世界最大の滝「イグアス」で地球を感じる!国境を行き来して観光
あまりのスケールに、地球を感じずにはいられない滝。ガツッと切り込まれた大地に、全地球上の水がなだれこんでいるかのよう。流れるというより、落ちるというより、水が突進してくるといった迫力です。
これまで特に滝に興味はなかったのですが、イグアスは想像以上に訪れてよかったと思える場所でした。世界最大の滝、体感してみるものです。
滝そのものだけでなく、整備された遊歩道や展望所、豊富なアクティビティ、国立公園内外の移動手段、ホテルの質。ブラジルのだらだら加減に慣れてきていた私にとっては、全てが感動的にスムーズでした。さすが世界遺産、世界的な観光地。
国立公園内で過ごした2泊3日
訪れたのは11月。レゼンデから2泊3日の旅です。リオデジャネイロから飛行機に乗り約2時間でフォス・ド・イグアス空港へ。空港からはタクシーで10分もかからずにイグアスの滝を擁する国立公園の入口に到着します。
タクシーの運転手さんは国立公園の入園券を一緒に買いに行ってくれたりと、観光客に慣れたもの。しかしタクシーはここまでで、公園の入口でホテルの送迎車に乗り換え。今回宿泊するホテルはブラジル側国立公園の中、滝の目の前にあるのです。
初日の昼過ぎにホテルに到着し、午後からブラジル側の観光、翌日をアルゼンチン側の観光に充てることにしました。
ブラジルとアルゼンチンにまたがる滝
「ブラジル側」、「アルゼンチン側」というのは、イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンの国境にかかる滝で、滝周辺の一帯はブラジル側もアルゼンチン側も国立公園になっているから。どちらの国立公園も世界遺産に登録されています。
そしてイグアスの滝は一つではなく、約4キロに渡って連なる大小300ほどの滝の総称です。
滝の多くはアルゼンチン側の断崖を流れ落ちているので、ブラジル側からは連なる滝の一大パノラマが見渡せます。一方アルゼンチン側では、様々な滝に近づいて見学することができます。
基本的な楽しみ方は、滝の周りに設置された遊歩道を歩いて、様々な距離と角度から滝を見学すること。遊歩道はブラジル側に1コース、アルゼンチン側に3コース。所要時間はブラジル側で2時間程度、アルゼンチン側は3コースとも歩けば一日がかりになります。
ブラジル側の国立公園
ブラジル側遊歩道は滝の全景を見ながら進み、最後は滝の中段にせり出した展望橋へ。上からはシャワーのような水しぶき。足元ではもう一段の滝が落ちます。橋の下を覗くと水の勢いに吸い込まれそうな、クラクラするような感覚に...。
水しぶきでできる虹、全身で感じる滝の振動。びしょ濡れになりながらもいつまでも眺めていたい景観でした。
私が訪れた11月は水量が多くて迫力満点でしたが、雨季と乾季では水量に随分差があるようです。国立公園のレンジャーさんが写真を見せてくれましたが、4月~6月の乾季だと水が少なく残念な感じ。一方11月~3月の増水期は、あまりにも水が多くなれば展望橋が閉鎖されるリスクがあります。
そして11月はとても暑かったです。びしょ濡れになった服も歩いているうちに渇いてしまうほどでした。
アルゼンチン側の国立公園の観光、両公園内でできるアクティビティ、出会える動物などについては次回お話しますね。
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