ジェラート屋さん本格始動

公開日 : 2012年05月23日
最終更新 :

このところイタリアでは、暗いニュースが続いています。ただでさえ大不況の続く時期。イタリアの国内総生産は2012年、2013年ともにマイナスの予測で、国家公務員を含む企業の大型リストラが毎日のように取り沙汰され、2012年の失業率は9.5%(日本の倍以上)に達する見込みだそうです。棄却されましたがペット税や、協議中の炭酸飲料税3セント、なんていう法案も出される始末で、医療費負担が増えたり、増税もあちこちで行われつつあります。さらに5月19日に起きた南イタリアのブリンディシで起きた専門学校無差別爆破テロでは、16歳の少女が死亡し、そのほかにも7人の負傷者が出ています。犯行声明は無く、マフィアによるものとも言われていますが、現段階でいまだ不明です。防犯カメラが、犯人らしき人物が遠隔操作で爆弾のリモコンを押す瞬間を捉えているものの、足取りはつかめず。70~80年代に吹き荒れた反体制テロの嵐の再来かとも言われ、被害にあった子どもたちの両親や学校の生徒たち、ブリンディシ市民はもちろん、イタリア中を不安に落としています。

そして5月20日、エミリア・ロマーニャ州で起きたマグニチュード5.1の地震のニュースは日本でももちろん報道されていますね。死者7名、避難者約5000人、パルミッジャーノ・レッジャーノ・チーズや陶器で有名なこの地域の工場や倉庫が多大な被害を受け、失業者数も増加と懸念されています。また、中世の教会や建築物は崩れ落ち、アンドレア・マンテーニャの絵画が名高い、マントヴァ市にあるゴンザーガ家のドゥカーレ宮殿の壁画なども破損し、今現在も余震が続いているようです。

・・・こういった悲しいニュースばかりでは気持ちも滅入ってしまうので、日常の身の回りにある楽しいことをお届けしたいと思います。ということで、5月半ば頃から、お天気のよい日中は30度近くを記録するようになりました!

(寒い日は雹が降ったりして、温度差15度以上だったりするんですが)

オスティアの海岸では、ビーチで日光浴どころか、ビキニで海水の中に入って泳いでいる人も。

さて、冬でも大繁盛のジェラート屋さんも、いよいよハイシーズンとあって本格始動です。

大人の男性でも、おじいちゃんもおばあちゃんも、小さな赤ちゃんやワンちゃんまで(!)、ジェラートを嬉しそうに食べている人たちで街はいっぱい。

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イタリアのジェラートにも、大量生産工業製品だったり着色料や増粘剤、香料などが添加されているものもありますが、Artigianale(アルティジャナーレ、手作りという意味)と銘打っているジェラート屋さんはフルーツや新鮮なミルクから作る無添加、天然ジェラートを扱っていて、それぞれ材料の味がそのまま伝わってきてほんとに美味しいです。

カラフルで楽しげに飾られたジェラートたち。種類もたくさんあります。

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早く食べないと溶けてきて、手がジェラートまみれになってしまうコーンより、ゆっくり味わえるカップが私は好きなんですが。

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海にジェラート。もう夏も間近です。

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