アイスランドの秋の風物詩 ベリヤモー

公開日 : 2015年09月30日
最終更新 :
筆者 : 尹 久奈

こんにちは。アイスランドではどんどん寒くなり、すっかり秋になりました。

秋といえば収穫の秋ですが、レイキャヴィック周辺では野生のブルーベリーの一種の収穫が終わりを迎えています。アイスランド語で、このベリーの収穫のことを、ベリヤモー(berjamó)と言います。

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この野生のブルーベリーは近所の土手など、いたるところに生えていますので、アイスランドでは8月中旬を過ぎるとお散歩がてらにブルーベリーを摘みに行きます。

先日私もベリヤモーに行ってきました。

まず、ブルーベリーというのはアイスランド語ではブラゥベル(Bláber)、「青いベリー」と呼ばれています。しかし、このブルーベリー、日本で皆さんが眼にしているものとは少し種類が異なるようです。

日本でよく目にするブルーベリーの木というのは、人間の背丈以上ある木で、枝一杯に実がなります。

しかしアイスランドのブルーベリーの木(?)というのは背丈が30cmほどしかなく、地面を這うように広がっています。

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しかし、この広大なアイスランドの土地のどこに、小さなブルーベリーの木はあるのでしょうか?? まずはブルーベリーの木探しからです。

私は日本の背丈の高い立派なブルーベリーの木をイメージしていましたので、まさか地面を這っていた小さな木がアイスランド流ブルーベリーだとは思っていなかったのでびっくり。

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小さなブルーベリーのみは葉っぱの裏になっているので、上から見下ろすだけではよくわかりません。

葉っぱをひっくり返して、実がなっているかどうか確認、収穫です。(なかなか面倒くさい作業です)

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そして小1時間で収穫できたのは、手のひらに乗ってしまうくらいの量!

もっと沢山収穫できるかと思ってましたが、既に先を越されたようで、あまり実が残っていませんでした。残念!

このブルーベリー、食べるとかなり酸っぱくて苦味がありました。

なので私は水を多めにして砂糖と煮込み、シロップにしました。

アイスランドの家庭やレストランでもブルベリーの自家製ジャムを作っているところが多いので、ぜひ食べてみてくださいね。

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