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フランス/レンヌ特派員ブログ 高津 竜之介

フランス・レンヌ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

皆さんは「フランスの最も美しい村」協会という名前を聞いたことがありますか? 厳しい審査によって選ばれた159の小さくて魅力あるフランスの村々が加盟しています。私が住んでいるブルターニュ地方は4つの村が認定を受けていますので、今回はそんな素朴で飾らない村の魅力を紹介したいと思います。


◇ロシュフォール・アン・テール

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視聴者投票でフランス人が1番好きな村を決める人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で2016年の1位に輝いたこともあるロシュフォール・アン・テールは、16世紀頃に建てられた貴族の館が立ち並ぶ重厚な町並みが魅力です! その町並みに彩りを添えるのが、赤いゼラニウムの花々。またクリスマスシーズンにはイルミネーションの柔らかな光に包まれ、大勢の人々でにぎわいます。


▼この村について詳しく知りたい人はこちら!

【ロシュフォール・アン・テール】ゼラニウムの花に彩られた村


◇サン・シュリアック

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潮の満ち引きが大きいことでも知られるランス湾沿いに佇むこの村は、漁師町として栄えました。そのため村の民家は、船や網など漁に関する道具で装飾されています。13世紀に建てられた村の教会はブルターニュ地方でもっとも古い教会のひとつ。教会関連の敷地が壁に囲まれているのは、ブルターニュ地方ならではです。また、聖母マリア像が海を見護る小礼拝堂へと続く海岸線を散策するのもおすすめですよ。


▼この村について詳しく知りたい人はこちら!

【サン・シュリアック】漁師の願いが込められた村


◇モンコントゥール

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城下町として栄えたモンコントゥールの村は、中世からの城壁に囲まれています。サン・マチュラン教会には16世紀のステンドグラスが残されていて、その美しさに思わず時間を忘れてしまいます。またお店の前に掲げられた手作りの看板がかわいらしく、それらを探して歩くのもたいへん楽しい村です。


▼この村について詳しく知りたい人はこちら!

【モンコントゥール】城壁に囲まれたブルターニュの城下町


◇ロクロナン

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ブルターニュ地方のもっとも端に位置するロクロナンは、ケルト文化が息づく異国情緒漂う村です。その象徴ともいうべきパルドン祭では、伝統衣装を身にまとった住民が村中を行進します。また、15世紀に建てられたサン・ロナン教会には村の名前の由来となった聖ロナンの彫像が横たわる墓が祀られています。この村もクリスマス・イルミネーションで有名なので、12月に訪れるのもおすすめです。


▼この村について詳しく知りたい人はこちら!

【ロクロナン】神秘的なケルト文化息づく聖なる村


ブルターニュ地方にある「フランスの最も美しい村」はいかがでしたでしょうか? これらもっとも美しい村々に魅せられて、私は現在フランスに住んでいます。パリなどの大都市よりも魅力あふれるフランスの田舎の風景! なかなか行くのが難しい場所ばかりですが、今回の記事で村の雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです。

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▼一緒に読みたい

「フランスの最も美しい村」協会一覧


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文、写真:高津竜之介〉


■今回紹介した場所

・スポット名:「フランスの最も美しい村」 (Les Plus Beaux Villages de France)

・URL: https://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr/


2020年3月29日

フランスでも近くヨーロッパの国々と同様に、先週から外出は必要最低限のみ、学校やいろいろなイベントも中止となりました。公園やテラスで友人たちとにぎやかにおしゃべりするのが大好きなフランス人の国民性なだけに、この期間ストレスを抱えている方も多いのではと思います。私もこんなに長い間家から出ないというのは初めてなので、この問題が収まったらどこに行ってみよう、何をしよう、などと考えて過ごしています。今回は、そのなかでも私が楽しみにしているレンヌの演奏会シリーズ、レ・コンセール・ド・ミディをご紹介したいと思います。


◇堅苦しくなく、フレンドリーな雰囲気

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この演奏会シリーズはボランティアの方々で運営されており、室内楽をメインにさまざまなプログラムが組まれています。使われるホールもこじんまりとしており、アットホームな雰囲気です。外から見るとコンサート会場と分からないような建物で、ホールというよりはサロンといった感じです。ひとつのプログラムで4日間の公演があり、だいたい土曜〜火曜に行われます。


◇軽食片手に開演前のおしゃべり

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演奏の前にはロビーにて、飲み物やアペリティフ、サンドイッチ、クロワッサンなど(曜日によって異なります)が振る舞われ、ほかの音楽好きなお客さんやスタッフの方々とお話しながら演奏を待つ時間も楽しみのひとつです。


◇プレコンサートトーク

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土曜・日曜の公演前には、演奏者とプレゼンテーターによるプレコンサートトークも行われます。曲の仕組みや背景、また作曲家についてユーモアあふれるトークで紹介してくれるので、クラシック音楽に詳しい方も、なんだか親しみづらいなと思う方でも楽しく音楽について学ぶことができます。またそのあとに聴く演奏も、より深く楽しむことができます。ホールの中にいる知らない方たちと一緒に笑いあったり、感心したりと、同じ感情を共有できるのも芸術の魅力のひとつですね。


