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フランス/レンヌ特派員ブログ 高津 竜之介

フランス・レンヌ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

当ブログでも何度か紹介しているブルターニュ地方の郷土料理ガレット。そば粉の生地を薄いクレープ状にのばして焼くというシンプルな料理ですが、店によっていろいろな特徴があります。今回は数多くのガレット屋がしのぎを削るレンヌの町なかでも大人気のクレープリー・サン・ムレーヌを紹介したいと思います。


◇黄色い外観が目印

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「サン・タンヌ駅」から徒歩5分ほど。タボール公園の入口に佇むサン・ムレーヌ教会へと続く道沿いに店を構えるのが、クレープリー・サン・ムレーヌです。優しい黄色い色合いの外観が目印で、ブルターニュ伝統の長い筒型の帽子をかぶった女性が描かれています。ロウソクの火が灯る落ち着いた雰囲気の店内では、ゆったりとした時間を過ごすことができますよ。


◇地元の有機食材にこだわりあり

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この店では有機製法で作られたそば粉を使い、伝統的なレシピを受け継ぎながらガレットを提供しています。そのほかにも、レンヌから車で北に15分ほど向かったところにあるムレス(Melesse)という町のシードル醸造所で作られたオーガニックのシードルや、ブルターニュ産のビールなどを提供しています。

※参考:シードル・ビオ(750cl):11,8ユーロ


◇モチモチさっくりガレット

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シンプルで家庭的なガレットがおいしいと、レンヌで評判のクレープリー。今回はもっとも一般的なハムとチーズ、卵をのせたガレット・コンプレートを食べてみました。そば粉の香りとほどよいバターの風味が口いっぱいに広がり、少し厚みのある生地は表面はさっくりしているのにモチモチとした触感。多くのお客さんに愛されているのがよくわかる納得の味わいに、ガレットという料理のひとつの完成形を見たような気がしました。

※参考:ガレット・コンプレート:6,2ユーロ


◇素材の味が際立つトッピング

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ガレット・コンプレートにのせられた卵もこだわり。近郊の町から有機で育てられたもののみを仕入れて使っているそうで、濃厚な味わいでした。また、もう一品頼んだスモークサーモンとサワークリームにレモンを絞って食べるガレット・ノルディックもおすすめ! 厚みのあるサーモンが贅沢にのっていて、さっぱりとしたレモンと相性ぴったりでした。

※参考:ガレット・ノルディック:10,7ユーロ


ボリューム満点のガレットに大満足。しかしこの店は、ブルターニュ特産のキャラメルやさまざまなフルーツを使ったクレープのメニューも豊富にそろっています。何度訪れても新しい味が楽しめる、お気に入りのクレープリーになりました。もちろん、レンヌに初めて訪れたという方にもおすすめですよ!


▼一緒に読みたい

【レンヌ】創作クレープリー!サン・ジョルジュ(Saint-Georges)

【レンヌ】有機食材にこだわるクレープリー!グー・エ・グルモンディーズ(Goût & Gourmandise)


それでは、次回もとっておきの地元情報を届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉


■今回紹介したお店

・店名: クレープリー・サン・ムレーヌ(Crêperie Saint Melaine)

・住所: 13 Rue Saint-Melaine, 35000 RENNES

・アクセス: メトロ「サン・タンヌ駅」から徒歩5分



2020年2月20日

ブルターニュ地方の中央部に位置する美しい城下町、ジョスラン。町の中心の広場を歩くと目に留まるのが、荘厳な美しさで佇むノートル・ダム・ドゥ・ロンシエ大聖堂です。今日はジョスランの町の象徴である、この大聖堂の魅力を紹介したいと思います。


◇フランボワイヤン・ゴシック様式の傑作

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特徴的な屋根の形は、フランス語で炎を意味する「フラン」から派生したフランボワイヤン・ゴシック様式によるものです。大聖堂の起源は11世紀にも遡り、15世紀終わりに現在のような外観となりました。

1891年には宗教的な重要性が認められ、ローマ教皇レオ13世よりバジリカ(大聖堂)の称号が授けられた由緒正しき教会でもあります。


◇ジョスラン城を建設したロアン家の墓が眠る

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四角い交差廊は、初期ロマネスク時代の名残を留めています。また、ジョスラン城を建造したブルターニュ貴族オリヴィエ・ド・クリソンとその妻マルグリット・ド・ロアンの墓標が、南側の後陣に設けられた小礼拝堂で大切に祀られています。


◇茂みから現れた聖母マリア像の伝説

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ノートル・ダム・ドゥ・ロンシエ大聖堂の名は、ある伝説に由来しています。808年にウスト川の畔で仕事をしていたある農民が、キイチゴの茂み(Roncier)の中から聖母マリアの彫像を発見しました。農民はその像を家へと持って帰ろうとしましたが、何度試みても突如として姿を消し、また元の茂みへと戻っていたそうです。

