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イタリア/ローマ特派員ブログ 旧特派員 福田 敦子

イタリア・ローマ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2012年4月21日

ヌミズマティカ ~コイン収集~


ヌミズマティカ ~コイン収集~

近頃ダンナがはまっている趣味。それは、アンティークのコイン収集です。

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もともとお祖父さんが集めていた世界各国のコインがどっさりあったのですが、最近になって叔母さんが保管していたその他のコインも譲り受け、一気にコレクター熱が燃え上がっているよう。
育児の合間、暇があれば虫眼鏡片手に、いろんなコインをひっくり返しては眺め、インターネットで調べたりしています。


そのおかげで私も新しいイタリア語の単語を覚えました。それはまさに Numismatica(ヌミズマティカ)。

「貨幣・古銭研究」という意味です。


さて、これが、ヌミズマティカの雑誌。
なぜか可愛いミス・イタリアちゃんがコインを持ってますが・・・。

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そして、ここが行きつけ(?)のヌミズマティカのお店です。絨毯張りの床、壁一面の木製の本棚、店長はひげのおじいさんと無愛想な息子・・・といったものものしい雰囲気ですが、気さくに色々教えてくれます。

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さすがプロというべきですが、私が日本の家からもらってきた江戸時代末期の「一分銀」と「一朱銀」を持っていって見てもらったところ、一目で「BU!」「SHU!」と見抜き、時代推定もばっちりでした。


さらに、月一回行われる青空市場には、骨董品屋さんも数店顔を出します。
いっけんガラクタばかりのお店でも、古ぼけたコインが山積みになって置かれていて、中にはガラスケースに入った1枚250ユーロ(約2万3000円)なんてのもありました。

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というわけで、我が家秘蔵の(?)コイン!


1927年鋳造の20リラ銅貨。
ムッソリーニの横顔が彫られています。

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・・・が実はこれ、よく調べてみると、実際に貨幣として流通していたものではなくて、戦後に作られた記念メダルのようなものだとか。

ムッソリーニが彫られた硬貨は一枚も鋳造されたことが無く、当時の本物の20リラ硬貨にはヴィットリオ・エマヌエーレ3世が描かれていたそうです。


こちらは1774年のバチカン教皇領で発行されたスクードという種類の硬貨。

ローマ数字でMDCCLXXIV(1774)とあります。

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1774年9月にクレメンス14世が死去してから、次の法王ピウス6世が選出される1775年2月までの法王が不在の間(SEDE VACANTE)に鋳造されたものだそうです。

表には聖ピエトロの象徴の鍵と紋章、裏面には聖霊の象徴の鳩が後光と一緒に彫られていて、VENI LUMEN CORDIUM(心の光よ、来たり給え)と書かれています。

これはどうやらホンモノらしいのですが、後世にペンダントヘッドとして使用されていたらしく、止め具が付けられてしまっていて、コインとしての価値は半減・・・。


このコレクション、はまるのも分かる気がします。

こうやって1枚1枚エピソードを調べていくと面白いですね。

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2012年4月21日
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    ローマ特派員
    福田 敦子
    学生時代よりイタリアに魅せられ、卒業後はイタリア食材輸入商社に勤務。2006年渡伊、サンレモの語学学校で秘書兼日本語教師を務め、2008年にローマ郊外の港町オスティアに移住。ローマっ子のダンナと息子くんを中心に、家族や友人に支えられ、翻訳業と育児とを両立中。お勧めスポットや時事ネタ、日常生活あれこれ&イタリア働く子育て事情をお送り致します!

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