【はじめまして】フランス・ブルターニュ地方の中心都市レンヌ
はじめまして。この度レンヌ特派員に任命頂きました、高津竜之介です。自分の住んでいるレンヌの街や、ブルターニュ地方の小さくて美しい村などを中心に、読者の皆様に役立つ情報を発信していければと考えております。よろしくお願いいたします!
レンヌ市は、フランス北西部ブルターニュ地方の中心都市の一つです。世界遺産モン・サン・ミシェルへ向かう拠点の街として知られていますが、通り過ぎてしまうだけではもったいない数多くの魅力に溢れています。
木組みの家が連なるメルヘンチックな街並み
細い路地が入り組んだ旧市街は木組みの家が立ち並び、まるでおとぎの国に迷い込んだかのような可愛らしい光景が広がっています。この地方は一年を通じて雨の日が多いことで知られていますが、濡れた石畳がオレンジ色の柔らかな光に照らされてキラキラと輝く光景は、おもわず息を呑むような美しさがあります。
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レンヌは美味しい食材の宝庫
毎週土曜日にはフランス屈指の規模の大きさを誇る朝市マルシェ・デ・リス(Marché des Lices)が開かれ、季節を問わず新鮮な野菜・果物、魚介類や食肉加工品を求める多くの住民で賑わっています。市場では、ブルターニュ地方で採れた牡蠣やムール貝、オマール海老など、高級レストランのシェフ達にも愛される最高品質の海の幸や、特産品のジャガイモやヨーグルト・バターといった乳製品などが並びます。
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ブルターニュの名物料理を楽しもう!
この街を訪れたら是非とも味わって頂きたいのが、名物のガレットやクレープです!木材の梁が剥き出しのまま残された歴史を感じるレストランで、住民に混ざりながら楽しい一時を過ごすことができます。食事と共に、リンゴで作られた微発砲酒シードルを合わせて飲むのもお勧めです。また、クレープのソースとしてこの地方で良く使われるキャラメル・ブール・サレ(塩バターキャラメル)もとても美味しいです。
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ブルトン文化が残る魅力的の街
かつてこの地方はブルターニュ公国として独立していたため、ブルトン語や民族舞踊といった文化が未だ残されている土地としても知られています。通りの名前を示す標識などはフランス語とブルトン語の2言語表示になっていて、ブルターニュを意味するブレイズ(Breizh)や、レンヌを意味するロアゾン(Roazhon)といった言葉を現在でも街の至る所で見かけることが出来ます。
今回の記事ではレンヌの街を簡単に紹介させて頂きましたが、次回からは住んでいるからこそお伝えできる現地情報を発信していきたいと思っています!よろしくお願いいたします。
〈文・写真:高津竜之介〉
筆者
フランス特派員
高津 竜之介
NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第2大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。
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