トナカイのミートボール クリームソース添え
こんにちは。今日は日本ではなかなか食べられないトナカイのお肉を使った料理のレポートです!
アイスランドxトナカイ、と聞いてピンと来ないかもしれませんが、トナカイも羊や馬同様、家畜として連れてこられました。しかし他の家畜と違い、アイスランドの厳しい気候をものともせず、そのうち脱走したり放し飼いとなっていたトナカイたちが群れを作り、完全に野生化しました。(なので、見ようと思ってもそう簡単には見られません)
現在ではトナカイは家畜ではなく野生のものしかいません。そのためトナカイのお肉は秋に許可を得た地元の猟師さんたちが仕留めた獲物なんです。なのでトナカイのお肉は他の動物に比べとっても割高で、出回る量も少量です。レストランで見かけたらぜひ食べてみてくださいね!
それでは、初挑戦のトナカイのミートボールはレシピの翻訳から!
ミートボール
• 600 g トナカイのひき肉
• 2 枚 食パン
• 150ml 牛乳
• 1 大匙 ウスターソース
• 1大匙 Pottagöld社の ヴィッリユルトゥルというハーブスパイス
• 10 個 セイヨウネズの実(どこで手に入れるのだろうか!?)
• 2 小さじ 塩
• 1 小さじ 胡椒
パンと牛乳をボールにいれ、パンを湿らせる。セイヨウネズの実をすりつぶす。スパイスをボールにいれ、良く混ぜる。ひき肉とウスターソースをいれよく混ぜる。牛乳につけておいたパンを小さくちぎり、肉に混ぜる。小さく丸めてミートボールを作る。
調理する前に、1時間程冷蔵庫で寝かしておくと良い。冷蔵庫からだしたら軽く小麦粉をまぶす。
フライパンに油とバターを入れ、ミートボールを焼く。キツネ色に焦げるまで3分から4分ほどそれぞれの面を焼く。耐熱皿に移し180℃に熱したオーブンに入れておく。フライパンに残った油や肉汁はクリームソースに使う。
クリームソース
• 200 ml 白ワイン
• 250 ml 生クリーム
• 1 大匙 醤油(何故!?)
• 2 大匙ビーフ味の液体状のブイヨン。
• 1 大匙 ウスターソース
• 2 大匙 フサスグリの実などのジャム
• 1 大匙 ディジョンマスタード
ミートボールを焼いたフライパンを熱しにホワイトワインとkálfafond、醤油、ウスターソースを入れる。へらを使って混ぜながら火を通す。しばらくしたら生クリームを入れ、とろみがつくまで混ぜる。ジャムを入れる。マスタードは最後、盛り付ける寸前に混ぜる。
ローズマリーやタイムなどのハーブで味付けしたジャガイモを添えて完成です!
さて、お肉屋さんでたまたま見つけたトナカイのお肉は冷凍になっていました。トナカイはアイスランド語でHreindyrです。
ヴィッリユルトゥルはこれでした↓ スーパーのスパイスコーナーにありました。
お肉に混ぜるはずだったセイヨウウズの実は見つからなかったので、秋に収穫したブルーベリーを入れました。
お肉を丸めてフライパンで焼きます。
ソースを作って完成☆ こちらでもジャムは秋に収穫したブルーベリーで作ったものを使用。
ミートボールにパンを入れるのはとっても意外でしたが、これがとても美味しかったです! トナカイに限らずミートボールにパンを入れるのはいいアイディアかもしれません。
秋はアイスランドの動物たちがお肉屋さんに並ぶ時期です。有名な羊の頭(スヴィーズ)はもちろんのこと、羊の心臓やレバー、パフィンやライチョウの一種、ガチョウなど、日本ではあまりお目にかかることのないお肉が並んでいます。
羊の頭スヴィーズの試食体験はこちらのブログからどうぞ。
レストランの料理は割高なアイスランド。ゲストハウスやアパートメントでキッチン付きのところに泊まって自分で料理してみるというのもいいですよ!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。