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ラトヴィア/リーガ特派員ブログ RIGAKO

ラトヴィア・リーガ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


 日本ではまだまだラトヴィアの知名度が低いので、「ラトヴィアって、何語が通じるの?」とよく聞かれます。ラトヴィアの公用語は「ラトヴィア語」ですが、首都リーガでは英語やロシア語もよく通じます。今回はラトヴィアの言語事情について少しご紹介します。

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公用語はラトヴィア語

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 ラトヴィアの公用語はラトヴィア語、国内で最も広く通じる言語です。ラトヴィア語はインドヨーロッパ語族のバルト語派に属しますが、同じ語派の仲間は隣国のリトアニア語のみ。両言語でもほとんど意思の疎通はできません。

 ラトヴィア語の文字は「ģimene(=family)」、「mājas(=home)」など、ヒゲのついた文字や長音記号があるのが特徴的です。下の写真はリーガ市内のお土産屋さんで見つけたサインボードです。いろいろな字体で書かれていますが、どれもオシャレだと思いませんか?

01 Latvia sign board.jpg

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リーガ市内では英語もロシア語も通じる

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 ラトヴィア人は語学に堪能。ある調査によると、ラトヴィア住民のうち1つ以上の外国語で会話ができる人の割合はなんと95%!EU諸国の中で2番目に高い割合だそうです。

 若い世代では英語、年配世代ではロシア語が広く通じます。また、リーガに限ると実はラトヴィア語よりロシア語を使っている世帯の方が多いです。カフェやレストランの店員さんでも、ラトヴィア語・英語・ロシア語の3か国語を話せる方がたくさんいます。

 観光客が多く訪れるような場所の看板やメニューは英語で表記してある場合もあります。例えば、リーガ中央市場のグルメ館。スープ専門店の看板には英単語が並んでいます。

03 Latvia sign board.jpg

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ドイツ語、ラテン語が使われていた時代も...

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 リーガの歴史は今から約800年前の1201年、十字軍兵士を引き連れたドイツの司教アルベルトが、この地域に住んでいた異教徒・リーヴ人を征服したことに始まります。

 ラトヴィアの文化はドイツをはじめとするヨーロッパの大国の影響をもろに受けており、言語もその例外ではありません。ラトヴィア語自体は13世紀以前から存在していましたが文字はなかったので、ドイツ語やラテン語を使って文書を書いたり読んだりしていました。初めてラトヴィア語の新聞が発行されたのは1632年。さらに、キリスト教が十分普及していたのに、旧約聖書・新約聖書がラトヴィア語に翻訳されたのも17世紀後半だったそうです。

 下の写真はリーガ旧市街のホテルに描かれている、14世紀のリーガの地図を再現したものです。ところどころにドイツ語・ラテン語の単語を読み取れます。

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ラトヴィア人の国民性

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 ラトヴィア語話者は国内外を合わせても約200万人しかいませんが、「ダイナ」と呼ばれる詩(フォークソング)を通じた伝承文化と、「歌う国民」と呼ばれるほど歌好きのラトヴィア人の国民性が、ラトヴィア語を守り続ける役割を果たしてきたように感じます。

 ラトヴィアにいらした際は、是非ラトヴィア語の響きや文字にも注目してみてください。そして、もしラトヴィア語を少しでも学ぶ機会があれば、旅行中に使ってみてください。覚えたての単語を並べるだけでもラトヴィア人はきっと喜んでくれますよ。

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2019年8月10日

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 海外のお土産の定番といえばチョコレート。今回はリーガ旧市街にある高級チョコレート専門店「RIENZI」(リエンツィ)をご紹介します。


ワーグナーの有名オペラを冠するショップ

Rienzi 01.jpg 「リエンツィ」と言えば、ドイツ人作曲家・指揮者ワーグナーが作曲したオペラの名前。リーガはもともとドイツ人が建てた町で、20世紀初頭までバルト・ドイツ人と呼ばれる人々が事実上の支配層でした。リガにはバルト・ドイツ人のための劇場があり、1837年~39年までワーグナーが指揮者として働いていたそうです。

 ワーグナーはリーガでオペラ「リエンツィ」を作曲したと言われ、それにちなんでこちらのお店も「リエンツィ」と名付けられています。ちょうどラトヴィア国立オペラ・バレエ劇場の向かいにあります。


量り売りスタイルの高級チョコ

Rienzi 02.jpg お店の中に入るといろいろな種類のチョコレートがトレイにずらり。1粒ずつ選んで、その場で食べるかテイクアウトにできます。値段は100グラムあたり5ユーロ~。1粒で1ユーロちょっとになります。

 ベースのチョコレートは主にミルク・ダーク・ホワイトの3種類で、ナッツ、ドライフルーツ、マジパン入りのものまであるのはとてもラトヴィアらしい気がします。


ドライフルーツのトッピングがかわいいハート形チョコ

Rienzi 04.jpg お店の1番人気はハート形の1口サイズチョコ(1個1.5ユーロ)。ホワイトとピンクのチョコにストロベリーやラズベリーがトッピングされています。個包装なのでこのまま手土産になりますね。チョコレートにドライフルーツをトッピングするのはラトヴィアで人気のスタイルです。


