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イタリア/ローマ特派員ブログ 旧特派員 青木 真理子

イタリア・ローマ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2011年7月13日

イタリアのポレンタ、そしてご挨拶。


イタリアのポレンタ、そしてご挨拶。

東日本大震災の犠牲になられた方々のご冥福と、被害にあわれた皆様にこころよりお見舞いを申し上げます。


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さて、久しぶりのイタリアの料理について書いてみたいと思います。イタリア料理の中で、好き嫌いが大きく分かれる料理といえば、ポレンタ(Polenta)。荒挽きのトウモロコシ粉に、水、オリーブオイル、塩など加えて、木ベラで根気よく、45分以上かき混ぜながら煮込んだものが一般的です。


トロトロとしていて粒が舌に残る食感は、日本人には苦手に感じることも多いようで、初めてポレンタを口にしたときは、「塩がついていないトンガリコーンがドロドロとしたヘンな食べ物!」と、未知の味覚との遭遇に軽く衝撃を(どちらかというと悪い方に・・・)うけたものですが、2回、3回と回を重ねると、ポレンタ好きになっていました。


ポレンタは、イタリア全土で食べられるわけではなく、中部イタリア以北、特に、北イタリアで食べられています。北イタリアブレーシャに住んでいたときは、地元の同居人は、シチリア人に、「ポレントーネ」と、からかわれるほど、よく食べていました。


さて、ポレンタの名産地で、ロミオとジュリエットの舞台ヴェローナで食べたポレンタだらけのお食事を一挙、大公開しちゃいます。

まずは、友人と一緒にはいったお店で

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プリモは、パッパルデッレと

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ビーゴリ

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メインとなるセコンドピアットは、生肉のたたき、カルネクルーダ。ケイパー、イタリアンパセリ、レモン、そして塩でしっかり味付けをして、美味しく頂けました。

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そして、ヴェローナで名物の馬肉。数々のハーブをつかって煮込んだ深い味わいの馬肉には、ポレンタがたっぷりと添えられていました!二人で、これだけ食べるとおなかいっぱい!特に、ポレンタはお腹にたまります。と、いうことで、秋・冬には、体あたたまるお料理ですが、猛暑日だったので、汗びっしょり。

Osteria Al Duca
Via Arche Scaligere, 2, 37121 Verona
TEL +39 045 594474

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そして、次の日に入ったオステリアでは、(写真は、別のお店で私のお気に入りのワインバー)

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町の中心なのに、地元の人たちが押し掛けるこのオステリアでは、プリモはヴェローナ名物パスタ・エ・ファジョーリ。香味野菜、ハーブ、パンチェッタなど豚の脂肪でじっくりと煮込んだ白インゲン豆のスープにパスタが入った、奥行きのある、ほっこりとした味わいの郷土料理。

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そして、メインは、バッカラ(塩ダラ)。こちらにもポレンタ。塩味がしっかりとしているので、ポレンタと食べるとちょうどいい塩梅なのです。

Osteria Al Carroarmato
Vicolo Gatto, 2, 37121 Verona,
TEL +39 045 803 0175

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そして、アマローネの先駆的な名門のつくり手「MASI」主催のディナーにご招待頂いたときのこと。場所は、MASIと一緒にワインを生産している、セレーゴ・アリギエーリのフォレステリア

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なんと、ケータリングにきてくださったのは、Da Vittorio(ダ・ヴィットリオ) という、ミシュラン3つ星レストラン。MASIのワインと合わせた最高に美味しい郷土料理を用意してくださいました。そして、お隣の席は、なんと、ミラノの名門貴族ヴィスコンティ伯爵ご夫妻でした。

数えきれないアンティパストに続いてでてきたのは、リゾット・アラ・ミラネーゼは、セレーゴ・アリギエーリのBianco del Veronese IGT 「Possessioni Bianco 2010」とともに。

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そして、ベルガモの郷土料理スカルピノック・ディ・パッレ(Scarpinocc di parre、中身がチーズ中心がはいったラビオリ)は、Brolo Campofirin Oro 2010 と。

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そして、メインは豪華に、豚のアマローネ煮込みのポレンタ添え。長時間コトコト煮込んだ風味豊かな豚は、やっぱりポレンタが一番の相棒。セレーゴ・アリギエーリのアマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ「Vaio Armaron 2005」とパーフェクトなマリアージュ。マアジ×ダ・ヴィットリオという夢の共演にも、やはり、ポレンタは欠かせないものでした!

