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イタリア/ローマ特派員ブログ 阿部 美寿穂

イタリア・ローマ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

皆さん、こんにちは!
ローマは、現在も半分ロックダウン中です。政令により、イタリア国内で新型コロナウイルス感染症対策のために、州によって色分けされた制限措置が取られています。色には、感染が拡大していない順に、ホワイトゾーン、イエローゾーン、オレンジゾーン、レッドゾーンがあります。ローマは、いままで大方の期間がイエローゾーンでしたが、クリスマスから年末年始にかけて再び感染者数が増加し、警戒をしなければならない状態に入ったため、一歩進み、より規制が厳しくなったオレンジゾーンに変更になりました。しかし、少し前からようやく落ち着きを取り戻し、先週からまたイエローゾーンに戻りました。イエローゾーンは、ローマ市内の移動でしたら認められていますので、久しぶりにローマの海に行って来ました。


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↑ ローマの海は、ローマの中心部から電車や車で30分程でアクセスができます。こちらは、どなたでも自由に利用することのできる砂浜「レモン/Limone イタリア語でリモーネ」です。ゾーンによって、分かりやすい名前がついています。海辺を散歩中の3匹の犬が、楽しそうに飛び跳ねていました。


イタリアでは、新型コロナウイルスの感染爆発が起こってから、今月でちょうど1年になります。昨年2020年の3~5月は、私たちは非常に厳しいロックダウンも経験しました。必要不可欠な用事でなければ、家から出ることができませんでした。


Mare Roma 2.jpg

↑ とても穏やかな地中海のティレニア海です。気が付いたら、砂浜を4kmくらい歩いていたようです。そして、終点のローマ観光港まで行き、懲りずにまた歩いて帰って来ました。途中の砂浜でピザを食べて休んでいたところ、お腹の空いた鳥に襲われそうになりました。


コロナウイルスの感染拡大と予防のために制限された生活が長く続き、イタリアでも、ストレスを感じる人が多くなって来ました。今回は、周りのイタリア人はどのようにして乗り切っているのかをご紹介したいと思います。


Mare Roma 3.jpg

↑ 綺麗な色の石がたくさんありました。



まずは、一つ目は、「好きなものを食べる」です。
特にロックダウン中は、外に出てはいけない自宅謹慎生活となりますので、家の中で楽しみを見つける以外ありません。逆に、家の中がつまらないと地獄生活となります。周りのイタリア人を見てみると、好きなパスタを作って食べたり、ケーキを焼いてみたり、好きなものを食べて楽しんでいるようです。今まで下戸だった人が、ロックダウン中に酒飲みに変身したという事例もあります。ワインなど飲まなかった人が、銘柄に詳しくなっていてびっくりしました。



二つ目は、「人と話す」です。
人間は社会性のある生き物ですので、内面に巣食う思いをある程度吐き出すことで、ストレスが軽くなることもあります。コロナ禍の今、さまざまな場所で人々から相談を受けているイタリアの精神科医の話によると、相手は壁でもかまいませんので、自分のことを変に思わず、自由にお話をしましょうとのことでした。壁がなければ、犬や猫、金魚、布団などでもかまいません。



三つ目は、「コロナはあと4~5年は続くものだと思い、腹をくくろう」です。コロナ禍はもう少しで終わるので、あとちょっとの辛抱!と思っていると、そうでなかったときの落胆がより一層ひどくなります。
専門家の話によると、〇〇まで頑張ろうと思って希望を持ち、そこでその時が来ると、また延長で頑張らなくてはならなくなる状況になり、また歯を食いしばって頑張ると、またゴールは遠のくという揺り戻しが一番精神には良くないそうです。希望、落胆、希望、落胆を長期間繰り返すと、人間はいつか壊れます。必ず壊れていきます。ですので、長いスパンで先を見て、なるべく揺さぶりを心にかけないようにして、安定させて行くと良いそうです。



