ローマ中心で涼むなら・・・教会の中!
酷暑のローマ、既に40度を記録しました。
8月にもなると、バカンスで海や山へ行く人が増え、ローマ市内は人が激減します。
それでも旅行客の方々は相変わらず。この暑さの中、頑張って観光に励んでいらっしゃいます!
ローマ旧市街は石畳の道(つまり舗装が悪くてガタガタ)、坂道、曲がりくねった道が多く、地図で見ると近いようでも、実際に歩くと体力を奪われてしまうもの。
主要な地下鉄駅などでは、市が熱中症対策でペットボトルのお水を無料配布することもあるくらいです。
ただ、湿度が日本よりは低いので、木陰や日陰に入ると少しは息をつくことができます。
さらに分厚い石材で建造された教会の中は、ひんやりといってもいいくらい。歩き疲れてちょっと一息つきたい時に教会に立ち寄れば、歴史を感じながら、美術館の中で休憩しているような体験を味わうこともできます。
今日は、たまたま行って来たヴェネツィア広場から歩いて5分の教会をご紹介します。
1551年から建造が始まったジェズ教会(Chiesa del Gesù )と呼ばれるこの教会は、かつてイエズス会の本拠地だった場所です。世界中のイエズス会教会はこの建物をモデルにして建築されたとか。正面の荘厳な構え、ファサードは「世界初の真のバロック様式のファサード」と言われているそうです。
さらに、圧巻なのが内部装飾。
これでもかというほど豪華な金ぱくの縁取り、漆喰の浮き彫り、大理石の彫刻・・・そして色鮮やかな天井のフレスコ画が迫ってきます。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ガウッリという画家による『イエスの御名の勝利(Trionfo del Nome di Gesù)』という作品です。
実は下に大きな鏡が置かれていて、上を見上げずともそこに写る天井画を鑑賞することができます。
もう一つの見所は、主祭壇を正面に見て左奥から2番目の聖イグナチウス礼拝堂。この教会内で最も秀逸な傑作と呼ばれていて、イエズス会の初代総長だった聖イグナチオ・デ・ロヨラの像が収められているのですが、昼間は絵画で隠されています。毎日、17時30分に荘厳な音楽が流れ、絵がスライドして金ぴかのイグナチオ像がライトに照らされて登場する仕掛けになっています。機会があればぜひ、ご覧ください。ジェズ教会 ヴェネツィア広場を背に左に進んですぐ左側Via degli Astalli, 1600186 Roma
大通りはアスファルトの照り返しも強く、おまけに夕方9時くらいまで日が沈まないので本当に熱中症には気をつけてください!
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