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イタリア/ローマ特派員ブログ 阿部 美寿穂

イタリア・ローマ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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毎年8月5日は、ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に雪が降ります!
ローマ中央駅・テルミニ駅近くのローマの四大聖堂の一つである大変重要なこの聖堂は、一般的にはローマ教皇シクストゥス3世(在位:432~440年)により献堂されたとされていますが、正確には少し遡った教皇リべリウスの時代(在位:352~366年)に起源を持ちます。(続く)

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↑ 雪が降って来ました!


このリべリウスの死去後にダマスス1世が教皇に選出されたのですが、ダマスス1世はリべリウスを支持する、まだ力を持つ一派の存在を邪魔に思い、片っ端から排除して行きました。おそらく、このリべリウスが建てた聖堂内で、リべリウスの側近だったウルシヌス(ダマスス1世の対立教皇。在位:366~367年)が殺害されたのではないかと言われています。
この事件により聖堂は”冒涜”されてしまった為、建設されてあまり時間が経っていなかった聖堂を、シクストゥスが自分の代になって新しく建て直したのではないかと考える研究者もいます。いずれにしても非常に長い歴史のある教会です。

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↑ 8月5日の夜はサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂前に雪が降ります。これは、356年にリべリウスの夢の中にマリア様が出て来て、「これから雪が降る場所に聖堂を建てなさい。」というお告げを聞いたことに由来しています。そして真夏でもあるに関わらず、古代の8月5日の朝、この地に雪が積もりました。
写真はイベントが始まる直前の様子です。撮影時間は20時20分頃で、聖堂前の広場(写真奥)を見ていただくと、まだ準備中で入れない様になっています。20時30分から柵が取り去られ、聖堂近くまで入れるようになりました!

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↑ この様に、この日は周辺の道路は封鎖され、バスや車も迂回しなければなりません。


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↑ 20時30分を過ぎ、聖堂の前の広場まで来ることが出来ました。聖堂のファサードへのイルミネーションが始まりました。


⇒続きを読む"真夏に降るロマンチックな雪!毎年8月5日は"雪の奇跡"-サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂"

2017年8月31日

昨年2016年は、日本とイタリアが国交を結んでから150年となる記念すべき年でした。その為、日本及びイタリア各地で”日伊国交150周年記念”の関連イベントが数多く行われ、もしかすると覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、5月には、ローマのシンボルでもあるコロッセオ(Colosseo)が、日伊国交150周年を記念して美しくライトアップされました。

2016年5月26日号:
【日伊国交150周年記念-光のスペクタクル】 世界遺産コロッセオが日本色に染まる!こちら


そして、今年は日本とバチカン市国(ローマ)の国交樹立75周年の年です。日本及びイタリアで開催される日本とバチカンの友好を記念した催し物は幾つかありますが、例えば、今年6月には、バチカン市国と、北イタリアのヴィチェンツァと言う都市にあるオリンピコ劇場(世界で最も古い部類に入る屋内劇場)で能公演が開催されました。その時の様子を、能楽師の宝生和英氏が、日本の公益財団法人日伊協会さんの談話会形式のイベントで9月2日(土)にお話しされると言う情報をいただきました。 こちらに皆さまにもその内容を共有致します!


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↑ ヴィチェンツァのオリンピコ劇場で舞われた「翁」。


⇒続きを読む"公益財団法人日伊協会「日本-バチカン国交樹立75周年:バチカン勧進能とヴィチェンツァ公演」談話会"

2017年8月29日

前回から2週間、間があいてしまいました。
この期間のイタリアは大変な暑さに見舞われていました。先日のブログで既に恐ろしい者達の到来を予告をしていましたが、アフリカからの高気圧ルシファー(悪魔)の到着で、ローマは連日40度越えの気温となり、最初は40度はきついかなと思っていたのですが、41度までであれば耐えられることが分かりました(ニッコリ)。新しく発見したことは、筆者の場合、駄目な温度と耐えられる温度の差が41度と42度の間にあり、42度を過ぎると特別動かなくとも顔が茹でダコの様に赤くなることが分かりました。それ程の暑さです。
そして、一番暑い日に仕事でオルヴィエートと言うウンブリア州の町に行ったのですが、山の中のこの町はローマ以上に暑かったです。オルヴィエートの駅に到着した時は日陰で43度だったのですが、夏休みでタクシーの運転手の多くが休暇に入っている為、何とタクシーが一台もいません。タクシー会社に電話してタクシーが来るまで待つことになりました。トタンの様な屋根付きのタクシー乗り場で待っていましたが、日陰でも体を包む空気全体がとても熱く、汗が止まりませんでした。一番近くにいたタクシーが到着するまでの1時間の間に、大量の水を飲みました。空気が乾燥しているので、飲んでも飲んでもどんどん出て行ってしまうという感じです。空気の湿度が低いと本当に危険ですので、暑い時には水分補給を十分にされて下さい。
この日は、ローマにいた友人も暑さで仕事中に鼻血を出したと言っていたので、オルヴィエート程でないにしても、強烈な暑さだった様です。最近はローマは気温も大分下がり、日中は35度程です。


さて、7月22日号で「夏の夜のオペラはローマ・カラカラ浴場で!オペラ鑑賞の服装は?」こちら と言う記事を書きましたが、偶然にもその直後に、知り合いからオペラのチケットをいただき、カラカラ浴場にオペラを見に行くことになりました。今日はその時の様子をお届けしたいと思います!

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↑ 開演直前の様子です。ローマでは、オペラはオペラ座で通常は行われますが、夏の間はカラカラ浴場の遺跡で野外オペラが開催されています。遺跡の間でのオペラ鑑賞は、おそらく世界でもここだけ、とてもローマらしいイベントです!

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↑ カラカラ浴場でのオペラには色々な演目があります。筆者は、ジュセッペ・ヴェルディのナブッコ(Nabucco)の日のチケットをいただきました。昔ペルージャ外国人大学に通っていた頃、イタリア音楽史と言う科目の試験の為に、ナブッコのストーリーを食卓の椅子を相手に気が狂ったかの様に復唱(丸暗記)していた記憶が蘇りました!
オペラの開演は21時からでしたので、友人と入口の前で20時30分に待ち合わせをしました。入口を入るとすぐ左に受付があり、ここで予約確認書をチケットに換えてもらいます。中に足を踏み入れると、内部にはもうお客さんがいました。(写真参照)


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↑ どんどんお客さんが入って来ます。客席のスペースは広いです。
カラカラ帝の治世下の216年に完成した浴場の遺跡は、日中は普通の観光スポットの一つとして訪れることが出来ます。


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↑ 日が沈み始めます。イタリアカサマツがこれまた良い雰囲気を醸し出しています。成長すると8階建ての建物位の信じられない大きさになる素晴らしいマツです。


⇒続きを読む"ローマ・カラカラ浴場にオペラを見に行って来ました!"

2017年8月20日
2017年8月 5日
2017年7月31日
2017年7月30日
2017年7月30日
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    ローマ特派員
    阿部 美寿穂
    ローマ県公認観光通訳。ローマ大学文学哲学部卒(文化遺産学西洋美術史専攻)、国立ペルージャ外国人大学修了。日本では園芸学を学んだ後、公的機関で企画・広報に6年間携わる。植物の専門知識を活かしてイタリアの庭園、ハーブガーデン、ヴィッラも専門的に案内。通訳、コーディネート等のお問い合わせはこちらまでお気軽にどうぞ。ローマから日常生活やイタリア旅行のヒントなどをお届けしています。
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