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ラトヴィア/リーガ特派員ブログ RIGAKO

ラトヴィア・リーガ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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 リーガ旧市街の南東に位置する中央市場。食料品だけでなく、衣類や日用品、土産物まで揃う巨大なマーケットはラトヴィア人の生活の様子をダイレクトに感じられる場所です。今回はそんな中央市場の見どころを紹介します。


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 1930年にオープンした中央市場は、ドイツの飛行船・ツェペリン用格納庫をベースにしたドーム型の建物が特徴的です。当時はヨーロッパ最大、ソ連時代はソ連中で最高のマーケットと言われ、今でも1日に8~10万人が訪れているそうです。このドームはそれぞれ「お肉館」や「乳製品館」など品物ごとに売り場が分かれています。

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 旧市街から中央市場の方に歩いていくと、左手に「お肉館」、右手手前から順に「乳製品館」、「野菜館」、「お魚館」と並んでいます。その間に野菜・果物やお土産を売る屋台が出ています。

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 「お肉館」に入ると、生肉売り場が視界いっぱいに広がります。壁際にはソーセージ・ハムなどの加工品のお店やカフェも併設されていて、買い物をしながら食事もできるようになっています。地元の人に特に人気なのは燻製肉のお店と、ビールを提供している屋台。燻製肉は日本人にとってあまり馴染みのない香りがしますが、サラダに入れたりお酒のおつまみにしたり、ラトヴィアの家庭では定番の料理です。

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 ちなみに、公共の場(屋外)での飲酒は禁止されているので、生ビールを買う場合はその場で飲んだ方が良いでしょう。お酒が飲めなくてもラトヴィアの味を試したいという方には「クヴァス(kvass)」というライ麦由来の清涼飲料水がオススメです。「Alus(アルス)」=ビール、または「Kvass」という看板を目印に探してみてください。

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 次は「乳製品館」。菓子類やはちみつの売り場も兼ねているので中に入ると甘い香りが広がります。ここでは様々な種類の牛乳・チーズ・ヨーグルトに加え、サワークリーム、カッテージチーズ、ケフィア、生クリームなどの乳製品が量り売りされています。

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 小腹がへったら菓子パン・ケーキ売り場を覗いてみてください。新鮮なチーズやクリームを使ったできたてのパンが30セント(約40円)から味わえます。

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 続いて「野菜館」。スーパーよりも安くて新鮮な野菜が手に入るので地元の買い物客で賑わっています。どの野菜もきれいに陳列されていますが、少し心許ない積み方の場所もちらほら。山積みにされたトマトやみかんがバランスを崩して転がっていく光景に出くわすかもしれません。

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 「野菜館」に入ると鼻にツンとくる酸っぱいにおいがしますが、これはキュウリやキャベツなどの酢漬け(ピクルス)のにおいです。ピンクや黄色など、色鮮やかな酢漬けに最初はビックリするかもしれませんが、これもラトヴィアの家庭でよく食べられているもの。ビーツ(テンサイ)、ザクロ、ターメリックなどの素材を組み合わせて着色しています。

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 最後に「お魚館」。魚のにおいと威勢の良い掛け声が広がるこの空間は、日本人にとって一番見慣れた場所かもしれません。ここのラトヴィア名物は、魚の燻製。アジやサバなどのお馴染みの魚に加え、「Vimba(ヴィンバ)」というコイ科の魚の燻製がバケツに立てて売られています。

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 このヴィンバは英語で「フライング・フィッシュ」と呼ばれ親しまれています。というのも、春先のほんの数週間の間、クルディーガというラトヴィア中西部の町にある「ヴェンタの滝」で、ヴィンバが飛び跳ねて遡上する様子が見られるからです。ラトヴィアでは長い冬を乗り越えるため、燻製食品などの保存食が発達したようです。

 中央市場はラトヴィア人の生活がぎっしり詰まった場所。リーガ旧市街の街並みとは違う独特の雰囲気を味わいに、是非訪れてみてください。

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◆リーガ中央市場(Rīgas Centrāltirgus)
住所 Nēģu iela 7, Rīga
電話番号 +371 67 22 99 85
営業時間 7:00~18:00頃(年中無休)
HP https://www.rct.lv/en/

