芸術の秋!テルミニ駅すぐのローマ国立博物館 マッシモ宮
芸術の秋!
ということで、ローマにはほんとに数え切れないほどの有名な博物館、美術館がありますが、ツアーなどにはまず組み込まれていない、けれど重要な作品や発掘品を所蔵している博物館や美術館をご紹介します。
今回は、テルミニ駅から徒歩5分のローマ国立博物館、マッシモ宮です。
地下鉄A線の出入り口があるレプブリカ広場からも徒歩5分で、行きやすさは抜群。
地下1階は硬貨の博物館になっており、まだまだ丸いコインの形になる前の、古代の「お金」から、ローマ時代、中世を経て近代イタリアにいたるまで、ものすごい数の硬貨が勢ぞろいしています。古代からコインの鋳造方法の発展の様子なども見られて、けっこう面白かったです。
装飾品や銀製品のセクション、さらにはグロッタロッサのミイラなどもあるので、興味がある人はのぞいてみてください。
地上階と2階(イタリア式では「1階」と表記)には、古代ローマ共和制時代の後期の彫刻やローマ帝国後期の胸像、ブロンズ像、石像を堪能できます。
見どころの一点、休む兵士のブロンズ像。
古代ローマ人の胸像は無数にあって、モデルが判明していないものも多々展示されていますが、これ見てください!誰かに似ていませんか??
イタリアでは映画監督として超有名な、北野武監督に似てる~! と興奮していたのは私だけでしたが。
また、テルマエ・ロマエにも登場するハドリアヌス帝やその妻の彫刻もあり、彼の寵愛した美青年、アンティノウスの像もあります。
ほんとに美青年ですね~。
このアンティノウス、ナイル川で溺死という謎に包まれた非業の最期を遂げ、それを悲しんだハドリアヌス帝が山ほどの彫刻を作らせているので、ローマだけでもカピトリーノ美術館、バチカン美術館などにいくつか所蔵されています。比べてみるのも面白いかも。
3階(イタリア式では「2階」と表記)には、古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの妻、リウィアの別荘に使用されていた壁画や、当時のモザイクや象嵌細工が展示されています。
細かなモザイク画の精巧さ、幾何学的な模様の美しさなど、その技術と美的センスには感嘆するばかり。
自然を模写した絵画的な造詣も素晴らしいですが、何をモデルにこうしたジオメトリックなデザインを考案していたんだろう、と本当に凄いと思います。
ローマ、テルミニ駅近くで時間があるときは、訪れてみてください。
Museo Nazionale Romano Pallazzo Masiimo
Largo di Villa Peretti 1
RomeRM, Lazio 00185Italia
開館時間 : 9時から19時45分まで(入場18時45分まで)
月曜、12月25日、1月1日は休館
+39.06.39967700
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