野生のカピバラ親子に遭遇!! レゼンデの中心を流れるパライバ川
レゼンデのど真ん中には、大きな川が流れています。
パライバ川という名前で、川幅は約100m、
色は深緑がかった泥の色。
サンパウロ州を起点にリオ・デ・ジャネイロ州の海まで続く川で、
この川に沿って小さな町が続きます。
レゼンデもその小さな町のひとつなのです。
このパライバ川がレゼンデ市街を二分していて、
川より北側が旧市街、川の南側が新市街。
3本かかる橋のいずれかを通って、人や車が行き来します。
私も週に何度かこの橋を渡ります。
釣りをしている人がいるな、カワサギがいるな
などと、歩きながら眺めています。
この日も橋を渡ろうとしたその時、川べりの歩道に
こげ茶色のモソモソ動くおしりを発見!
カピバラです!
急いで土手を降りて、追いかけました。
大人が3頭、子供が7頭ほど。
そうっとまわりこんで、お顔を拝見!
大人の体長は1mを超え、その大きさに最初はちょっとびびってしまいました。
ここは動物園ではないし、どこまで近づいていいのか...。
こちらをチラリと見たものの、威嚇するでもなく、逃げるわけでもないので、
川べりに腰を下ろして、しばし観察することに。
のんきに草を食む、おとぼけな様子になんとも癒されます。
「カピバラは一頭のオスと複数のメスと、その子供たちからなる
10頭ほどの群れで生活し、子育てを行う」そうで、
まさにその光景に出合うことができました。
ネズミやビーバーと同じ仲間で、世界最大の齧歯(げっし)類。
非常に穏やかな性格の草食性で、泳ぎが得意。
主な生息地域はアマゾン川流域を中心とした温暖な水辺とのこと。
このパライバ川は、アマゾン川よりずっと南にあります。
(南半球ですから、南に行くほど寒いわけです。そして7月の今は冬です。)
温暖な気候を好むカピバラが、冬の朝晩は冷え込むここレゼンデで、
元気に成長していくことを、見守っていきたいです。
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