四つ目は、「体を動かそう」です。
これは、特に日頃から歩くのが大好きなイタリア人の友人たちが、ロックダウンで家から出られなかった時に、とてもストレスがたまったと話していたことからです。「自己宣誓書」を持参すれば、家の外で運動する時間は認められますが、やはり自由に好きなところへ行けるいつもとは勝手が違います。警察もあちこちにいて、緊張します。そのため、家の中で、軽い疲労を感じるまでストレッチや体操をたくさんして、ストレスを発散したと言っていました。運動は、少し疲れを感じるくらいに行うのがいいようです。良く眠れるようになります。




⇒続きを読む"コロナ禍のリラックス法!イタリア人の乗り切り方8選"

2021年2月 9日

皆さんこんにちは!
イタリアでは昨日2020年10月25日、新型コロナウイルスの1日の感染数が2万1273人を記録し、ウイルスが2月下旬に流行し始めてから、最悪の結果となりました。イタリアで新型コロナウイルスの感染が爆発し、ロックダウン(全土封鎖)に入ったばかりの3月20日前後で、1日当たりの新規感染者数が6600人程度でしたので、現在はとても深刻な状況です。
最後に記事を書いたのは、7月13日ですが、その間も、イタリアではコロナウイルスはなくなった訳ではなく、1日の新規感染者数が7月14日の114人と、数字的にはやや落ち着いた状況ながらも存在はしておりました。イタリアでは、3月から5月にかけて、非常に厳しいロックダウンを行いましたので、その後は、一人ひとりの努力や自覚もあり、国内では比較的長い間、感染を抑えるためのコントロールができていたと言えます。


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↑ 先日、感染爆発寸前に滑り込みセーフで、花の都フィレンツェに行って来ました。こちらは、高台にあるバルディーニ庭園の藤棚からフィレンツェの町のパノラマを撮影したものです。美しいルネサンスの古都が、ローマからの旅人(当方)を迎えてくれましたが、大聖堂(ドゥオーモ)の大きなクーポラが、「危ないからそろそろ早く帰りなさい!」と言っているようにも聞こえました。


ということで、新型コロナウイルスが再び猛威を振るうイタリアから、本日より、現地のレポートを再開したいと思います。第二波の情報です。
1ヵ月で爆発的に感染者数が増えてしまう怖ろしさを、3月には現地で身をもって体験しています。その時の、最初にイタリアに新型コロナウイルスが拡大した時の状況は、過去のブログに書き留めておりますので、どうぞご覧下さい。
再開第1回目は、怖いお話ではなく、先日訪れたフィレンツェの写真を織り交ぜながらお届けします。

Firenze 25 oct 2020 3.JPG

↑ こちらも、バルディーニ庭園の藤棚の下からのフィレンツェの眺めです。写真の中央あたりを左から右に横切るように茶色の細いものが見えていると思いますが、こちらはフィレンツェを流れるアルノ川です。前日まで大雨が続いていた為、茶色の濁流となっていました。丘に囲まれた盆地のフィレンツェは静寂のなかにたたずみ、信じられない美しさを見せてくれます。教会の、時を知らせる鐘の音がはるか遠くから聞こえて来ます。

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↑ 大聖堂(ドゥオーモ)が見えて来ました。手前が洗礼堂、その奥に見えるのがジョットの鐘楼です。いつものフィレンツェに比べると、コロナウイルスの影響で観光の方はとても少ないです。聞こえてくるのはイタリア語ばかりです。

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↑ 筆者は、よその町に行くとまず最初にすることは、バール(カフェのようなところ)に入ることです。カプチーノを飲むと、だいたい町の雰囲気がつかめます。また、味がおいしいかどうかなど(?)で、今日この町と相性が良いかも分かります。帰りに、動かない犬に出会いました。フィレンツェの名物である素敵な革製品がたくさん並んでいます。



⇒続きを読む"イタリア コロナ感染者数過去最悪 再びロックダウンはあるか!"

