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アイスランド/レイキャヴィーク特派員ブログ 尹 久奈

アイスランド・レイキャヴィーク特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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都市観光型ではないアイスランドの旅行。
となると、観光バスやレンタカーで旅をする形になりますが、体を動かして楽しむアクティビティ参加型の旅行もおすすめです。
以前ご紹介したようなシュノーケリングツアー、私の好きな氷河ハイキングツアー、そして冬に人気の氷の洞窟ツアーはその一例です。

ここ数年では観光客の数が増えたことなどもあるのでしょうか。アイスランドで体験できるアクティビティにも広がりがでてきました。
今回は「こんなのもツアーになってるの!?」と驚いたアクティビティの数々を紹介します。


①サーフボードの上に立つ!SUPツアー
ウェットスーツを着てチャレンジ。水の上に浮かぶボードに立ってパドルを漕ぎます。その姿は遠くから見ると水面を歩く仙人のよう。
こんな新しいウォータースポーツも体験できます。
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写真:Guide to Iceland/スタンドアップパドルボードツアー


②強風の国、アイスランドでパラグライディング
アイスランド、来たことのある人ならわかるかもしれませんが、かなり風の強い国です。風が強い日が多く、気温が高くても肌寒く感じるアイスランド。冬のスキー場では雪が飛んでいってしまい積雪量は大したことない、なんてこともあります。
そんな国で体験できるパラグライディング。場所はセリャランズフォスの滝など美しい風景の広がるアイスランド南海岸です。天候に左右されるため直前の中止となる可能性もありますが、空からの眺めは最高に違いありません!!
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写真:Guide to Iceland/タンデム・パラグライディング


③犬ぞりもできる!
アイスランドでは犬ぞりもできます!ただし夏には雪の上ではなく草むらを走る特殊なカートを利用します。
参加する人には体力があることを求めたり積極的な参加を求めるツアーですが、それも犬たちを心から愛するオーナーさんの希望によるもの。
お客様気分ではなく、犬たちと本気で関わりたい人にお勧めです。
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写真:Guide to Iceland/犬ぞりツアー


④ウェットスーツに身を包み冷たい海でサーフィン
こんな寒いところで、だれがサーフィンをしようと考えたのが不思議でなりませんが、サーフィンの人気も急上昇中です。ウェットスーツで寒い海でのサーフィンを求める人たちもいるようですよ。アイスランドでのサーフィンの様子は、ドキュメンタリー映画「Under the Arctic Sky」でも見ることができます。寒々しい映像が続きますが、美しい風景もたくさんつまっています。
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写真:Guide to Iceland/南アイスランドのサーフィンスクール


特殊なツアーが並びますが、今後も変わったツアーの数々が登場することと思われます。
何もアイスランドでこれをやらなくても。。。と思うかもしれませんが、アイスランドでこんなことやったよ!という思い出を作ってもいいのではないでしょうか。ちょっと手がでないアクティビティばかりですが、私もいつか挑戦してみたいですね。


2018年4月 5日

たまーにですが、「ルピナスの花を見たいんです!」というお客様がいらっしゃいます。

その気持ち、わかります!! とは言っても、アイスランドからルピナスの花を連想するなんてなかなか無いことです。こんな声を聞くと、アイスランドについてよく調べていらっしゃるなと思います。

夏にアイスランドを旅行すると必ずとも言っていいほど目にするルピナスの花。日本ではまだあまり知られていない花だと思いますが、どんな花なのでしょうか?


①そもそもルピナスの花って何?
アイスランドで目にするルピナスの花。青・紫、白の小さな花をつける背の高い多年草です。アイスランドの在来種ではなく、植物が少なく浸食の激しいアイスランドの土地を保全するため、アラスカから持ち込まれたものです。繁殖力が強く、種で増えますが、大きな株は冬を越し、また翌年も花を咲かせます。
もともと背の高い木々が少ないため、膝を超える高さまで成長するルピナスが群生するとなかなかの眺めです。
場所によっては丘一面が青い花で埋め尽くされる風景も見られます。
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レイキャビク市内のスキー場も、ルピナスでいっぱいになる。


②見られる時期は?
アイスランドでは6月の上旬から先始め7月下旬まで見られます。8月に入ると花は終わりになってしまうので、ルピナスが見たいのであれば7月くらいがお勧めです。
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5月下旬では、まだまだ咲いている花が少ない。これが少しづつ成長して大きな花となっていくのは面白い。

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6月上旬のルピナス。5分咲きくらい。


③見られる場所は?
アイスランド各地で見られるルピナスですが、誰かが管理したり植えたりしているものではありません。幹線道路沿いに群生が見られることが多いですが、これは人や車の移動により種が運ばれてきたためかと思います。
雑草のごとく増えますのでレイキャビク市内でも群生でなければあちらこちらで花が見られます。


④ルピナスの将来
アイスランドの土地を守るために持ち込まれたルピナス。土壌侵食を防ぎつつ、夏には見事な花を咲かせます。もともと石と土だけの荒野だった場所が花畑になるのを喜ぶ人もいます。草木の育たない荒れた土地なら花畑の方がいい、という意見です。
一方で、アイスランドの在来種ではないルピナスの強い繁殖力は、アイスランド本来の自然を保護したい人にとっては脅威を与える植物です。土壌侵食は防げたものの、成長の遅いアイスランドの在来種に育つ間を与えないという危惧があります。そもそも、一見荒れた土地であっても、懸命に生きる小さな草花もあるわけで、そこに繁殖力の強い鬼のような植物を持ってくるのは危険です。ルピナスの群生地では、膝丈以上もある茎をなぎ倒しながら歩かなければならないほどです。
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一面がルピナスに支配された丘。7月は遠くから見ると丘が青く見えます。晴れているとさらに素晴らしい!

