8月15日は何の日?

公開日 : 2012年08月15日
最終更新 :

日本では、忘れてはならない第二次世界大戦の終戦記念日であり、お盆の最中でもある8月15日。

イタリアでもこの日は宗教祭日。

聖母マリアが死後天に召されたという「聖母被昇天祭」なんです。

イタリア語でFerragosto(フェッラゴスト)と呼ばれる8月15日、そもそも語源はやっぱり古代ローマ。8月(August)の名前の由来でもあるアウグストゥス帝(在位:紀元前27年 - 紀元14年)が紀元前18世紀頃に定めた祭日、「Feriae Augusti」という行事が始まりだそうですよ。当時、既にこの8月半ば~後半に収穫祭、豊穣のお祭が行われていたこともあり、それまでの労働から離れて山や海へ避暑に行き、疲れを癒して、みんなで休息しよう!という日を定めたとか。

その後5~6世紀頃にキリスト教が広まり、皇帝マウリキウス(在位:582年 - 602年)時代に、8月15日に聖母の被昇天祭が行われるようになったそうです。

このフェッラゴストという単語は知ってはいましたが、語源は知りませんでした!

よく考えてみると、Ferie(フェリエ)って「有給休暇」や「休業」といった意味で普段でもよく使う単語でした。

というわけで、この時期になると町のお店はあちこち夏休みです。

2012-08-15_10-30-27_822.jpg

右の夏季休業のお知らせは、Buon Ferragosto a tutti (みなさん、良いフェッラゴストを!)なんてメッセージ付きです。

でもって海は朝から海水客で大にぎわい。

2012-08-15_10-52-52_126.jpg

まだまだ暑い夏は続きます。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。