2020年10月26日

ローマからこんにちは!
皆さまご存じのように、イタリアは新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年3月10日よりイタリア全土で移動制限が適用されることとなりました。その日から、家からも出ることもままならない状態が約3ヵ月続き、筆者もまるまると3.5kg太ってしまいましたが、何とか生き延びております。

イタリアは、コンテ首相が、1月末に6ヵ月間の非常事態宣言を発令しましたので、いまだ7月31日までは緊急事態下に置かれていますが、7月に入り夏の陽気がもたらす気分の解放感とともに、ようやく罪の意識をあまり感じずに外を歩けるようになりました。とはいっても、ローマはたびたびクラスターが発生している状態で、油断できる状況ではありません。

つい数日前は、筆者の親しい友人がコロナウイルスに感染の疑いがあるということで、PCR検査を受けてきました。近所の病院に腰の痛みで行った際に、診てくれたお医者さんがコロナウイルスに感染したことが判明し、該当するであろう週に診察した患者さん全員に電話連絡をして来た為、友人もその日に大急ぎで検査に行ったとのことでした。結果は陰性でしたが、筆者も念の為、友人の感染の有無がわかるまで自宅から出ないように指示がありました。実際、自分の身の近くに迫って来るとこうなってしまったことに対する諦めもありますが、不安はあるものです。
といった理由から、全ての方が安心して滞在できると分かるまでは、観光目的でのイタリア訪問はおすすめしないのですが、本日は、少し前にローマの町をやっと歩くことができるようになりましたので、その時に撮影した写真を紹介します!

ローマの今1.JPG

↑ 外出禁止で長い間歩いていなかった為、脚が他の人の脚のような感覚になっていましたが、ただ歩くのも嬉しく、暑さも気にせずに世界遺産のコロッセオに行って来ました。観光目的の方はまだ入れない状態ですので、地元民しかいません。地元民しかいませんと書いていますが、地元民すらいません。ご覧のとおり、コロッセオ前で人間に会うことはありませんでした。こんなに寂しそうなコロッセオを見たのは初めてです。
今日現在のイタリアのコロナウイルス感染者は24万3000人、1日当たりの新規感染者数はイタリア全土で200人前後出ています。


ローマの今2.JPG

↑ 続いて、スペイン広場です。スペイン階段も、いつもは世界中からの観光客が集まり、様々な言語が聞こえてくる場所ですが、この通り、蛍光色のベストを着たお巡りさんとローマっ子が数人いるだけです。首の後ろが焼けましたが、それでもいいと思っています。厳しいロックダウンで3ヵ月近く外に出られず、初めて長く外出をして、これほど日の光を浴びることができて嬉しいと思ったことはありませんでした。いつか歳を重ね、この肉体が朽ち果てて行く時に、人間として、動物として、もっと太陽に当たっておけば良かったなあときっと思うはずだと心から感じたのです。コロナウイルス拡散前は、日焼けなどにも多少気を遣っていましたが、今はあまり気にしません。本当に大切なことがクリアに見えるようになって来ました。


ローマの今3.JPG

↑ 暑くなると、こちらのバロックの巨匠ベルニーニのバルカッチャの噴水の周りにはいつも大勢の人が座っていますが、誰もいません。いかにローマは観光客であふれていたかが分かります。


ローマの今4.JPG

↑ こちらはパンテオンです。パンテオンの周りのレストランは開けているところが多いですが、観光客がおらず、したがって入るお客さんは誰もいない為、何軒かは普段はお店の中にいるウエイターさん達が店の外に出てお喋りをしています。この広場も、歩く人は地元の人ばかりで、とても悲しくなりました。



⇒続きを読む"新型コロナウイルスと戦うローマの今の様子です!"

2020年7月13日
2020年3月30日
2020年3月27日
2020年3月23日
2020年3月21日
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  • 特派員プロフィール
  • ローマ特派員

    ローマ特派員
    阿部 美寿穂
    神奈川県出身。イタリア政府公認観光通訳、ツアーコンダクター(伊⇔英、日)。ローマ大学卒(文学哲学部文化遺産学専攻)、国立ペルージャ外国人大学修了。日本の公的機関で企画及び広報業務に6年間携わった後、渡伊。ご質問・ご相談などの各種お問い合わせはどなた様もお気軽にこちらまでどうぞ。また下記のSNSでは、イタリアの日常生活や旅行ヒントなどを毎日お送りしています!
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