そこでこの農民はこの場所に小さな礼拝堂を建設することを決意し、その噂を聞きつけて人々が集まりジョスランの町の礎が築かれたのだそう。


◇叫び声を挙げながら街を行進!? ブルターニュの伝統行事パルドン祭

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ブルターニュ地方の数々の町に伝わる伝統行事パルドン祭では、代々受け継がれてきたロンシエの聖母マリア像や聖遺物とともに礼拝行列を行います。1728年から1950年代までは「ジョスラン絶叫のパルドン祭」の名でも知られ、民衆の叫び声とともに町を行進したのだとか。

19世紀後半まで北側の礼拝堂では死の舞踏の儀式が行われるなど、一風変わった文化を持っているのもジョスランの町の魅力かもしれません。


▼一緒に読みたい

【ジョスラン】ブルターニュの名家が治めた城下町! Josselin


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

「世界の最も美しい村をめぐる」では、フランスをはじめとする魅力ある小さな村の紹介や最新情報をお届けしています。もし良ければこちらのサイトも遊びに来てくださいね。


■今回紹介した場所

・スポット名:ノートル・ダム・ドゥ・ロンシエ大聖堂(Basilique Notre Dame du Roncier)

・住所:Rue Olivier de Clisson, 56120 JOSSELIN

・アクセス:ジョスランバス停留所より徒歩5分

・参考URL:http://www.josselin.com/



2020年1月31日

フランスの旅行中に日本食が恋しくなることはありませんか? 今回はレンヌで本格ラーメンを提供する「ラーメン屋」というお店を紹介したいと思います。


◇日本のような活気のある店内

昨年12月にオープンしたばかりのこのお店は、レンヌ中心部のショッピング・センター「ヴィジタシオン」のすぐ目の前に店を構えています。地下鉄「サン・タンヌ」駅からも徒歩5分ほどと、アクセスも便利です。

店内に入ると、日本のような活気のある空間。小さなお店ではありますが、それもまた日本のラーメン屋さんに来たかのような不思議な感覚を受けます。


◇ナント生まれのラーメン屋さんはレンヌ初出店

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レンヌの隣町ナントにて、「いざかや ジョイ」と「ラーメン屋」の2店舗を展開するオーナー、アントニー・グエン(Anthony Nguye)シェフの待望の3店舗目がこのレンヌの「ラーメン屋」。フランス人もラーメンが好きな人が多く、本格的なラーメンが食べられるとオープン前から待ちきれないという声が多く聞かれました。


◇ベトナム人シェフが辿り着いた日本のエスプリ

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ベトナム系フランス人であるアントニーシェフのご両親は、ブルターニュ地方のヴァンヌという町で日本食レストランを営んでいたのだそう。2009年に意を決してナントに店を構え、両親の営んでいた店名と同じ「ジョイ(Joyi)」という名の日本食レストランを開店します。

当時アントニーシェフには、「日本を一度も訪れたこともない自分が、日本食レストランを営んでいて良いのだろうか?」という迷いもあったそうです。それでも幾度となく訪日を重ね、多くの経験を積む中で自らのスタイルを確立し、2015年には「グローバル・スシ・チャレンジ」において第1位を獲得しました。


◇18時間煮込んだ自慢の豚骨スープ

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ブルターニュで育った豚の骨を18時間煮込んで作る豚骨スープは、このお店の看板商品です。また、有機栽培の小麦を使った麺や、手作りの餃子の皮など、細部にもこだわりを感じます。


今回注文したのは、豚骨と鶏ガラの合わせ出汁に爽やかなゆずが香る塩ラーメン(10.5ユーロ)と、自慢の豚骨スープに辛みを効かせた地獄ラーメン(11.5ユーロ)。どちらも、日本のラーメン屋さんのような本格的な味に大満足でした。普段とは違う慣れない海外旅行中だからこそ、ほっと安心するラーメンを味わってみてはいかがでしょうか?


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

「世界の最も美しい村をめぐる」では、フランスをはじめとする魅力ある小さな村の紹介や最新情報をお届けしています。もし良ければこちらのサイトも遊びに来てくださいね。


■今回紹介したお店

・店名:ラーメン屋 (Ramen ya)

・住所:6 Rue de la Visitation, 35000 RENNES

・アクセス:メトロ「サン・タンヌ駅」から徒歩5分



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  • 特派員プロフィール
  • レンヌ特派員

    レンヌ特派員
    高津 竜之介
    レンヌ第2大学言語学部非常勤講師(日本語)。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。レンヌ第1大学経済学部修士課程一年目修了(2013)。サヴォワ・モンブラン大学(アヌシー)経営学研究科修士課程二年目修了(2014)。NPO法人「日本で最も美しい村」連合勤務(2016-2018)。原稿執筆、翻訳・通訳、現地コーディネート、ガイド講師などのご依頼も承っております。過去の仕事例等についてはこちらからご確認いただけます。お気軽にご相談ください。
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