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そして、ヴェローナとミラノの間にある、美しい丘の町ベルガモのお菓子屋さんでは、ポレンタ・エ・オゼイ(Polenta e Osei)、つまり、「ポレンタと小鳥」という意味の、同名のお料理を模ったお菓子もウインドーを飾っています。お料理のポレンタと違い、トウモロコシ粉は一切使われておらず、スポンジ生地にチョコレートクリームを挟んだ半球型のお菓子で、上にマジパンで覆い、砂糖をかけた、とってもあま~い、ドルチェです。


北イタリアの人のポレンタへの愛着を垣間見るポレンタ・エ・オゼイ、なんと、かわいいお菓子なのでしょうか!

もし、ヴェローナやヴェネツィア、ベルガモ、フリウリなど北イタリアにいらっしゃることがあれば、ぜひ、ポレンタをお試しを。どっしりと重厚感のあるポレンタは、ワインとともに、秋からのイタリア旅行にお勧めです。

ポレンタ料理の多くは、北イタリアでは写真のようにとろとろとした状態で、肉料理や魚料理の付け合わせとされます。ポレンタにゴルゴンゾーラなどの塩が利いているチーズと合わせてプリモピアットとしても食べられます。(これは、家庭で食べられることが多いです。)


また、ドロドロなポレンタをバットに入れておけば、翌日には固まり、7センチ×5センチ×1センチ程度の長方形やひし形に切って、グリルしたり、トスカーナなど中部イタリアでは、油でじっくりと揚げたフリットにし、肉料理や魚料理の付け合わせや、上にバッカラ(塩ダラ)やラグーをのせたりして、こちらも美味。初めての方は、フリットの方が衝撃が少ないかも。ちょっとトンガリコーンに似ていて香ばしいです(笑)


さて、地球の歩き方ローマ特派員のブログですが、家族の都合でフランスに引っ越ししましたため、今回の記事を最後とさせて頂きます。お忙しい中、当ブログに足をお運び頂きましたた皆様、そしてコメントやメッセージをくださいました皆様に、心より感謝申しあげげます。イタリアのおいしい空気を少しでも感じていただけていれば幸いです。フランスでの日常にご興味をお持ちいただける方は、どうぞこちらのブログ を引き続きご覧くださいませ。


また、新しい出会いや発見の機会を与えてくださいました地球の歩き方の皆様、特に、高橋女史には、いつも大変お世話になり、本当にありがとうございました。


イタリアの郷土料理に惚れこんで、どんどん深みにはまっていき、イタリアの食関連のお仕事もさせて頂けるようになったところで、フランスへ?と、初めは戸惑いましたが、フランスも美食の国。言葉の壁もありますが、ポジティブに、そして自分らしく、また新しい世界が開けるよう頑張っていこうと思います。


最後に、当ブログにお付き合い頂きましたみなさま、本当にありがとうございました。皆様がご健康で、心安らぐよりよい一日が訪れますことをお祈りいたしております。


                                               青木 真理子

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    ローマ特派員
    青木 真理子
    2006年よりダンナさんを日本においてイタリア料理留学中。レストラン、ワインガイドのガンベロロッソの調理製菓プロコースのデュプロマを取得し、ローマの星付リストランテで料理修業。イタリアの食事情を綴ったブログ「イタリア料理紀行dal ガンベロロッソ」が好評。過去には、アマルフィ海岸サレルノ、シエナ、キャンティ等田舎に暮らす。イタリアワインソムリエ、オリーブオイルソムリエ。

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