町の落書き・・・
イタリアでは、陸橋や高架下はもちろん、歩道、アパート、店舗、駅や図書館、学校、はては教会の壁にもペンキで落書きがされていることが多々あります。
政治家や行政、法律を揶揄したプロパガンダ的なメッセージ、サッカーチームの応援落書き、など内容も様々です。
こういったラブラブなメッセージの落書きは、以前からあったのかもしれませんが、2004年に公開された、人気作家フェデリコ・モッチャ原作・イケメン俳優リッカルド・スカマルチョを主役にした映画、『Tre metri sopra il cielo』が発端では?とひそかに思っています。
映画の中では、ローマに実際にあるCorso Francia(フランチャ通り)が陸橋になっている欄干部分に書かれた「IO E TE, TRE METRI SOPRA IL CIELO(オレとキミ、空の上3メートル)」というメッセージがキーワードとなって、お嬢様育ちのヒロインとリッカルド演じる不良少年の純粋かつ切ない恋が描かれていくのですが、8年前のヒット作にも関わらず、この文言そのままの落書きを今でもあちこちで見かけます。
このほか、私が見つけた中での傑作はこれ。
SONO NATO X SOGNARE (ボクは夢見るために生まれた)
E TU ... (そしてキミは...)
X ESSERE IL MIO SOGNO ... (ボクの夢になるために生まれてきたんだ)
TI AMO !!! (愛してるよ !!!)
こんなのも。
TVB
これは、Ti Voglio Bene = キミが大好き の頭文字をとって省略したもの。若者世代に略語、携帯やパソコンのショートメッセージが流行るのはどこも一緒ですね。
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