イタリア旅行安全対策 その1

公開日 : 2012年09月18日
最終更新 :

日本は連休で、旅行へ出かける方も多い時期と思いますが、ローマでも日本人の旅行者を(いつもにも増して)良く見かける季節です。

そして、残念ながらスリやひったくりの被害に遭われる方も増えてしまうシーズンでもあります。

大使館に報告されている盗難被害の大半は、スリ・置き引き・引ったくりだそうです。

そして、2011年に発生した件数は、スリ13万4千件、引ったくり1万7千件、前年比で約2割増えているんだとか(イタリア内務省発表)。

日本人観光客がターゲットにされやすいのは昔からですが、在住の私でも、まして生粋のローマっ子でも被害に遭ってしまうのですから、用心に用心を重ねるのに越したことはありません。

相手はプロのスリ。すられる瞬間はまったく分かりません。後から考えると「あの時だったんだ・・・」と分かるので、よりいっそう悔しい!!!

もちろんお金やクレジットカードも大切ですが、思い出の写真が詰まったデジカメや、もっと重要なパスポートなどが盗られてしまうと旅行そのものが悲しい記憶になってしまいます。

イタリアを楽しんでいただくために!イタリアで素敵な旅行を満喫していただくために!

大使館でも啓蒙している盗難対策を2回にわたってご紹介したいと思います。

★スリ

混み合う地下鉄,バスの車両で多く発生。

バスは40番など、特に危険というウワサを耳にします。

また、市内観光や地方旅行等の出発点になるローマ中央駅「テルミニ駅」の地下鉄で出鼻から被害に遭ってしまうケースも少なくありません。

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←混んでいる車両には乗らない。イタリア人は通勤時でさえ混んでいる車両は避けます。混んでいる車内は盗まれやすい状況です。

←混んでいる地下鉄に乗る際、出入り口付近で押されている間に盗まれ、そのまま犯人は車両に乗らずに逃げます。

また観光名所など人混みの中で、ファスナーを開けられ、所持品を抜き取られていたことに気づくケースが後を絶ちません。

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←鞄は身体の前に持ち、チャックまたはふた付のものを使用し、人混みの中などは開口部を手で押さえる。

高価な装飾品や時計は身につけない、地図を広げてウロウロしたりしない、などガイドブックにも注意事項が記載されていますが、質素な格好やバックパッカーのようなスタイルをしたからといって油断は禁物です!!!!

つづきは次回へ。

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