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フランス/レンヌ特派員ブログ 高津 竜之介

フランス・レンヌ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


ブルターニュ地方の中心都市レンヌの名物は、クレープと並んでそば粉の生地を薄く伸ばして焼いた「ガレット」という料理です。たまご、ハム、チーズを乗せて焼いた「ガレット・コンプレ」が一般的ですが、今回は一工夫凝らした創作ガレットが魅力のサン・ジョルジュ(Saint-Georges)というお店を紹介します。


◇可愛い木組みの店構え

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木組みの民家が立ち並ぶ旧市街の中心にお店を構えており、中に入るだけでもわくわくしてしまいます。店内は一転してエレガントでシックな内装で、落ち着いた雰囲気で食事と会話が楽しめます。レンヌの可愛らしい街並みを堪能したら、ぜひ入ってみたいお店です。


▼一緒に読みたい

【レンヌ】絵本の世界に迷い込む!木組みの家が連なる街並み


メニューの名前が「ジョルジュ」

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お店の名前は、オープン当初「サン・ジョルジュ通り」に店を構えていたことに由来しますが、メニューの名前が「ジョルジュ」にちなんだ人名となっています。例えば、フランスの女流作家「ジョルジュ・サンド」や、レンヌ美術館にも飾られている夜の画家「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール」、アメリカ初代大統領「ジョージ・ワシントン」やイタリアを代表するファッションデザイナー「ジョルジオ・アルマーニ」など、30種類以上に及びます。お気に入りを見つけてみてくださいね。


◇ボルディエのバターの食べ比べがお勧め

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迷ったらぜひ試して欲しいのが、ブルターニュ老舗の乳製品店「ボルディエ(Bordier)」のバター4種類をアペリティフとして食べ比べることの出来る、ガレット・ブール・プレート(4,5ユーロ)。ボルディエの看板商品である海藻バターは風味豊かな磯の香が口いっぱいに広がり、フランス南西部・バスク地方で産出されるエスペレット・唐辛子を使用したバターは辛さが後を引く美味しさ。燻製塩を使用したバターは、独特な薫りが旨味を引きたてる大人の味。お気に入りはレモンとオリーブオイルのバター。柑橘系の爽やかな風味が、香ばしいガレットと相性抜群!皆さんもお気に入りの味を見つけてみてくださいね。


◇他のクレープリーにはないアイスクリーム付きのガレット

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今回選んだのは、20世紀中頃にフランスの政界で活躍した「ジョルジュ・プリセ」の名前が付けられたガレット(14,8ユーロ)。低温の油でじっくりと煮た鴨のコンフィとマッシュポテトが具材として乗ります。それだけでも珍しいのですが、なんとこのガレットはタイム風味のアイスクリームが付いてきます。ハーブの爽やかさが際立つアイスクリームとコンフィの旨味とのコントラストが新鮮でした。その他にも、ビーツ風味やカマンベール風味のアイス、ミント風味のグリーンピースアイス、山羊のミルクのアイス、生姜風味のアイス、ケチャップ風味のアイス、そば粉のアイス、バルサミコ風味のアイス、キュウリのシャーベット、ニンジンとカレー風味のシャーベット等々、、独創的なメニューが並びます。ここでしか味わえない味をぜひお試しあれ!


◇フランス国民に愛されるお菓子を使ったクレープ

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ガレットだけではなくクレープメニューの品ぞろえも豊富なこのお店。中でも少し変わっているのが、フランス人なら子供の頃に誰でも一度は口にしたことがあるであろうお菓子を使ったもの。例えば、包み紙にくだらないジョークが書かれた「カランバール」というキャラメル菓子のソースを使ったものや、「キンダー」のチョコレートを使用したもの。今回は、クマの形をしたグミなどで有名な「ハリボー」社のマシュマロ「シャマロー」をキャラメリゼしたクレープ(9,2ユーロ)。焦がし砂糖のほろ苦さが、大人のデザートへと変身させます。


今回紹介した旧市街の店舗のほかに常設市場の近くにもう1店舗構えており、どちらもおしゃれで一風変わったクレープリー体験が出来るお店です。レンヌ屈指の人気店のため予約は取りにくいですが、お越しの際はぜひ訪れてみてくださいね!


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

「世界の最も美しい村をめぐる」では、フランスをはじめとする魅力ある小さな村の紹介や最新情報をお届けしています。もし良ければこちらのサイトも遊びに来てくださいね。


■今回紹介したお店

・店名:サン・ジョルジュ(Saint-Georges)

・参考URL:https://www.creperie-saintgeorges.fr/

▼旧市街店

・住所:11 rue du Chapitre, 35000 RENNES

・アクセス:メトロ「レピュブリック駅」から徒歩10分

▼常設市場店

・住所:17 rue Jules Simon, 35000 RENNES

・アクセス:メトロ「レピュブリック駅」から徒歩5分



2019年7月13日

カルナックといえばブルターニュ地方の巨石群の中心地として有名ですが、実はモルビアン湾沿いにビーチが広がるリゾート地としても知られています。今回はそんなビーチからすぐ近くの場所で営業しているイグルー(L’Igloo)というお店を紹介したいと思います。


◇1974年創業以来ブルターニュで大人気のアイスクリーム店

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このお店を訪れたのはフランス人の友人に「僕が知っている中で、一番美味しいアイスクリーム屋さんを案内するよ!」と言われたからでした。実際にお店に着くと長打の列が出来ていました。1974年創業以来ブルターニュの人々に愛されており、実はレンヌのアイス屋さんなどでもイグルーのアイスを仕入れて使っているお店があるそうです。ちなみにお店の名前は、エスキモーの雪小屋を意味しています。


