8月15日は何の日?
日本では、忘れてはならない第二次世界大戦の終戦記念日であり、お盆の最中でもある8月15日。
イタリアでもこの日は宗教祭日。
聖母マリアが死後天に召されたという「聖母被昇天祭」なんです。
イタリア語でFerragosto(フェッラゴスト)と呼ばれる8月15日、そもそも語源はやっぱり古代ローマ。8月(August)の名前の由来でもあるアウグストゥス帝(在位:紀元前27年 - 紀元14年)が紀元前18世紀頃に定めた祭日、「Feriae Augusti」という行事が始まりだそうですよ。当時、既にこの8月半ば~後半に収穫祭、豊穣のお祭が行われていたこともあり、それまでの労働から離れて山や海へ避暑に行き、疲れを癒して、みんなで休息しよう!という日を定めたとか。
その後5~6世紀頃にキリスト教が広まり、皇帝マウリキウス(在位:582年 - 602年)時代に、8月15日に聖母の被昇天祭が行われるようになったそうです。
このフェッラゴストという単語は知ってはいましたが、語源は知りませんでした!
よく考えてみると、Ferie(フェリエ)って「有給休暇」や「休業」といった意味で普段でもよく使う単語でした。
というわけで、この時期になると町のお店はあちこち夏休みです。
右の夏季休業のお知らせは、Buon Ferragosto a tutti (みなさん、良いフェッラゴストを!)なんてメッセージ付きです。
でもって海は朝から海水客で大にぎわい。
まだまだ暑い夏は続きます。
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