の吹奏楽の合同演奏は、急遽中止になりました。

ワクチン接種者および感染して半年以内の人というグループなら、当日の抗原検査などを追加で受けることを条件に開催は可能だと、午後の早い時間に連絡があったのですが、結果的に中止。毎週月曜日の音楽学校所属のビッグバンドは、コロナの初期段階のように、人数制限をしたうえで、開催可能とのこと。ただし、こちらは、「余暇、娯楽」という枠組みでなく、音楽学校であるがために、「学校」というカテゴリーに当てはまるため、抗原検査がなくとも問題がないようです。

子供たちのスポーツ活動なども、数日ごとに、「現在の規則」なるものが更新されて、連絡が入ります。本当に目まぐるしい状況です。

来週月曜日からの9年生(日本でいう中学3年生)の息子が楽しみにしていた2泊の合宿も延期(?)、12月に1週間来る予定であったフランス人留学生も春へ延期、1月に開催予定であった7年生の息子の、1週間にわたるオーストリア、スキー合宿は、2月末にドイツでの開催へ。

コロナは過去のものになると思っていた期待を裏切り、また逆戻りのドイツです。

ということで、まだまだ素敵な観光情報を発することは無理なようですが、いつ海外に出かけられるやらと待ち望んでいる皆様へ、少しでも現状が伝わるように、ニュースと合わせて私の身の回りの様子をできるだけ迅速にお届けできるようにしたいと思います。

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