◇170種類以上のアイスのフレーバー

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このお店の魅力は何といってもその味の豊富さ。フレーバーの種類は170種類を超えます。バニラやチョコレートといったクラシックなものから、塩キャラメルなどブルターニュらしい味はもちろん、バラやスミレといった様々な花の薫のフレーバーに、オマール海老のビスクや長ネギ(?)といった頼むのに勇気がいるものまで、とにかく選ぶのが楽しいお店です。また、フランスでは珍しいソフトクリームも取り揃えていたりします。


◇種類豊富な手作りワッフルコーン

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また、このお店ではプレーン、チョコレート、ホワイト・チョコレート、刻んだヘーゼルナッツをまぶしたワッフルコーン、広口のカップのような形で食べやすいチューリップ型のワッフルコーン、たくさんの種類を乗せられるお皿型のワッフルコーン・パレットから選ぶことが出来ます。その他に、生クリームやピュレ・ソースをトッピングできます。最も安いものでプレーンのワッフルコーンに1種類のアイスクリームを選んで2,5ユーロと、値段も良心的です。


◇12種類のアイス乗せ!パレットに挑戦

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今回はせっかくなので色々な味に挑戦してみようと、12種類のアイスを選ぶパレット(6ユーロ)に挑戦してみました。とにかく種類が多くて迷ってしまい選ぶのが大変でしたが、ピーナッツ、桃、クッキー、ティラミス、ピスタチオ、カシス、ライチ、コーヒー、タルトシトロン、マロン、ルバーブ、塩キャラメルの計12種類を選択。特に美味しかったのは、塩キャラメルとピーナッツでした!


皆さんもカルナックの巨石群を巡った後にぜひ立ち寄って、お気に入りの味を見つけてみてくださいね。


▼一緒に読みたい

【カルナック】謎に満ちた先史時代の巨石群メンヒル


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

「世界の最も美しい村をめぐる」では、フランスをはじめとする魅力ある小さな村の紹介や最新情報をお届けしています。もし良ければこちらのサイトも遊びに来てくださいね。


■今回紹介したお店

・店名:イグルー(L’Igloo)

・住所:58 Avenue des Druides, 56340 CARNAC

・アクセス:レンヌから車で1時間50分程度

・参考URL:https://www.facebook.com/LiglooCarnacArtisanGlacier/



2019年7月 6日

今回は前回に引き続きブルターニュ地方の巨石文化について紹介したいと思います!まだ見ていないという方は、下記の記事をぜひ読んで頂ければ嬉しいです。


▼一緒に読みたい

【カルナック】謎に満ちた先史時代の巨石群メンヒル


◇モルビアン湾岸の大人の避暑地

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最も有名なカルナック列石から車で20分ほど離れた所にある、近郊の街エルドゥヴァン(Erdeven)でも巨石群を見ることが出来ます。エルドゥヴァンはカルナック同様モルビアン湾岸の街で、6kmも続くビーチがありますが、カルナックほど観光地化されていないため落ち着いてバカンスを過ごしたいという地元の人に人気のある街でもあります。


◇巨石群と触れ合えるケルゼロ列石

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エルドゥヴァンにあるケルゼロ列石(Kerzérho)では1100を超える巨石が立ち並んでおり、ブルターニュ地方でも最大級の巨石群を見ることが出来ます。カルナック列石では敷地が立ち入り禁止となっているため遠くからしか眺めることが出来ないのに対して、エルドゥヴァンにある巨石群では実際に入ってメンヒル(立石)に触れることが出来るのが最大の特徴となっています。こうして人が並ぶと、石がいかに大きいかというのが良くわかりますね。


◇触って感じる石の鼓動

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一緒に訪れた方の解説によると、地元には石と対話できるプロがいるらしく、隠された扉を探し当て、石に触れると巨石の声を聴くことが出来るのだとか!確かに実際に触ると石の持つ圧倒的な力強さが伝わってくるような気がします…。皆様もぜひ訪れて試してみてください!


◇生贄に捧げられた女性の血が滴る伝説の巨石

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標識等がないのでわかりにくいのですが、エルドゥヴァンの列石から続く林道を10分ほど歩くと、知る人ぞ知る伝説の残る巨石が残されています。その逸話によると、「月明かりの夜、古代ケルト族の祭司だったドルイド僧たちが石の上で幼い少女を生贄に捧げ、石盤の上を伝って滴り落ちる血を集めた。」のだとか!かつては石のテーブルの近くまで行けたそうですが、数年前にすぐ隣にある巨石に雷が落ち大きく亀裂が入ってしまった事から立ち入り禁止になったそうです・・・。


前回のカルナック列石とはタイプの異なる場所なので、ブルターニュ地方の巨石文化に興味があるという方は一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?


それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

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■今回紹介した場所

・スポット名:ケルゼロ列石(Kerzérho)

・住所:60 Rue des Menhirs, 56410 ERDEVEN

・アクセス:レンヌから車で1時間40分程度

・参考URL:https://www.baiedequiberon.bzh/erdeven



2019年6月26日
2019年6月19日
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  • 特派員プロフィール
  • レンヌ特派員

    レンヌ特派員
    高津 竜之介
    レンヌ第2大学言語学部非常勤講師(日本語)。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。レンヌ第1大学経済学部修士課程一年目修了(2013)。サヴォワ・モンブラン大学(アヌシー)経営学研究科修士課程二年目修了(2014)。NPO法人「日本で最も美しい村」連合勤務(2016-2018)。原稿執筆、翻訳・通訳、現地コーディネート、ガイド講師などのご依頼も承っております。過去の仕事例等についてはこちらからご確認いただけます。お気軽にご相談ください。
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