インスタ映えする箱入りギフトも♪

Rienzi 05.jpg “本気”のギフトだったらこちらの箱入りタイプがオススメ(8.5ユーロ)。ハーブとドライフルーツがトッピングされたハート形チョコが5粒入っていて、見た目もかわいくて高級感があります。自分の好みのチョコを選んで箱やラッピング袋に入れてもらうこともできます。

 こちらのお店にはカフェが併設されているので、試食してからゆっくりお土産を選ぶのも良いですね。

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2019年3月26日

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 最近のリーガは雪が降ったり止んだり。日中の気温も氷点下となり、長時間出歩くのはなかなか厳しい季節になりました。でも、こんな時期だからこそ見られる特別な風景もあります。今回はリーガの一押し絶景スポット・聖ペトロ教会をご紹介します。

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ゴシック様式の美しい教会

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 聖ペトロ教会の特徴と言えば、ゴシック様式の祭壇と旧市街で一番高い尖塔。初めて文書に登場するのは1209年です。18世紀まで増築が繰り返されたため、一つの建物に様々な建築様式を見ることができます。祭壇は15世紀初頭、ドイツ北部ロストック出身の建築家を呼んで、ロストックの聖マリア教会を真似て増築されました。上へ上へと伸びる尖塔や先のとがった窓はゴシック建築に代表的です。

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教会へ入ったらまず展望台へ

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 聖ペトロ教会の入場チケットは、①1階ギャラリー&展望台(大人9ユーロ)と②1階ギャラリーのみ(3ユーロ)の2種類があります。①のチケットの場合、係員がチケットを確認したら右手後方の階段に案内されるのでそのままエレベーターホールまで階段を上ります。そして、リーガの街を一望できる地上72メートルの展望台へ。

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 エレベーターのドアが開くと、そこには息を呑むほどの絶景が待っています。特に、冬の晴れた日には美しい雪景色を眺めることができます。この街のシンボルの一つである「リーガ大聖堂」が見える角度が「インスタ映え」すると人気です。

04 St. Peter's - shadow.jpg

 こちらは北側の景色。右手奥に見える黄色い家は有名な「猫の家」、その奥のレンガ造りの建物は火薬塔と戦争博物館です。

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 そしてこちらは南側の風景。凍ったダウガヴァ川が雪に覆われ、鉄道橋が美しいシルエットを作っています。右手に見える山の形の建物は2014年に新設された国立図書館です。

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教会内部の展示物にも注目

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 聖ペトロ教会内部の柱には木製のエピタフ(墓碑)が飾られています。主に昔のリーガ市議会議員など裕福な出自の人々のエピタフです。各家を象徴する動物や植物などのモチーフが使われており、個性的な模様は見ていて飽きません。柱を眺めると同時に天井も見上げてみてください。ゴシック様式の教会の特徴とされるクモの巣のような装飾が見られます。

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廃墟から見事に修復

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 実はこの聖ペトロ教会、第2次世界大戦中の爆撃で塔も含めてまるごと廃墟になってしまいました。戦後の修復作業はソ連時代の1954年に開始され、1970年にようやく完了しました。教会内には爆撃直後の教会や修復作業の様子が展示されています。19世紀後半に取り付けられたステンドグラスやパイプオルガンは残念ながら修復されませんでしたが、写真から当時の様子を想像するとこの教会が少し違って見えるかもしれません。

07 St. Peter's - reconstruction.jpg

 聖ペトロ教会の展望台は季節にかかわらず行く価値ありです。リーガの観光プランに是非取り入れてみてくださいね。リーガの最新情報はこちら からも発信しています。Instagramはこちら 、Facebookはこちら からどうぞ。

聖ペトロ教会(St. Peter’s Church/Sv. Pētera baznīca)

住所:Reformācijas laukums 1, Rīga

HP: http://peterbaznica.riga.lv/en/

営業時間:火曜~土曜 10時~18時(9月~4月)/10時~19時(5月~8月)、日曜 12時~18時(9月~4月)/12時~19時(5月~8月)

閉館日:月曜

入場料:展望台つき→大人9ユーロ(学割あり)、1階ギャラリーのみ→大人3ユーロ(学割あり)


2019年1月27日
2018年10月18日
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2018年10月16日
2018年10月15日
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  • リーガ特派員

    リーガ特派員
    RIGAKO
    リーガ在住5年目のアラサー女子。2018年に自力でラトヴィア就労ビザを取得し、現在は通訳・ガイド・輸入代行・日本語教師までこなす何でも屋。観光客がなかなか訪れないようなディープなラトヴィアを発見すべく、英語・ロシア語・たまにラトヴィア語を駆使して日々開拓している。ラトヴィアの風景や政治・経済・社会事情などを紹介するポータルサイト「LatviaPortal」管理人。
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