◇一流の演奏者

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ここに招待される演奏者たちもまた、有名な国際コンクールでの受賞者たちなど、すばらしい音楽家ばかりです。演奏後にロビーに出てきてくれて、お客さんたちやスタッフの方々とおしゃべりをしながら皆が帰るのを見送っていました。こうした運営者や演奏者、観客の距離がとても近く、一緒にイベントを作っているという雰囲気がとてもいいなと思います。

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それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文:高津佐紀、写真:高津竜之介〉


■今回紹介したイベント

・場所: レ・コンセール・ド・ミディ(Les concerts de midi)

・住所: 7 Quai Châteaubriand, 35000 RENNES(Maison Internationale 内)

・アクセス: メトロ「レピュブリック駅」から徒歩5分

・URL: http://www.concertsdemidi.com/


2020年3月26日

ブルターニュ地方の北西部に位置するカンペールは、世界的に有名な陶器の町として知られています。今回はこの町の顔ともいうべき、カンペール焼きの老舗アシュべー・アンリオ工房を紹介したいと思います。


◇旧市街の外れにあるロクマリア地区は見どころ豊富

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サン・コランタン大聖堂を中心に木組みの家が建ち並ぶかわいらしい町カンペール。その大聖堂の脇を流れるオデ川の対岸には、ロクマニア地区という閑静なエリアがあります。ロクマリア・ノートル・ダム教会やフランス文化省による「注目すべき庭園(Jardin remarquable)」にも指定されている小修道院の庭など見どころ豊富ですが、この町を訪れた際にぜひとも足を運びたいのがアシュべー・アンリオ陶器工房やカンペール陶器博物館です。


▼一緒に読みたい

【カンペール】アンリオ陶器工房前の注目すべき庭!小修道院の庭(Jardin du Prieuré)


◇王立釜として創業を始めた老舗企業

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カンペールに陶器工房が作られたのは、ルイ14世の時代に遡ります。王立釜としてその歴史を歩み始め、現在ではフランスで現存する最も歴史ある企業といわれています。ブルターニュに暮らす人々を描いた「カンパーニュ」(※田舎風の意)と名付けられた絵柄は、素朴で温かみのあるカンペール焼きを代表する絵柄のひとつです。そのほかにも田舎の自然や動物などをあしらった、地域に根差した飾らないデザインが何とも魅力的です。


◇名前入りのカフェオレボウル

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一枚一枚手作業で絵付けがなされるカンペール焼きは、それだけでも世界にひとつだけの特別感がありますが、旅の記念や大切な人へのプレゼントとして特におすすめなのが名前を入れたカフェオレボウルです。フランスでは子供へのプレゼントとしても定番で、友達のフランス人のお宅に遊びにいくと戸棚に飾ってあることもしばしば。また工房に併設されたブティックでは、アウトレット品や少量生産の限定品が販売されています。私たちも、あるサロン・ド・テのために特別に作ったというカップのセットにひと目惚れして購入を決めてしまいました。


◇カンペール焼きの絵柄が描かれた可愛い缶入りのビスケット

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またすぐ隣で営業している、ビスケット屋さんもお土産探しにおすすめです。カンペール焼きの絵柄が描かれたかわいい缶入りのビスケットは、友達や家族に喜ばれること間違いなし! もちろん、中身の焼き菓子もおいしいバターがふんだんに使われて作られており、ブルターニュならではのおいしさを楽しめます。


かわいい食器や雑貨を集めることが趣味という方には必見のスポットです。「コロナウイルス」が落ち着いたら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?


▼一緒に読みたい

【カンペール】フランスを代表する陶器の町!Quimper


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文、写真:高津竜之介〉


■今回紹介した場所

・スポット名:アシュべー・アンリオ ファイアンス陶器工房 (Faïencerie HB-Henriot)

・住所:Place Berardier, 29000 QUIMPER

・アクセス:「カンペール駅」から徒歩30分

・URL: http://www.henriot-quimper.com/


2020年3月22日
2020年3月 7日
2020年2月28日
2020年2月26日
2020年2月24日
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  • 特派員プロフィール
  • レンヌ特派員

    レンヌ特派員
    高津 竜之介
    レンヌ第2大学言語学部非常勤講師(日本語)。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。レンヌ第1大学経済学部修士課程一年目修了(2013)。サヴォワ・モンブラン大学(アヌシー)経営学研究科修士課程二年目修了(2014)。NPO法人「日本で最も美しい村」連合勤務(2016-2018)。原稿執筆、翻訳・通訳、現地コーディネート、ガイド講師などのご依頼も承っております。過去の仕事例等についてはこちらからご確認いただけます。お気軽にご相談ください。
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