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2018年6月19日

 みなさん、Labdien!(ラブディエン=ラトヴィア語で「こんにちは!」)今回はリーガの公共交通機関をご紹介します。

 リーガにはバス、トロリーバス、トラム(路面電車)、ミニバスの4種類の交通機関があり、どれも「e talons(エータロンス)」という共通の電子チケットで乗車できます。チケットを車内の読み取り機にタッチすれば時間制限なくどこまでも乗ることができますが、乗り換える場合はその都度タッチしなければなりません。降りるときは車内にある「STOP」ボタンを押して車両を止めてもらいます。

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 リーガ空港から市内へは22番のバスが出ています。空港からバス乗り場に行くと「e talons」の券売機が置いてあるので、「Buy tickets」、「All transport」の順に選んで購入します。1回券は1.15ユーロで、10回券は10.90ユーロと少し割安になります。車掌さんから直接購入する場合は1回券が2ユーロになるのでなるべく事前に購入しましょう。券売機は市内の一部のバス停や地下道などにも設置されています。

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 「e talons」は市内の至る所にあるキオスク「Narvesen(ナルヴェセン)」でも売っています。回数券の場合でも同じチケットを使えるのは1人までで、複数人で旅行する場合は各自が「e talons」を購入しなければなりません。ちなみに、キオスクで売っている「e talons」にはリーガの写真やイラストがプリントされているのでちょっとした記念になります。

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 リーガにはトロリーバスという電気を動力とするバスも走っています。市内の道路上空に張り巡らされている電線はこのトロリーバスのために設置されたものです。普通のバスより排気ガスが少ないエコな車両で、2本の角が特徴です。同じ番号のバスとトロリーバスが同じ停留所に停まることもあるので、角が生えているかどうかで車両を見分けます。

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 そして、石畳の線路をかわいく走る路面電車(トラム)。ソ連時代に作られた旧型車両とチェコ製の新型車両が運行しています。リーガ旧市街から川向こうのラトヴィア国立図書館や、郊外の森林公園(Mežaparks/メジャパルクス)、リーガ動物園などに行くときはトラムが便利です。公園の中、橋の上、市街地の中を通るトラムの車内からはリーガの景色が違って見えます。新型車両は乗り降りの際にドアにタッチします。

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 さらに、5月1日~10月1日までの土日・祝日限定で、「レトロ・トランヴァイス(Retro Tramvajs)」という1909~1910年に製造・80年代に復元されたトラムが運行しています。赤と黄色を基調とした車両に木製の窓枠。今年はラトヴィア独立100周年の年にあたるので、トラムの看板も100周年仕様に模様替えされています。運行本数が少ない珍しいレトロ車両、見かけるだけでうれしい気分になりますね。

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 最後に、乗客が自分で止めるタイプのミニバス。停留所で手を前方に出して合図をして車を停めてもらいます。ミニバスは普通のバスやトロリーバスよりも早いので急いでいるときに便利です。運転手さんに目的地を伝えておけば停留所以外でも止まってくれるので、ミニバスを乗りこなせれば市内の移動がぐっと楽になります。ただし、車内で「STOP」ボタンを押さないと止まってくれないので乗り過ごしに注意しましょう。

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 リーガ市内の公共交通機関の時刻表は「Rigas satiksme(リーガス・サティクスメ)」という運営会社のウェブサイトで調べられます。平日と土日・祝日は運行時間が異なります。

 空港から市内に向かう22番バスの路線図と時刻表はこちらでご覧になれます。ホテルに近い停留所を探すときも、地図を見ながら探せるので便利です。リーガの交通機関を活用して、是非ちょっと遠くまで足を延ばしてみてください。

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2018年6月 9日

 みなさんこんにちは。この度、ラトヴィア・リーガ特派員に任命されましたRIGAKO(リガ子)と申します。私は仕事の関係で2014年からリーガに滞在しており、ラトヴィア在住5年目に入りました。定番スポットのご紹介をはじめ、観光客がなかなか訪れないようなディープな場所や、長期滞在者しか知らないお役立ち情報などを積極的に発信して参りますので、どうぞよろしくお願いします。

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 私は現在、リーガ新市街のユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築群のあるエリアに住んでいます。息を飲むほど美しい装飾が施された建築物が有名なこのエリアには、おしゃれなカフェやショップが軒を連ねています。初回はこのエリアのおすすめショップを3か所ご紹介します。