厳しい気候で大ぶりの花を見ることが少ないアイスランド。園芸用以外でこれだけ大きな花を見られるのはルピナス以外にはありません。
そして長い冬を乗り越え、夏にぐんぐん成長する姿はなんともたくましく、見ていると嬉しくもあります。
私はスピナスの花を毎年楽しみにしていますが、目に良ければいいというものでもなく、今後ルピナスがどう対処されていくのか気になるところです。


2018年3月22日

都市観光ではなく、自然の中を歩いたり、周遊したりするアイスランド観光は季節にもちょっと注意する必要があります。
例えば人気のアイスケーブは3月末を目安に終了、オーロラは4月上旬までがシーズンです。反対に、ハイキングで人気の山岳地帯は6月、7月以降がシーズンとなります。
それぞれの季節、どんなアクティビティが楽しめるのでしょうか?

春 

4月から5月くらいですが、日本ほどきっちりとした季節ではありません。雪がないけど寒いのが春です。
オーロラも見えず、かといってキャンプやハイキングが楽しめるほど暖かくもなく、サマーバケーションは始まらない。ということで実はローシズンのアイスランド。観光客は比較的少ない季節です。
火山の火口に降りていくインサイド・ザ・ボルケーノは、5月10日から開始です。オレンジ色の嘴がかわいいパフィンは、5月1日から観察ボートツアーが開始となります。5月は少し夏の様相もあり賑やかですが、4月はまだまだ静かです。
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5月になってようやく出たつくし

6月、7月、8月は夏。アイスランド各地で様々なイベントがあり、一番ツアーの数も多い季節です。冬には閉ざされるハイランドへのツアーもあり、レンタカーでもアイスランド各地を訪れることができます。一番美しい時期でもありますが、一番観光客が多い時期でもあります。
6月、7月は白夜が楽しめ、8月下旬にはシーズン初のオーロラが観察されます。
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9月、10月は紅葉が楽しめる秋。特にお勧めなのがオーロラ観察です。この季節はまだまだ極寒という程ではなく、あまり寒い思いをせずにオーロラを待つことができます。雪が降ることもほとんどないなので、レンタカーでアイスランド一周をするなら秋までに。ただし、パフィンは見れません。
10月後半は夏のツアーが終わりになり、ハイランドへ行くツアーも終了となるので注意しましょう。
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11月から3月までは、いつ雪が降ってもおかしくない冬の季節。日照時間は各月大きく異なります。人気の氷の洞窟・アイスケーブができるのはこの季節です。
アイスランドは比較的温暖な冬ですが、それでも氷点下10度まで下がることもありますので準備は大切です。また野外の観光が続くので、ちょっと我慢すればいいというものでもありません。スキーに行くつもりで準備しましょう。
レイキャビク散策に限って言っても、大きな美術館で2時間過ごす、というようなことはなく歩き回っているはずです。一方で室内は暖かいので、さっと脱ぎ着できるしっかりとした暖かいアウターがあるととても便利です。
近年はアイスランドへの観光客が増加したため、多くのツアーが催行しています。ゴールデンサークルはもちろんのこと、スナイフェルスネス半島や、ミーヴァトン湖エリアでもツアーがあります。インサイド・ザ・ボルケーノやパフィンツアーなどはできませんが、それでも多くのツアーがあり、様々な体験ができます。
シュノーケリングツアーやホエールウォッチング、乗馬ツアーなど、寒いけど楽しめることは多いです。
オーロラも期待できます。ただし夜は寒いうえに風も強いので、しっかりと防寒する必要があります。
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最後に…
アイスランドの観光の仕方はユニークです。都市観光ではないだけでなく、公共交通機関も未発達で、自然を楽しむ観光にはレンタカーを借りるかバスツアーへの参加は欠かせません。少しお金がもったいないような気もしますが、せっかくアイスランドまで来るならいくつかレイキャビク発のバスツアーに参加して、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。


2018年3月15日
2018年3月 1日
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  • 特派員プロフィール
  • レイキャヴィーク特派員

    レイキャヴィーク特派員
    尹 久奈
    2012年にアイスランド、レイキャヴィークに移住。アイスランド大学に通ったり、ホテルや旅行会社に勤務しました。趣味はアイスランドのセーター(ロパペイサ)を編むことと、犬とのハイキング。 DISQUS ID @disqus_l6ojFtF8Ps

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