ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)解禁

公開日 : 2009年11月18日
最終更新 :
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こんにちは。

ボジョレーヌーボーが、ついに11月19日解禁になりましたね!

ボジョレーはフランスのボジョレー地区でできた、ガメイ種と規定されています。

さて、イタリアは?

イタリアでは、ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)と呼ばれ、

毎年11月6日が解禁日。

栽培地域指定、葡萄品種指定はなく、イタリア各地で個性豊かな新ワイン、ヴィーノ・ノヴェッロを楽しむことができます。

また、秋も深まり11月には、サグラSagra(複数形ではサグレSagre)と呼ばれる収穫祭が各地で開かれています。ローマ北部のマリャーノ・サビーナ(Magliano Sabina)という町の、新ワイン(ヴィーノ・ノヴェッロ)と新オリーブオイル(オリオ・ヌオーヴォ)の収穫祭に行ってきました!

ローマから北に上る、ローマ・ヴィテルボ線という電車に乗り、

約1時間半で到着したのが、チヴィタ・カステッラーナ駅(Civita Castellana)

ここからタクシーと思っていたのですが、駅に書かれているタクシー番号は

どれも繋がりません(涙)

そんな窮地を救ってくれたのは、この小さなチヴィタ・カステッラーナ駅駅長のニコラ・リナルディさん。収穫祭のために、わざわざ遠くからやってきた私のために、約10キロ先の会場まで車で送り届けてくれました(本当に感謝感謝です。)

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実は、駅長さんも、家にオリーブの木があり、収穫をしているのだそう。

昨年の、オリーブの実の収穫記録ノートを見せてくれました!

一日約7本のオリーブの木の実を収穫しているのだそうです。

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さて、会場のある、Magliano Sabinaという小さな町は小高い丘の上にあり、爽やかな空気というのを通り越して、凍るように冷たく、手袋を持ってこなかったのを後悔したくらいでした。

ワインのボトルを木につるした、かわいらしいこの生産者のヴィーノノヴェッロ、試飲させて頂いたら、アルコール発酵時にできた炭酸なのか、若干下の上でワインがコロコロとはじけるような口当たりで、とってもフルーティ♪

多くの生産者は、ヴィーノノヴェッロを作る時、早くアルコール発酵を促すため、

Macerazione carbonica(炭酸ガス浸漬法)という方法で作られ、年内に消費するものとされていますが、この会社は通常の方法で生産されているので、来年の中ごろまで楽しむことができるそうです。

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こちらは、オリーブオイルの試飲会場。

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トーストされカリカリになったパンに

絞りたてのオリーブオイルをたっぷりとかけたものは、何物にも代えられない美味しさです。

この収穫祭には、地元率、ほぼ100%といっていいくらい、

地域密着型の小さな収穫祭でした。

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