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 まずはユーゲントシュティール博物館の向かいにあるお土産物屋さん「Art Nouveau Riga(アールヌーヴォー・リガ)」。ユーゲントシュティール建築をテーマにしたポストカードやマグネットなどの定番のお土産はもちろん、装飾用のタイル、アンティーク風のアクセサリーや食器なども取り揃えていて、お店の中がまるで小さな博物館のようです。


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 隠れた人気商品は、このショップ特製の塗り絵ブックだそうです。植物、文様、デフォルメされた人面などが描かれていて非常にユニークです。リーガの思い出に浸りながら色付けすれば、大人も子どもも楽しめそうですね。


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 次にご紹介するのは、ディスプレイがかわいいクリーニング屋さん「Tīrīšanas darbnīca(ティーリーシャナス・ダルブニーツァ)」。外からお店の中を覗くと真っ白なシャツやテーブルクロスがきれいに展示してあり、興味をそそります。


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 中に入ると、クリーニングにまつわる展示品の数々が目に飛び込んできます。年季の入ったアイロン、洗濯桶に洗濯板、ズボンプレッサーなどなど…。洗濯をテーマにした日本語のポストカードも飾られていました。


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 ミュージアムみたいな内装ですが、ここは現役のクリーニング屋さん。受付のテーブルをよく見ると、洗濯を終えた衣類がきれいに袋にくるまれて持ち主の帰りを待っていました。シャツ1枚から対応してくれるので、この辺りのホテルにお泊まりの際は是非立ち寄ってみてください。



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 最後に、地元の方も買い物に訪れる小さな商店「Būņas(ブーニャス)」。1921年創業の老舗商店で、ソ連時代に一度は閉鎖されましたが、ラトヴィアの独立回復後の1993年に再オープン。先日、25周年を迎えました。


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 ちょっとした食料品や飲み物を買うのにも便利ですが、このお店の一番のおすすめポイントはお菓子・飲料のラインナップ。Made in Latviaのビスケット、ドライフルーツ、チョコレート、ハーブティー、ビールなど、ラトヴィア全国の人気商品を取り揃えているんです。たまたまこのお店を訪れた日はラトヴィアのお菓子の試食会をやっていました。


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 お洒落なデザインのビールも陳列されています。全国各地に醸造所があるラトヴィアのビールは味が濃くておいしいと日本人の間でも人気です。2018年はラトヴィアの独立100周年にあたるので、「100」と書かれたビール瓶もありますね。


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 お店の中にはお土産品も売っているので観光客も立ち寄りやすい雰囲気です。地方都市に行けなくてもいろいろな地域の特産品が手に入るのもこのお店の良いところです。

 ユーゲントシュティール地区にはまだまだ紹介したいショップがたくさん集まっています。リーガを旅行するなら旧市街だけでなく是非このエリアも訪れてみてください。

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◆お土産屋さん「Art Nouveau Riga(アールヌーヴォー・リガ)」
住所 Strēlnieku ielā 9, Rīga
電話番号 +371 67 333 030
営業時間 10:00~19:00(年中無休)
HP https://artnouveauriga.lv/
◆クリーニング屋さん「Tīrīšanas darbnīca(ティーリーシャナス・ダルブニーツァ)」
住所 Strēlnieku 3, Rīga
電話番号 +371 67 869 522
営業時間 月~金:8:00~20:00、土:10:00~17:00
休業日 日・祝
◆小型商店「Būņas(ブーニャス)」
住所 Dzirnavu iela 34a, Rīga
電話番号 +371 27 766 888
営業時間 月~土:8:00~22:00、日・祝:12:00~22:00
HP https://www.facebook.com/ZSBunas/
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2018年5月28日
2015年9月16日
2015年5月 9日
2015年5月 4日
2015年4月30日
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  • 特派員プロフィール
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    リーガ特派員
    RIGAKO
    リーガ在住5年目のアラサー女子。2018年に自力でラトヴィア就労ビザを取得し、現在は通訳・ガイド・輸入代行・日本語教師までこなす何でも屋。観光客がなかなか訪れないようなディープなラトヴィアを発見すべく、英語・ロシア語・たまにラトヴィア語を駆使して日々開拓している。ラトヴィアの風景や政治・経済・社会事情などを紹介するポータルサイト「LatviaPortal」管理人。
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