白夜まであと2か月

公開日 : 2016年04月09日
最終更新 :
筆者 : 尹 久奈

春の様子がだんだんと見られようになったレイキャヴィーク。

雪が降ったり暖かくなったりしていますが、春の様子はどんどん近づいています。花も咲き始め、遠くの山の雪もだんだんと消えています。

そんな景色の移り変わりとともに、日照時間もどんどんと変化するアイスランド。冬の長くて暗い夜は終りを告げ、どんどん夏に向けて日照時間が長くなっています。

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レイキャヴィーク郊外から北に位置するエシャ山を望む

夏至前後は太陽の沈まない期間ですが、夏の期間を通して完全に真っ暗になることはほとんどなくなるんです。夕暮れからそのまま朝焼けになってしまう感じです。

そうすると、色々と日本では考えられないことが、起こります!

1)子供は日暮れとともに家に帰らない。

日が暮れたらお家に帰って夕飯を、というのは、アイスランドの夏には当てはまりません。日が暮れないので夜10時を過ぎても子供たちは公園で遊んでいます。

2)仕事帰りにハイキング!?

アウトドアが好きなアイスランド人。レイキャヴィーク周辺には多数のハイキングコースがあり、仕事を5時に終えたアイスランド人たちは山へと向かって行きます。

そこから3時間~4時間とハイキングしても大丈夫なんです。

3)遮光カーテンは絶対必要です。

暗くならないアイスランドの夜には遮光カーテンが必要です。明るくて寝れなくなってしまいます。ただ太陽の光を浴びながら起きるということができないのが、残念。

4)以外に眩しい北側のお部屋。

白夜の時には、天頂に太陽があるわけではなく、東南西北へと太陽がぐるーっと周ります。ちょうど夜中には北側に太陽が来るので、北側のお部屋にもばっちり太陽の光が入ります。冬には暗くなりがちな北側のお部屋ですが、日本のように一年中暗くじめじめしていることはありません。

5)方角がわからない。

なんとなーく長い間、太陽が空に昇っているため、方向が分かりにくいです。

6)キャンプには懐中電灯やランタンは不要。

明るいので、キャンプも楽ちんです。

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水平線付近に沈みますが、真っ暗にはなりません。

7)サングラスが欠かせない。

地平線付近に太陽がある時間が長いので、眩しい!サングラスを忘れないように!

8)夜更かしが簡単にできるようになる。

明るいので、夜遅くでもあまり眠くなりません。

9)花火大会ができない。

明るいので花火大会はできません。アイスランドの花火の時期と言えば、大みそかの夜です。

10)大自然を観光するツアーも、夕方出発でOK。

外灯の無い大自然の中でも、夜遅くまで観光できます。そのための夕方出発のツアーもあり、人混みが無いなかでゆっくりと観光できるのがポイントです。昼間は人でごった返すゴールデンサークルも、静かに黄昏の美しい風景を楽しむことができるとおもいます。もちろん帰りは夜中過ぎになるので、ちょっと眠くなるかもしれません。

詳しい内容は白夜ツアーを参考に。

ところ変われば生活様式も変わる、というのは当然ですが、アイスランドでは自然環境も極端で、他の国では見られない様々な現象があり、それに沿った生活様式があります。

ぜひ夏のアイスランドを訪れたら、ちょっと夜更かしして美しい白夜の時を楽しんでみてくださいね!下はとある年の6月20日、午前1時のレイキャヴィークの様子です。

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