バレンタインデーの起源も古代ローマにあり!?

公開日 : 2012年02月09日
最終更新 :

先週に続き、今週末も雨と雪のローマですが、2月14日は聖バレンタインの日。

日本では女性が意中の男性にチョコレートを贈り、愛を告白する日ですが、イタリアでは恋人や夫婦がチョコレートに限らずお互いにプレゼントを贈り合うのが習慣です。

調べてみると、その起源も古代ローマにあるという説が出てきました。

3世紀半ば、ローマ皇帝クラウディウス2世は、恋人を故郷に残してきた兵士の士気が低下すると危惧し、彼らの結婚を禁止しました。しかし当時キリスト教司祭だった聖バレンタインは、禁令に背いて恋人たちの結婚式を隠れて執り行い、その結果捕らえられ、269年に処刑となりました。また処刑日は、もともとローマ神話において主神ユピテルの妻で、家庭と結婚の神でもあった女神ユノの日とされていた2月14日が敢えて選ばれたといいます。

こうして愛を誓う日として2月14日が祝されるようになったとか。

ただ起源については史実としての証拠が無く、諸説さまざまあるため、現在、カトリック教会では公式には祝日としていません。ですからイタリアでも2月14日は平日です。

ちなみに聖バレンタインは、中部イタリア・ウンブリア州テルニの司祭だったため、現在はこの町の守護聖人となっています。

また余談ですが、同名の聖人の頭蓋骨が聖遺物としてローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に収められています。「真実の口」で有名な教会で、観光客も多いスポットですが、こちらの聖バレンタインは、バレンタインデーの元になった聖人とは無関係だということです。

さて、21世紀のイタリア、ローマのバレンタインは。。。

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「I want you」と書かれた青いハート型のクッションや、コスメグッズ、指輪を見ていたカップルです。

ちなみに、日本のように義理チョコの習慣もありません!

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