【レンヌ】木組みの家で味わうレバノン料理! メディテラネ(Méditerranée)

公開日 : 2019年10月23日
最終更新 :

かつてフランスの委任統治領だったレバノン。現在でも両国の間では交流が盛んに行われています。そのためフランスには美味しいレバノン料理のレストランも多いので、見かけたら迷わず試してみることをおすすめします! 今回はレンヌで本格的なレバノン料理を提供する、ル・メディテラネというお店を紹介します。

◇細かな彫刻に飾られた可愛らしい木組みの家

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歴史のある民家が立ち並ぶ旧市街の中心でも、ひと際見事な彫刻が印象的なメディテラネの店構え。趣のある店内で食事が出来るというだけでも楽しいお店です。クスクスなどの地中海料理を提供するお店は数多く存在しますが、その中でもレンヌ屈指の人気店として知られ、食事の時間になると多くの人々で賑わいます。

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◇中東名物の本格フムス

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このお店を訪れた際に忘れてはならないのが、ひよこ豆をベースに数種のスパイスを加えてペースト状にした「フムス」(5ユーロ)。レバノンをはじめ中東で広く食べられている伝統料理ですが、ヘルシーで美容と健康に良い栄養が多く含まれていることから、最近はヨーロッパでも女性を中心に人気を集めています。初めての方も食べた事があるという方も、是非試してみてほしい本格的な味です。

◇素材の旨味が凝縮した魅惑のタジン鍋

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今回注文したのは骨付き鶏をレモンの塩コンフィとオリーブで煮込んだタジン鍋(16ユーロ)。三角帽子の鍋を被せて調理するタジン鍋は、素材から出る水蒸気を再び鍋へと戻す構造になっており、野菜本来の美味しさを存分に味わうことの出来る調理法です。骨付き鶏から出た旨味が染み込んだゴロゴロ野菜に、塩気の効いたレモン・ピールとオリーブがアクセントとなっています。奥深い味わいのタジン鍋をぜひご賞味あれ!

◇やみつきになる羊肉の串焼きと優しい味のクスクス

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最後にご紹介するのは、羊肉の串焼きと共に頂くクスクス(15ユーロ)。お米のような見た目のクスクスと呼ばれるパスタに、野菜たっぷりのスープを浸して味わう伝統料理は、あっさりとしていて日本人の舌にも良く合います。キョフテと呼ばれるつくね串と共に食べるのが最も一般的ですが、このお店では羊肉の串焼きもお勧めです。柔らかで風味豊かな羊肉は、やみつきの美味しさです!

私の専門とする「最も美しい村」と呼ばれる運動はフランスを発祥としていますが、今年は世界連合会に「レバノンの最も美しい村」協会が加盟をしました。そんな縁もあり、個人的にも特別な関心を抱いている国のひとつレバノンのレストラン情報を取り上げてみました。

それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

■今回紹介したお店

・店名:ル・メディテラネ(Le Méditerranée)

・住所:22 rue du Chapitre, 35000 RENNES

・アクセス:メトロ「レピュブリック駅」から徒歩10分

筆者

フランス特派員

高津 竜之介

NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第2大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。

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