リオから一番近いパラダイス「イリャ・グランジ」前篇

公開日 : 2013年10月22日
最終更新 :
017-A.JPG

リオデジャネイロからほど近いのに、日本ではほとんど知られていない秘島を紹介します!

その島の名はイリャ・グランジ(Ilha Grande)。大きい島という意味です。

私達は金曜日の夜にレゼンデから島へ移動し、土・日曜日をめいっぱい楽しんできました。そして今回の週末旅行はフランス人やブラジル人のお友達家族と一緒。この島での体験を共有できる旅の仲間がいたことは、感動を倍増させました。

017-B.JPG

イリャ・グランジはどんな島?

この島にはリオデジャネイロ州沿岸の3つの町(Angra dos Reis, Conceição de Jacareí, Mangaratiba)からボートでのみ渡ることができます。リオデジャネイロからボートが出る町までは車で約2時間。海を渡る時間は、どの町からどんなボートに乗るかで差がありますが、15分~1時間45分です。

島の面積は193平方メートルで、伊豆大島が2つ入る大きさ。その昔は海賊船の隠れ家だった島であり、20年前までは刑務所が置かれていました。刑務所の閉鎖以来、このミステリアスな島はブラジル内外の旅行者から急激に注目を集め、人気のデスティネーションになっています。

017-C.JPG

車の乗り入れは禁止。携帯の電波も入らず、銀行もありません。あるのは白砂のビーチと澄んだラグーン、整備されたトレッキングコースにキャンプサイト...。自然の中で、太陽の下で、リラックスするための島です。

「キャンプまでは...」という方はポウサーダ(pousada)へ。ポウサーダとはホテルよりも規模が小さい、ブラジルのペンションのようなもので、こぢんまりとした家庭的な雰囲気。イリャ・グランジへの旅行者の増加に伴い、島内のポウサーダもどんどん増え、今では100件を数えるほどあるそうです。我々もポウサーダに宿泊。イリャ・グランジの中で最も開けたAbraãoというエリアのPousada Caúca(http://www.pousadacauca.com.br)に泊まりました。

017-E.JPG

ボートツアーでビーチホッピング

土曜日は朝から夕方まで、スピードボートでおすすめのビーチやラグーンをめぐるツアーに。私たちは人数が多かったので貸し切りでしたが、混載のボートツアーも数多く出ています。それぞれのビーチやラグーンでは碇をおろし、遊ぶ時間をたっぷりとってくれます。

017-F.JPG

スノーケリングスポットでは、ボートの上からでもたくさんの魚が確認でき、大興奮。

勢いよく飛び込みたいところですが、足先を浸けたときの水の冷たさといったら!気温は泳ぐ気満々になるジリジリした暑さなのに、南極方面からの海流の影響のためか、水温は低いのです。フランス人は真っ先に飛び込み「ちょうどいい冷たさ~」と叫んでいて、ブラジル人は少し躊躇した様子を見せつつも、次々に水に入ってきます。人種によって体感温度の違いがあることをここでも確信してしまいました。

私にはしばし覚悟の時間が必要でしたが、入ってしまえば水中の生き物たちに心を奪われ、水の冷たさも忘れてしまいます。スノーケルで巨大なヒトデにタコやウニ、そして海ガメなどを次々に見つけられ、豊かな海の様子を観察できました。

017-G.JPG

長くなってしまうので、続きは次回に。この後訪れたビーチでは、イリャ・グランジにいるはずがないキュートな野生動物に会い、一同びっくりしたのです...。 ⇒後編

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。